創立の礎—151年—
チャプレンのことば
2025/06/11
キリスト教とチャペル
OVERVIEW
チャプレンからのメッセージです。
チャプレン長 広田 勝一
創立の礎—151年—

日本聖公会の礎を据えたC.M.ウィリアムズ主教※は、1874年に築地居留地の一角に立教学校を創立、それは聖書と英学を教える小さな私塾であった。
日本在住50年、熱意ある開拓精神、切り詰めた生活、業績を誇らない謙虚さ、何よりも自分ではなく神に栄光を帰する歩み、帰国に際してはごく限られた人だけに伝え、船上から神の祝福を祈りつつ日本を離れる主教のその生涯は、「道を伝えて己を伝えず」この言葉に集約される。
後日有志は、故郷バージニア州にある墓地に追墓碑を建て「創業ノ難ヲ排シ堅忍能ク日本聖公会ノ基ヲ奠ム…日本在任五十年道ヲ伝ヘテ己ヲ伝ヘズ…」と刻んだ。師の神に対する姿勢を倣いつつ、改めて151年前の創立の礎を想起する。
「あなたがたに神の言葉を語った指導者たちのことを思い出しなさい。彼らの生き様の結末をよく見て、その信仰に倣いなさい」(ヘブライ人への手紙13章7節)。
※C.M.ウィリアムズ主教:創立者チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教。1908年にアメリカへ帰国し、1910年に永眠。
日本在住50年、熱意ある開拓精神、切り詰めた生活、業績を誇らない謙虚さ、何よりも自分ではなく神に栄光を帰する歩み、帰国に際してはごく限られた人だけに伝え、船上から神の祝福を祈りつつ日本を離れる主教のその生涯は、「道を伝えて己を伝えず」この言葉に集約される。
後日有志は、故郷バージニア州にある墓地に追墓碑を建て「創業ノ難ヲ排シ堅忍能ク日本聖公会ノ基ヲ奠ム…日本在任五十年道ヲ伝ヘテ己ヲ伝ヘズ…」と刻んだ。師の神に対する姿勢を倣いつつ、改めて151年前の創立の礎を想起する。
「あなたがたに神の言葉を語った指導者たちのことを思い出しなさい。彼らの生き様の結末をよく見て、その信仰に倣いなさい」(ヘブライ人への手紙13章7節)。
※C.M.ウィリアムズ主教:創立者チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教。1908年にアメリカへ帰国し、1910年に永眠。
※本記事は季刊「立教」272号(2025年4月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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