立教大学での外国人留学生の現状——コロナ禍においても学びを止めない

立教大学

2022/07/13

RIKKYO GLOBAL

OVERVIEW

新型コロナウイルス感染症拡大による出入国制限により、留学生の派遣・受け入れは困難を極めています。
立教大学では、在籍する730人の外国人留学生※を対象に学びの機会を止めないよう、オンラインを活用した授業を行うとともに交流イベントを継続して実施しています。
今回は、外国人留学生の現状と国内学生との交流についてご紹介します。

※学部・大学院学生の合計。2021年10月時点

外国人留学生の学び

立教大学では、2021年10月時点で730人の外国人留学生(以下、留学生)が在籍しています。そのうち立教大学のキャンパスで学ぶ留学生は約500人。日本へ入国した留学生はキャンパスでの対面授業を、入国ができていない留学生は国外からオンライン授業で学びを進めています。国内にいる学生と国外にいる留学生が共に学ぶ、オンラインと対面をミックスした授業も多く、それぞれの状況に応じて学びを止めない工夫を行っています。

左:留学生オリエンテーション/右:未入国の留学生とのオンラインミックス授業

左:未入国留学生の授業参加の様子/右:対面授業の様子

正課科目「国内実践グローバルインターンシップ」

国内から、国外に拠点のある企業等で海外インターンシップに準じた業務経験を行うオンラインインターンシップ実習です。グローバルに活躍する企業の業務の仕組みを理解し、グローバル社会で活躍するための能力を高めることを目指します。
2021年度、入国がかなわなかった留学生も日本国外から参加することができました。
VOICEー体験談

画面左下が張さん

張 利在さん LEEJAE JANG 経済学部経済学科 2年次(参加時)
[受入企業]H.I.S.ニュージーランド支店(ニュージーランド)
[派遣期間]2021年10月~2022年1月(約4カ月)、計30時間程度

※韓国から参加

派遣先の旅行代行会社では、今後流行しそうなニュージーランド商品の紹介、ブログ・チラシ・セールスツールの作成、SDGsに関するレポート作成、ワインの広報動画翻訳などに携わりました。業務やインターンシップ仲間との交流を通して、英語力と日本語力をさらに伸ばすことができたと感じています。コロナ禍で日本への入国ができず、韓国からオンラインで授業を受けながらの参加となりましたが、ニュージーランドの文化や経済を感じることができ、将来の仕事へのイメージを具体化することができました。

短期集中日本語プログラム

留学生を対象にした約3週間の日本語学習プログラムです。日本語の講義と英語で行う日本語や社会、文化に関する講義で構成され、立教大学の国内学生との交流の機会も用意。実践を通して日本語のスキルを向上させることができます。2021年度はオンラインで開催し、国内学生とゲーム等を通して交流を深めました。
国内学生がキャンパスでできる国際交流やプログラム
2020・2021年度はオンラインを活用し、実施しました。

正規留学生交流会
留学生からの学生同士の交流を求める声を受けて開催。国内の留学生と入国できない留学生が、コロナ禍での学校生活や日本での生活への不安、疑問について話し合い交流しました。

七夕イベント

留学生と国内学生の国際交流
国内学生が留学生と外国語で会話できるワールドカフェや、日本語短期プログラムの留学生が一緒に七夕や福笑いなど日本文化体験をするイベント、その他文化について話し合う国際交流ソーシャルイベントを実施しました。
立教大学と海外協定校の学生の交流
立教大学と海外協定校の学生がお互いの文化を知り合う交流イベント、複数の海外協定校の学生向けに立教大学や日本文化を紹介するイベントなどを通してオンラインで交流しました。
陸前高田プロジェクト
オンラインでアメリカ、香港、シンガポールの大学生、そして陸前高田市の方々とつながり、共に震災復興の課題に向き合うプログラムを開催しました。

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