就活スタイルは人それぞれもっと個性や違いがあっていい

金子 桃恵さん ボッシュ株式会社(文学部文学科 ドイツ文学専修 2020年3月卒業)

2020/04/01

キャリアの立教

OVERVIEW

文学部の卒業生に立教大学での学生生活とキャリア形成についてお聞きしました。

授業とサークル、イベント参加で英語とドイツ語を修得

高校生の頃から、大学生になったら留学しようと考えていたので、海外の協定校が多い立教大学を選びました。英語は好きだったものの、英会話を習ったことも、留学経験もなく、大学でがんばろうと文学部を選択。さらに英語以外にもうひとつ言語を修得した方が、自分の自信になるだろうと、ドイツ文学専修に進みました。

入って良かったと思う点は、ドイツ文学専修は少人数制で、先生が学生一人ひとりの面倒をしっかり見てくれるところでした。また学科内の授業だけでなく、全学共通科目(一般教養科目)や他の学科の授業を履修できる点も良かったです。私の場合は学部の授業で集中的にドイツ語を勉強し、全カリで英語の授業を履修。さらに英語に触れるために、英会話サークルに入ったほか、交換留学生との交流会にも積極的に参加しました。英語とドイツ語に関しては、外に目を向けなくとも、大学内で十分に勉強ができました。

留学中はあえて専門外の授業を履修し、学びを広げた

留学先はドイツのボン大学を選択。3年生の秋から休学し、一年間行きました。授業は基本的にドイツ語で、交換留学生向けにゆっくり話してくれる授業もあります。そのコースのなかで「何か発表してください」と言われたときは、ゼミで研究していたドイツの作家ハイネについて、卒論のテーマに関する部分を発表していました。せっかくの機会だったので、ドイツ人学生向けの正規の授業もなるべく取ろうと、異文化コミュニケーションの授業を履修。日本とは違う分野の勉強は、純粋に楽しかったです。

困ったのは日常生活のささいなこと。留学生にはドイツ人のバディがつくことになっていたのですが、先方の手違いでつけてもらえなかったのです。しかしこれも勉強だと、友達の友達に頼んで一緒に銀行に来てもらうなど、人の手を借りることでなんとか解決。

このときの心細かった経験から、日本に帰国後、留学生をサポートする活動に参加するようになりました。

留学で語学力に自信がつき、就職への考え方が変化

3年生の夏休みのタイミングで帰国。就活を考えるタイミングだったのですが、留学する前後で、考え方がガラリと変わっていたのには自分でも驚きました。行く前は語学を活かした仕事は視野に入れていなかったのですが、留学中にある程度の自信がついたのでしょう。帰国後は、語学力を活かせる仕事に就きたいと考えるようになっていたのです。

入社が決まったBoschは、ドイツ留学中に応募し、日本で半年間インターンシップに参加した企業。当初は一ヵ月の予定だったのですが、ここでもっと学びたいと思い、上司に相談して半年間になりました。就活に支障が出ることは分かっていたのですが、それでもやる価値があると信じたのです。

フルタイムで長期のインターンシップという、一般的な日本の就活スタイルとは違ったのですが、就活の進め方は、人それぞれに違いがあっていいと思います。海外に出るとみんな自由で驚きますよ。日本の就活も、みんなもっと自分らしくあっていいのではないでしょうか。

「自分にはこれがある」と言えるよう、スキルを磨き続けたい

ドイツにいたとき、同じ寮だった他の国の学生から、「日本ってすごく長時間労働なんでしょう?」「ドイツで働いた方がいいんじゃない」と言われたことがありました。そのときに思ったんです。海外に出て働くのもいいけれど、日本で、日本人の働き方を変えていくような仕事もおもしろいかなと。というのもBoschの創始者、ロバート・ボッシュは、世界で初めて8時間労働制を施行し、従業員の労働環境の整備にいち早く取り組んだ人。卒業後、Boschの日本支社で労務の仕事に就くことを決めたのには、あのときの「日本を変えたい」という思いが強く影響しています。

ひょっとすると今後、海外の大学院でまた勉強したいと考える日が来るかもしれませんが、ひとまず今やりたいことは日本にあります。まずは仕事の専門性を深めるのが第一。働きながら経験を積み、成長し、「自分にはこれがある」と胸を張って言えるスキルを身に着けたいと思います。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

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