2014/09/26 (FRI)

平成26年度「スーパーグローバル大学創成支援(タイプB:グローバル化牽引型)」に採択されました

キーワード:グローバル

OBJECTIVE.

文部科学省平成26年度「スーパーグローバル大学創成支援(タイプB:グローバル化牽引型)」に本学の構想「グローバルリベラルアーツ×リーダーシップ教育×自己変革力 -世界で際立つ大学への改革-」が採択されました。

「スーパーグローバル大学創成支援」事業は、徹底した国際化と大学改革を断行する大学を重点支援することにより、我が国の高等教育の国際競争力を強化することを目的として、今年度から実施するものです。

対象事業には、世界大学ランキングトップ100を目指す力のある、世界レベルの教育研究を行うトップ大学を対象とする「タイプA:トップ型」と、これまでの実績を基に更に先導的試行に挑戦し、我が国の大学の国際化を牽引する大学を対象とする「タイプB:グローバル化牽引型」の2つのタイプがあります。

今回本学が申請した「タイプB:グローバル化牽引型」には93件の応募があり、24件が採択されました。

「グローバルリベラルアーツ×リーダーシップ教育×自己変革力 -世界で際立つ大学への改革-」について

本構想では、(1)カリキュラム改革、(2)学生の意識の改革、(3)ガバナンスの改革という3つの取り組みを、有機的・戦略的に関連付けて実行します。具体的な方策としては、本年5月に公表した国際化ビジョン「Rikkyo Global 24」に示した24の方策を基盤として、140年に及ぶリベラルアーツ教育や先進的なリーダーシップ教育といったオンリーワンの取組をさらに改良・推進するとともに、欧米のリベラルアーツ大学とのネットワーク構築や対話を通じた世界水準の教育システムを構築することにより、他大学を牽引する創造性と展開性とを備えた自己変革力のある大学を目指します。

【カリキュラム改革】
本構想におけるカリキュラム改革の具体的な柱は、(1)「新しい」リーダーシップ教育、(2)立教学士課程プログラム、(3)グローバル教養副専攻群、(4)グローバル・リベラルアーツプログラム、(5)国際連携大学院プログラムの5つです。

(1)「新しい」リーダーシップ教育
全学共通カリキュラムにおけるグローバル・リーダーシップ・プログラム、経営学部におけるビジネス・リーダーシップ・プログラムの実績を各学部の専門教育および体育会等の正課外教育にも波及させ、「新しい」グローバルリーダーを育成します。

(2)立教学士課程プログラム
立教学士課程プログラムは、学生に4年間の学びの展望を持たせるために、教養科目、専門科目および正課外活動を有機的に結びつけた4年間のカリキュラム体系です。学生の成長段階に応じて4年間を導入期、形成期および完成期の3期に区分し、各期の学習成果を踏まえて学びの環境を全学統一的な課程(プログラム)として再構築します。さらに、初年次をリベラルアーツを学ぶ基礎を作り上げる導入期と位置づけ、大学での「学修」に係る基本的姿勢の育成を目指した「立教ファーストタームプログラム」を展開します。

(3)グローバル教養副専攻群
異文化または専門分野を架橋する上で必要となる「横断知」を習得させるために、すべての学部学生を対象とし、10学部の多様性を活かした副専攻群(16単位以上修得)を設置し、学部・学科を越えた履修機会の拡大を図ります。各副専攻では、国際的かつ横断的なテーマのもとで複数の授業科目をモジュール化するとともに、サマープログラム、海外インターシップなど海外での活動を体験します。

(4)グローバル・リベラルアーツプログラム
大学入学前の段階で入学後の専攻分野を細かく定めない(特定の学部に属さない)英語による授業科目のみで卒業可能なグローバル・リベラルアーツプログラム(GLAP)を新たに展開します。
GLAPに所属する学生は、1年間の海外留学を必須とし、留学前には、混住寮で共同生活をしながら、徹底的なチュートリアル教育を受講します。帰国後はそれまでの学修過程で得た関心や問題意識に基づき、2種類の専門教育コースから1つを選択します。

(5)国際連携大学院プログラム
インドネシアを中心とするASEAN、中東およびアフリカ諸国からの外国人留学生等を対象に、英語のみで修了できる国際連携大学院プログラムを開設します。

【学生の意識の改革】
学生の大規模な流動性の持続的な実現を目指し、休業期間を利用したサマープログラム等の正課を通じた海外体験への動機付け、グローバルラウンジを活用した外国人留学生との交流、正課外活動でのリーダーシップ教育など、学生の自主性を育みながら世界に視野を広げる環境を整備していきます。そして、正課・正課外のさまざまなプログラムを通じて、学生に世界を学び、世界に関わりたいという意欲を獲得させていきます。

【ガバナンスの改革】
ガバナンス改革を、カリキュラムの改革および学生の意識の改革の2つの改革と相互に関連付けることで、学生・教職員の流動性を最大化し、立教大学の国際通用性および国際競争力を向上させます。
(1)国際通用性を見据えた評価、研修等
(2)科目ナンバリングおよびGPAの全学実施、柔軟な学事暦の設定等
(3)国際化推進機構の設置等による迅速な意思決定の実現
(4)意思決定機関等への外国人の参画
(5)教職員に占める女性比率の増加
(6)ダイバーシティ・カウンシルの設置
(7)グローバル全学入試の導入
(8)教育情報の徹底的な公表

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