古舘客員教授の熱気あふれる授業をTAとしてサポート

経済学研究科経済学専攻博士課程後期課程1年次 関根 未来さん

2019/10/28

立教生のキャンパスライフ

OVERVIEW

2019年4月、古舘伊知郎氏が経済学部客員教授に就任。「ティーチングアシスタント(TA)」を務める関根未来さんに、授業の様子とTAとしての思いを聞いた。

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立教大学には、学部学生・大学院学生が授業運営の補助を行う「ティーチングアシスタント(TA)」「スチューデントアシスタント(SA)」制度がある。関根未来さんは、これまでにさまざまな科目のTA・SAを経験。

2019年4月からは、古舘伊知郎客員教授(1977年経済学部卒業)の全学共通科目「現代社会における言葉の持つ意味」を担当している。「教壇に立つ古舘さんは、テレビで見ていた姿といい意味で変わらず、本当に『喋る』ことが生きがいなのだと感じます。『1分1秒でも伝えたい』という熱意を支えるために、授業に集中できる環境づくりに励んでいます」言葉についての深い洞察と、「話す」ことへの情熱に満ちた講義の後には、毎回多くの学生から質問が寄せられる。古舘客員教授はその一つ一つにじっくりと答え、熱い議論が交わされているという。

毎回貼り出している授業の道しるべ的な図の前で

関根さんが初めてSAを経験したのは、学部3年次の時だった。「担当科目は経済学部1年次生必修の『情報処理入門』で、学んだPCスキルを生かしてアドバイスとサポートを行いました。授業を補助しながら、自分の復習もできる。先生との交流のきっかけにもなり、自身の学びや成長につながっています」

心掛けているのは、教員と学生の双方が気持ちよく、スムーズに授業を進められるよう気を配ること。時には、大学院進学に興味を持つ学生の相談に応じることもある。「私もTA・SAの大学院学生に相談した経験があり、具体的なアドバイスを伝えています」将来は研究者を目指している関根さん。教員と学部学生の架け橋となりながら、自らもまた夢に向かって学び続けている。

※立教大学のTA・SA制度

TA・SAハンドブック ※2019年6月18日の授業にて撮影。

本学における教育の質の向上を目的として設けられている制度。学部学生や大学院学生が授業のアシスタントを務め、履修者にとって授業をより充実したものにします。また、TA・SAの学生が教育実践のトレーニングを積む機会であるとともに、経済的に支援する目的もあります。学内応募・選考の後、研修を行った上でサポートにあたります。

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