2019年度国連ユースボランティアの活動報告

成田 好さん(社会学部現代文化学科 3年)

2020/03/18

RIKKYO GLOBAL

OVERVIEW

国連ボランティア計画(UN Volunteers)が大学と連携し、ボランティアとして学生を開発途上国へ派遣するプログラム、国連ユースボランティアに2019年度は立教大学から成田 好さんが派遣されました。

国連ユースボランティアは、世界の平和と開発を支援するためにボランティアリズムを推進する国連機関である国連ボランティア計画(UN Volunteers)が、大学と連携して学生を開発途上国へボランティアとして派遣するプログラムです。

約5カ月間、開発途上国において国連事務所などの国際機関に派遣され、業務指示書に基づき各機関のスタッフや現地の人々ともに活動に従事します。ウェブサイト作成などの広報活動、プロジェクト運営の支援などを通して、教育、環境、保健衛生などの分野の活動に携わります。

成田さんは、カザフスタンのUN RCO(国連常駐調整官オフィス)にて2019年9月から2020年2月の5カ月間、国連ユースボランティアとして活動しました。この様子は現地からの週間活動レポートとしてグローバル教育センターホームページでアップしていますのでぜひご覧ください。

成田 好さんにお話を伺いました。

カザフスタン/UN RCO(国連常駐調整官オフィス)2019年9月~2020年2月
社会学部現代文化学科 3年
成田 好さん


カザフスタンのUN RCO(国連常駐調整官オフィス)について、また、今回携わった業務について教えてください
RCOは国連内の組織間の調整や国連とその他の組織(政府・ビジネス・市民団体)を繋ぐ役割をしています。組織全体を取りまとめるチームなので、国連が現在掲げているSDGs(持続可能な開発目標)に関する仕事は全般的にRCOの管轄となっていました。

そのため私はSDGsの広報担当者としてカザフスタンのRCOに派遣されました。主な業務として公式ウェブサイト・SNSの管理、イベントの設営やグッズのデザインさらにインタビュー動画の作成を行いました。

さらに上司の許可を得て、同僚が参加するミーティングやワークショップに参加させてもらいました。普段の業務では知ること・関わることのできない専門的な内容を学ぶことができ、とても刺激を受けました。他には立教大学の先生方の協力を得て、現地の大学でワークショップを開催し、大学生の国連やSDGsに対する意見を聞くことができました。
印象に残っている仕事を教えてください
国連の中でも重要な国際デーである「国連の日」を祝うイベントのためにインタビュー動画を作成したことです。

「国連の日」のイベントを開催するに当たってRCOでミーティングが行われた際、自分が担当できる業務の少なさに焦りと悔しさを覚えました。そこで上司に直接相談をし、動画を作成することを認めてもらいました。

主に国連側が事前に作成していたビデオにロシア語の字幕を付けることと、国連職員やその知り合いの家族である子どもたちにとって国連とはどのような組織なのかをインタビューしたものをまとめる動画の制作を行いました。

いざ進めていくとロシア語話者とのコミュニケーションやインタビューが思い通りに進まないことなど多くの壁に当たりましたが、いつでもサポートしてくれるRCOチームのおかげで無事に完成することができました。

当日動画を流した際に来場していたゲストの方々が笑顔で楽しんでくれているところを見た時は大きなやりがいを感じました。また後日インタビューに参加してくれた人々から「いい思い出になった!ありがとう!」と声をかけてもらった時には、このボランティアの間、自分だからできる仕事をして微力ながらもチームに貢献していきたいと感じるようになりました。
現地で働いてみて感じたことを教えてください
日本で国連やカザフスタンのことを調べていきましたが、実際は全くと言って良い程役に立たずそこで自分が感じたことがすべてだと知りました。特にそこで働いている人々が組織を作っていることを学びました。

国連は誰もが知っている世界最大の国際機関として権威ある存在だと考えられていると思います。しかしカザフスタンの国連スタッフは現状に満足することなく、常に目の前の課題に必死で取り組んでいました。

このような姿勢に強く刺激を受け、一人一人の意識が組織に対して大きな影響があるのだと実感しました。私自身も仕事に対してより真剣に、積極的に取り組むように努力しました。
自身の成長や変化があれば教えてください
自分で考えて行動する積極性です。派遣当初は上司に質問するだけで緊張してしまい、何時間も自分のオフィスで悩んでいたこともありました。しかし仕事を与えてもらうことは当たり前ではなく自分で動かなくては何も変わらないと思い、常にアンテナを張るようになりました。

具体的には任せられた仕事に自分なりの付加価値をつけることを試し、もしそれが評価されなかったら反省点を見つけしっかりと向き合う、また上司・同僚のスケジュールをチェックして同行できるものすべてに参加させてもらいました。

一番意識したことは上司・同僚と積極的にコミュニケーションを取ることです。他愛ない会話から携わっているプロジェクトまで、どんな質問・要求にも真摯に受け止めてくれる姿勢に自分が積極的になればなるほど応えてくれる人がいるのだと実感しました。
国連ユースボランティアでの経験とこれから
私は本当に周りの人々に恵まれ、この出会いが一番の財産になりました。その中でも同僚や友達と互いの文化の違いや共通点を見つけ楽しむことが背景の異なる相手を理解することに繋がると学びました。

この経験を生かして自分自身の当たり前を基準にせず、多様性を実現できるように行動していきたいです。また国連で働くという経験によって改めて国際問題に取り組む人間になりたいと思いました。

そのため国際協力に対して様々なアプローチを経験し、自分の可能性を広げたいと思います。そして知識やスキルを高め、即戦力になれるような人材を目指します。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

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