【変更】レクチャーコンサート「ザムエル・シャイト—『カンツィオネス・サクレ』と『コンチェルトゥス・サクリ』—「ドイツオルガン音楽の父」の初期声楽作品をめぐって」(動画公開期間:2022/3/10~2022/9/30)

INFORMATION

  • 2022年3月10日(木)
  • オンライン開催

3/10追記
【変更】
本レクチャーコンサートの動画を公開いたしました。
本イベントページ備考欄または、キリスト教学研究科のホームページからご覧ください。


2/2追記
【変更】
本レクチャーコンサートは本来2022年2月19日(土)に立教大学諸聖徒礼拝堂にて実施予定でしたが、新型コロナウィルス感染防止策のため一般非公開となりました。
講演・演奏を収録し、3月上旬にYou Tubeによるオンライン配信にて公開します。
本イベントページ備考欄または、キリスト教学研究科のホームページからご覧ください。





本レクチャーコンサートは、科研費による研究課題18K00242基盤研究(C)「ザムエル・シャイトの声楽作品研究—「ドイツオルガン音楽の父」再評価への試み」(2018~2021年度)の研究成果報告となるものである。

【本プロジェクトについて】
ザムエル・シャイトSamuel Scheidt (1587-1654)は、17世紀前半に中部ドイツで活躍した作曲家・オルガニストである。優れた対位法技法とドイツ・ルター派教会音楽への貢献、ドイツ鍵盤音楽の発展に寄与したことから「ドイツオルガン音楽の父」とも呼ばれている。その一方、鍵盤作品より遥かに多い240曲以上もの声楽作品が現存するにもかかわらず、彼の声楽作品には関心が払われてこなかった。今回取り上げる『カンツィオネス・サクレ』はシャイトが初めて出版した大規模な宗教的合唱曲集(全38曲)である。この作品が含まれているシャイト全集第4巻(1933年)は戦前に絶版になり、新たな校訂譜出版の動きもなく、詳細な作品研究もなされていない。そこで新たに校訂譜を作成し、演奏とともに紹介し、作曲家としてのシャイトの再評価を試みるのが本プロジェクトである。

コロナ禍のため延期されたレクチャーコンサート(中間報告)は非公開で収録され、本年8月2日より動画配信中である。今回は『カンツィオネス・サクレ』より2曲のほか、1622年に出版された『コンチェルトゥス・サクリ』という器楽伴奏を伴う大規模な曲集からも2曲演奏予定である。

講師等

講師

研究代表者/本学大学院キリスト教学研究科特任教授
米沢 陽子

東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(古楽研究領域バロックオルガン専攻)修了、博士号(音楽)を取得。主たる研究領域は16-18世紀ドイツの鍵盤音楽および教会音楽で、特にザムエル・シャイトの鍵盤作品と声楽作品を重点的に研究している。オルガンを木田みな子、石田一子、酒井多賀志、宮本とも子、鈴木雅明、廣野嗣雄の各氏に、音楽学を大角欣矢氏に師事。文化庁新進芸術家海外留学制度研修員として渡独、シュターデオルガンアカデミーにてマルティン・ベッカー氏に師事。国内外で演奏活動を行なっている。カトリック山手教会・目黒教会オルガニスト。日本オルガニスト協会会員、日本オルガン研究会会長。東京藝術大学音楽学部古楽科教育研究助手、東京純心大学看護学部教授を経て、現在、本学大学院キリスト教学研究科特任教授。

研究分担者/東京藝術大学音楽学部楽理科教授
大角 欣矢 氏

東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了、同博士課程満期退学。音楽学を服部幸三、角倉一朗に師事。在学中、ドイツ、テュービンゲン大学文化学部音楽学専攻に留学。東京藝術大学音楽学部助手、鳴門教育大学学校教育学部助教授を経て、現在、東京藝術大学音楽学部教授。専門は西洋音楽史。特に16~18世紀ドイツの宗教音楽について重点的に研究を行う。著書に『憶えよ、汝死すべきを──死をめぐるドイツ・プロテスタンティズムと音楽の歴史』(共著、日本基督教団出版局、2009年)。第24回「辻壮一・三浦アンナ記念学術奨励金」受賞(2012年)。

演奏

サリクス・カンマーコア(Salicus Kammerchor)

東京藝術大学バッハカンタータクラブの卒業生メンバーを中心に、2015年に結成。中世、ルネサンス、バロック期までの宗教声楽作品、特にJ.S.バッハの作品を演奏することを目的としている。シャイトと同時代のシュッツの作品も得意とし、豊かな表現力、安定した歌唱力には定評がある。シャイトの声楽作品演奏に考えうる限り最も相応しい演奏団体である。
前回の科研プロジェクト(平成27~29年度、基盤研究(C) 15K02195)の研究成果発表(於:2018年3月3日、日本聖公会聖パウロ教会)の際にも演奏を依頼、好評を博した。

古楽器アンサンブル

国内外で活躍する古楽器奏者による室内オーケストラである。本レクチャーコンサートのために特別に編成される。

詳細情報

名称

【変更】レクチャーコンサート「ザムエル・シャイト—『カンツィオネス・サクレ』と『コンチェルトゥス・サクリ』—「ドイツオルガン音楽の父」の初期声楽作品をめぐって」(動画公開期間:2022/3/10~2022/9/30)

内容

第1部レクチャー
米沢陽子、大角欣矢氏

第2部コンサート
合唱:サリクス・カンマーコア
管弦楽:古楽器奏者による器楽アンサンブル
【出演者】
Soprano: 鏑木綾氏、中須美喜氏/Alto: 金成佳枝氏、富本泰成氏
Tenor: 渡辺研一郎氏、金沢青児氏/Bass: 井上優氏、小藤洋平氏
Vn1: 遠藤結子氏/Vn2: 大光嘉理人氏/Va: 佐々木梨花氏/Violone: 角谷朋紀氏
Zink: 上野訓子氏/Alto Sackbut: 宮下宣子氏/Tenor Suckbut: 南紘平氏
Bass Scukbut: 石原左近氏
Org: 新妻由加氏/指揮:櫻井元希氏

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

お問い合わせ

キリスト教学研究科教育研究コーディネーター (担当:依田)

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