豊島こども大学を経験して

西田 みくさん(2014年3月文学部文学科ドイツ文学専修卒業)

2014/04/07

立教生のキャンパスライフ

OVERVIEW

「豊島こども大学」は、2007年の立教大学文学部創立100周年に際し、地域連携事業の企画として開校されました。立教大学の学生が主体となり、豊島区在住・在学の小学生を対象として開催しています。2013年度、第7回を迎えた豊島こども大学の学生スタッフ代表を務めた西田さんに、お話を伺いました。

豊島こども大学について教えてください。

豊島こども大学は、2007年の立教大学文学部創立100周年に際し、地域連携事業の企画として開校されました。
豊島区役所にご協力いただき、豊島区在住・在学の小学校3年生から6年生までに「豊島こども大学 学生募集のお知らせ」を配布し、参加者を募集します。2013年度は、100名近い応募があり、30名がこども大学生として7月下旬から12月中旬までの間、期間限定の大学生活を送りました。
主に文学部の2年次以上の学生20名ほどがスタッフをして、「豊島区を知る、創る、楽しむ」をテーマに10回ほどの授業の企画・運営を行っています。

2013年度にはどのような授業が行われたのでしょうか。

「開校式」から始まり、「近藤良平さんと遊ぼう!」「豊島区を知ろう」「豊島区観光アピール大作戦」「六大学野球観戦ツアー 立教大学野球部を応援しよう!」「ハロウィン仮装行列(雨天のため中止)」「区長とティータイム」「クリスマスパーティー」などを行いました。

メインの授業は、「豊島区観光アピール大作戦」でした。まず、事前学習の授業「豊島区を知ろう」で、豊島区の観光をテーマとして、池袋・目白・駒込・雑司ヶ谷・巣鴨の5つの地域の文化や魅力についてパワーポイントを用いて説明し、クイズやワークシートを通じて学びを深めました。そして、そこで得た情報を用いて、どのように豊島区の観光をアピールするかをこどもたちに考えてもらいました。こどもらしい発想から多くのアイデアが出され、その中から、豊島区のゆるキャラをつくり、パンフレットにして多くの人に見てもらうという作戦を実行することになりました。そこで、一人一つ、豊島区の魅力を詰め込んだオリジナルの豊島区ゆるキャラを制作し、名前、特徴を設定しました。

桜やラーメン、フクロウ、メジロなどをモチーフにし、塩大福が好きといった特徴など、事前学習の成果が現れたキャラクターができました。
パンフレット『豊島区観光アピール大作戦!豊島こども大学2013』には、ゆるキャラと共に豊島こども大学の活動内容もまとめ、豊島区役所や豊島区観光情報センターにて配布しました。

特に印象に残っている授業について教えてください。

私は、「開校式」と「ハロウィン仮装行列」を担当しました。
ハロウィンの仮装行列は、立教大学のキャンパスを飛び出し、東京芸術劇場から立教大学の間の池袋の街を、一般参加者を含めた200名ほどで仮装して練り歩くというものです。そのため、豊島区、東京芸術劇場、立教通り商店街振興組合、近隣の店舗などさまざまな方々と連携をすることが必要で、事前の調整が不可欠です。通常の学生生活では接することがない方々とさまざまな相談をさせていただき準備をすることは、大変ではありましたが、楽しくもありました。また、一つの企画に本当に大勢の人が関わり準備をしているということに気づき、とてもよい経験になりました。
実は、さまざまな準備を経てようやく迎えた当日は、残念ながら大雨で、中止をせざるを得ませんでした。しかし、こども大学生や保護者の方々から「中止になって残念」という声が多く上がったため、急遽、11月3日のSt. Paul’s Festival の際に、学内でミニハロウィン仮装行列を行うことになりました。当日雨になったことは残念でしたが、想定外の出来事に対して、スタッフが一丸となり精一杯対応できたことは、とてもよい経験になりました。

西田さんが豊島こども大学のスタッフになろうと思ったきっかけを教えてください。

2年次生になったときに、学生スタッフ募集のチラシを見て興味を持ちました。当時、サークルなどに入っておらず、何かやってみたかったこと、せっかく立教大学に入ったので、立教生としての実感を持ちたかったので、学生スタッフに応募することにしました。
スタッフ間の人間関係は良く、豊島こども大学の企画についてはもちろん、それ以外にもさまざまな深い話ができ、多くの仲間ができました。また、こどもたちやその保護者の方々との出会いや、さまざまな新しい発見もあり、とても楽しく充実した3年間でした。

2013年度は、学生スタッフ代表を務めることになりました。初めは少し不安もありましたが、2年間の経験を生かし、豊島こども大学に集うこども大学生たちに小学校とは違う場所を提供するために働くことができればと思い、1年間務めました。豊島区役所や芸術劇場など、ご協力いただいているところへご挨拶に伺ったり、さまざまな募集文書を作成したり、保護者の方と接する場面も他のスタッフより多く、代表を務めたからこその経験をたくさんさせていただきました。

最後に、在学生へのメッセージをお願いします。

私の立教大学での4年間は、立教生らしさをモットーに、立教大学でしかできないと思ったことにたくさん挑戦した学生生活でした。同じ学部・学科の仲間、豊島こども大学の学生スタッフやこどもたち、保護者の方々…多くの方々との出会いを通して、自分自身が大きく成長できたと感じています。
立教大学は、とてもたくさんの経験ができる場だと思います。自分の世界に閉じこもらず、さまざまなことに挑戦し、一つでも多くの経験をし、一人でも多くの人と出会う、充実した学生生活を送っていただければと思います。

ありがとうございました。これからも新しい場でのご活躍を期待しています。

※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。

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