レクチャーコンサート「ザムエル・シャイト『カンツィオネス・サクレCantiones sacrae』をめぐって「ドイツオルガン音楽の父」の声楽作品(仮題)」

INFORMATION

  • 2020年2月29日(土)15:00~17:00
  • 池袋キャンパス 立教学院諸聖徒礼拝堂(池袋チャペル)

ザムエル・シャイトSamuel Scheidt(1587-1654)は、17世紀前半に中部ドイツで活躍した作曲家・オルガニストである。同時代のシュッツ(1585-1672)やシャイン(1586-1630)とともに「17世紀ドイツの3大S」の一人に数えられ、ドイツ・ルター派教会音楽への貢献、ドイツ鍵盤音楽の発展に寄与したことから「バッハの先達者」、また「ドイツオルガン音楽の父」とも呼ばれている。その一方、鍵盤作品より遥かに多い240曲以上もの声楽作品が現存するにもかかわらず、シャイトの声楽作品には関心が払われてこなかった。今回取り上げる『カンツィオネス・サクレ』(全38曲)はシャイトが1620年に出版した8声部による宗教的合唱曲集である。この作品が含まれる『シャイト全集第4巻』(1933年)は戦前に絶版になり、以後新たな校訂譜出版の動きもなく、演奏機会も少なく、十分な作品研究もなされないまま現在に至る。そこで新たに校訂譜を作成し、演奏とともに紹介し、作曲家としてのシャイトの再評価を試みるものである。今回のレクチャーコンサートでは、各パート1人ずつ8人の声楽陣とオルガン通奏低音奏者によって演奏される。

講師等

レクチャー講師

研究代表者/本学大学院キリスト教学研究科特任教授
米沢 陽子

東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(古楽研究領域バロックオルガン専攻)修了、博士号(音楽)を取得。主たる研究領域は16-18世紀ドイツの鍵盤音楽および教会音楽で、特にザムエル・シャイトの鍵盤作品と声楽作品を重点的に研究している。オルガンを木田みな子、石田一子、酒井多賀志、宮本とも子、鈴木雅明、廣野嗣雄の各氏に、音楽学を大角欣矢氏に師事。文化庁新進芸術家海外留学制度研修員として渡独、シュターデオルガンアカデミーにてマルティン・ベッカー氏に師事。国内外で演奏活動を行なっている。カトリック山手教会および目黒教会オルガニスト。東京藝術大学音楽学部古楽科教育研究助手、東京純心大学看護学部教授を経て、現在、本学大学院キリスト教学研究科特任教授。

研究分担者/東京芸術大学音楽学部楽理科教授
大角 欣矢 氏

東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了、同博士課程満期退学。音楽学を服部幸三、角倉一朗に師事。在学中、ドイツ、テュービンゲン大学文化学部音楽学専攻に留学。東京藝術大学音楽学部助手、鳴門教育大学学校教育学部助教授を経て、現在、東京藝術大学音楽学部教授。専門は西洋音楽史。特に16〜18世紀ドイツの宗教音楽について重点的に研究を行う。著書に『憶えよ、汝死すべきを──死をめぐるドイツ・プロテスタンティズムと音楽の歴史』(共著、日本基督教団出版局、2009年)。第24回「辻壮一・三浦アンナ記念学術奨励金」受賞(2012年)。

演奏

サリクス・カンマーコア(Salicus Kammerchor)

主宰:櫻井元希
東京藝術大学バッハカンタータクラブの卒業生メンバーを中心に、2015年に結成。中世、ルネサンス、バロック期までの宗教声楽作品、特にJ.S.バッハの作品を演奏することを目的としている。シャイトと同時代のシュッツの作品も得意とし、豊かな表現力、安定した歌唱力には定評がある。シャイトの声楽作品演奏に考えうる限り最も相応しい演奏団体である。
前回の科研プロジェクト(平成27~29年度、基盤研究(C)15K02195)の研究成果発表(於:2018年3月3日、日本聖公会聖パウロ教会)の際にも演奏を依頼、好評を博した。
※本レクチャーコンサートにおいては、楽曲構成上必要となる、声楽メンバー8名と、専属通奏低音担当であるオルガニスト1名が出演する予定である。

詳細情報

名称

レクチャーコンサート「ザムエル・シャイト『カンツィオネス・サクレCantiones sacrae』をめぐって「ドイツオルガン音楽の父」の声楽作品(仮題)」

内容

第1部レクチャー(米沢 陽子、大角 欣矢 氏)
第2部コンサート(合唱:サリクス・カンマーコア)

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

キリスト教学研究科

共催

教会音楽研究所

お問い合わせ

キリスト教学研究科教育研究コーディネーター(担当 依田)