病気をきっかけに生じるさまざまな問題を解決したい

東海大学医学部付属八王子病院 患者支援センター 総合相談室ソーシャルワーカー 片山 美月 さん

2019/05/16

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

片山美月さん(2017年コミュニティ福祉学部福祉学科卒業)に、医療ソーシャルワーカーとしての仕事の魅力や立教大学での学びについてお話しを伺いました。

医療ソーシャルワーカーは命に関わる仕事だと実感

高校生の頃、祖母が入院したことをきっかけに人の役に立つ仕事がしたいと思い、福祉系学部への進学を決めました。福祉には高齢者や児童などさまざまな領域がありますが、学びを深める中で医療ソーシャルワーカーという職業に惹かれました。病気や怪我で入院すると、患者さんやご家族の方は医療費や今後の生活のこと、病気とどう付き合うかなど、さまざまな問題を抱えます。それら社会的・経済的・心理的問題について相談支援をする医療ソーシャルワーカーの果たす役割は大きいと考えました。

ゼミでソーシャルワーク理論を勉強し、病院での実習を通してその理論がどう実践されているのかまでを学びました。実習では患者さんやご家族の方との面接の場に同席させてもらう機会をいただき、ソーシャルワーカーがいかに人の人生の選択肢や命に関わる仕事であるかを実感することができました。あのとき大学で学んだ理論や知識、実習で感じたことが土台となり、今があるのだと思っています。

現場で求められるのは見えない不安を読み解く力

1:3年次にゼミ生たちと北海道旅行へ行ったのはいい思い出です。 2:実習報告会の準備に向けて、キャンパス内にある太刀川記念交流会館で泊りがけの合宿をしたことも。休憩時間はみんなでお菓子を食べながらリフレッシュしていました。

仕事をする上で大切にしていることは、コミュニケーションです。病院は子どもからご高齢の方までさまざまな方が利用されるので、面接の仕方もひと通りではありません。表情や場の空気を読みながらも、顔には出さない困りごとや不安な部分があるのではないかと、常に意識して考えるよう努めています。社会経験が浅い分、難しさはありますが、「話を聞いてもらって安心した」「不安が晴れた」などの言葉をいただくことがあり、やってよかったと思える瞬間があります。

大学の学びで実践に活かせる部分はまだまだあると感じています。現場から吸収するものも多く、より深く追求していけることがこの仕事の魅力。一般的にそれほど知名度が高くない職種ですが、今後さらに求められる職業として、学生のみなさんに興味を持ってもらえたらと思います。
※記事の内容は取材時点のものです。
※本記事は『人を笑顔にする仕事BOOK2019』(ライオン企画株式会社2019年4月発行)の掲載原稿をもとに再構成したものです。

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