大学は自分の関心事を徹底的に学び、さらにそれを夢に繋げる場所

金澤 まりあ さん  東京急行電鉄株式会社(社会学部社会学科 2019年3月卒)

2019/05/23

キャリアの立教

OVERVIEW

社会学部の卒業生に立教大学での学生生活とキャリア形成についてお聞きしました。

子どもの頃からの関心事を学ぶため社会学部へ

小さい頃からガウディに代表されるスペインの建築物に憧れており、あわせて人々が生活する場としての住空間に興味がありました。社会学部を志望したのも、そうした興味の延長で、人々が社会の中でどう生き、関わっていくかということに関心を持ったからです。また、高校の時に現代文の授業で出会った「社会の当たり前を疑え」という考えに触発され、そうした視点を大学での学びの軸にしたいと考えていたのも、社会学部を選んだ理由です。

実は、第一志望は別の大学だったのですが、実際に立教大学に入学してみて、生活環境に関心がある私にとって、立教大学のキャンパスはとても過ごしやすい場所でした。また、予想以上に講義の種類が豊富で、なかでも都市社会学や地域社会学が充実していたため、今では立教大学の社会学部で学ぶことができて良かったと思っています。

立教大学は様々な興味の「材料」を与えてくれた

私の大学生活を振り返ると、よく勉強した4年間であり、関心のあった都市社会学について本当に深く学ぶことができました。文系も理系も一緒に学ぶキャンパスで、他学部の友人との関わりを通して、相手からも刺激を受けられる多様性がキャンパスの中にある点も魅力でした。

立教大学は私に、様々な「材料」を用意してくれました。特にリベラルアーツ系の授業では、政治学や経済学など、自分の専攻とは異なる分野について学ぶことができ、「これって面白い!」と思えるきっかけをたくさん与えてくれたのが立教大学でした。ただしそれを選んで行動に移すのは自分です。そのため、少しでも興味があったことは、きっかけは何であれ、とにかくすべて触れてみる、学んでみるというスタンスが大切だと思います。

いま思うと、都度自分を振り返り、「この先一生できないかもしれないから、いまやるべきことを急ピッチで考える」という繰り返しでしたが、そうやって考えることが、学生生活を満足のいくものにできた理由だったかもしれません。

主体的な学びの中に将来の関心が見えた

印象に残る授業の一つに、少人数による「英語ディスカッション」の授業があります。高校では経験できなかった、ある議題について英語で議論するという経験を1年生の時に経験できたのは良かったと思います。英語そのものの修得はもちろん、話す力や理解する力も身に着けることができました。

こうして立教大学で主体的に学ぶなかで「人々の日常生活を豊かにするために必要なことは何か」という課題に関心を抱くようになり、将来の進路として、街づくりに関わることのできる会社で働きたいと考えるようになりました。

池袋キャンパスがある豊島区は、「国際アート・カルチャー都市」を掲げ、大きく変化しています。「街が変わる」過程をすぐそばで眺めることができたのも、私が街づくりに興味を持つようになったきっかけの一つかもしれません。

池袋の変化を四年間眺める中で、街の中にどのように鉄道や建物を配置すれば、人が動き、暮らしが豊かになるのか、そんなダイナミックなことを考えたいと思い、就職活動では鉄道会社を志望しました。

大学時代に培った学ぶ姿勢はこれからもきっと役立つ

OBOG訪問などを重ね、内定を頂いたのが東京急行電鉄株式会社で、「生活総合ディベロッパー」と言われるように、街づくりを行っている会社です。就職活動の際、年の近い先輩だけではなく、40代の方など広い年齢層の方にお会いすることで、その会社のカラーが見えてきました。私が東急電鉄に魅力を感じたのは、「自分にしかできない仕事をやろう」という思いを持って仕事に取り組む社員の方が多いと感じたからです。

これから社会に出るにあたり、どのようなキャリアを歩むことになるのかという不安がある一方で、自分の可能性が目の前に限りなく広がっていることにワクワクしています。

私が採用された事務系総合職という職種は、新しいことを生み出すアイデアマンであることが求められます。そのアイデアを生み出すだけの知識がいまの私にはまだまだ足りないと感じています。それを補うために、一生懸命本を読んだりしています。社会学でも現代文化という領域は避けてきたのですが、いまその重要性に気付き、勉強を始めているところです。

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