3年次にJリーグのクラブと契約。プロの舞台で経験を積むとともに、サッカー部への還元を目指す

体育会サッカー部 プロサッカーチーム水戸ホーリーホック所属 経営学部経営学科4年次 嵯峨 康太さん

2025/07/07

アスリート&スポーツ

OVERVIEW

3歳からサッカーを始め、一心にボールを蹴り続けてきた嵯峨康太さん。サッカー部では、攻撃陣と守備陣をつなぎ、チームを動かす役割を担う。

「私は特別足が速いわけではありませんが、技術なら誰にも負けない自信があります。サッカーは選手それぞれに武器があり、多様な個性が共存できることが魅力です」と話す。そんなサッカーの面白さを堪能したのが、1年次のトーナメント大会だ。

「強豪の中央大学に、PK戦までもつれた末に勝利しました。自分たちの特徴をうまく組み合わせれば、格上相手にも渡り合えます。試合後の達成感は格別でした」

1年次に出場したトーナメント大会(天皇杯学生系の部予備予選3回戦)で中央大学と対戦。強豪チームを相手に金星を挙げた

大学では自身の強みを伸ばしながら課題と向き合い、総合力を高めてきた。努力が実り、2024年12月にプロサッカーチームの水戸ホーリーホックと契約。翌月には、在学中から公式戦に出場できる「2025年JFA・Jリーグ特別指定選手」に認定された。「2学年上の久保庭良太選手※1が早い段階でプロの道に進み、レベルアップした姿を見てきたので、3年次での契約を目指していました」と話す。また、2024年度は小林慶太選手と庄司朗選手※2が同じくJリーグのクラブと契約した。

「立教のサッカー部が認められたようでうれしいです。映像分析から自主練習の付き添いまで、私たちの意欲に全力で応えてくださる指導者の方々には感謝しかありません。卒業生を含めて皆さんに『立教のために』というチーム愛があるところが強みだと感じます」

※1 久保庭良太選手:2023年2月8日、ジェフユナイテッド市原・千葉と契約。当時コミュニティ福祉学部3年次。
※2 小林慶太選手と庄司朗選手:小林選手は、2024年6月10日にロアッソ熊本と契約。庄司選手は、10月8日に栃木サッカークラブと契約。共に当時経営学部4年次。

試合の流れを読み、相手の意表を突くパスや正確なキックでチャンスメイクすることが嵯峨さんの持ち味

関東大学サッカーリーグ戦でチームメートと喜びを分かち合う。学年に関係なく、ピッチ内外で活発に議論を交わすことがサッカー部の強みの一つ

嵯峨さんはリーダーシップ教育※3への興味から立教大学経営学部に進学した。「授業で学んだ組織の在り方やチームをまとめる術は、サッカーにも置き換えられます。自分の発言や行動が周囲に与える影響を、意識するように心掛けています」と話す。全ての学びを選手としての成長につなげる嵯峨さんは、次の目標に向けて力強く進む。

「プロの舞台で自分の力を発揮し、お世話になった方々のためにも『立教の価値』を高めたいです。そして、そこで得た経験をサッカー部に還元します」

※3 リーダーシップ教育:チーム全員が互いの強みを引き出しながら目標を達成する、立教大学独自の「リーダーシップ教育」プログラム。経営学部のコアカリキュラム。また、全学部生が履修できる「グローバル・リーダーシップ・プログラム(立教GLP)」を展開している。

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