講演会
最近実施された講演会
研究所の講演会はいずれも入場無料。どなたでも参加できます。
世界遺産『オルロのカーニバル』の変遷と継承される理念
(2010年1月9日(土)終了)
第1部 報告「モラレス政権下のボリビア」
南米のボリビアでは2006年初め、アイマラ人のエボ・モラレス氏がこの国初の先住民族の大統領として登場し、先住民族の復権を目指す画期的な新憲法を2009年に制定しました。この憲法規定に基づき、12月6日には大統領選挙が実施され、現職のモラレス氏は再選をかけて出馬し当選しました。チャベス・ベネズエラ左翼政権の「ボリーバル主義革命」とも、ルーラ・ブラジル中道左翼政権などの穏健改革路線とも異なる、先住民族の知恵を生かすモラレス政権の「ビビール・ビエン(善く生きる)」社会実現を理想とする変革政策は、ボリビアならではの独自路線であり、威光を放っています。ボリビアの現況を語りっていただきました。
第1部講師~伊高浩昭氏
ジャーナリスト、立教大学ラテンアメリカ講座講師。 主な著書『キューバ変貌』『Cuba砂糖キビのカーテン』『コロンビア内戦』 『ボスニアからスペインへ―戦いの傷跡をたどる』等。
第2部 主要講演「世界遺産『オルロのカーニバル』の変遷と継承される理念」
世界的に有名なオルロのカルナバル(カーニバル)の評価や解釈にも変化が出てきています。長年、オルロでこのカルナバルを研究してきた兒島講師に、リオデジャネイロなどの〈観光的カルナバル〉と趣の異なるオルロ・カルナバルを語っていただきました。
第2部講師~兒島 峰氏
獨協大学兼任講師。 ボリビアとメキシコを中心としたカーニバル研究を専門とし、祝祭や儀礼、音楽や踊りに関する研究も行う。主な著作に、『アンデスで先住民映画を撮る』(現代企画室)所収の「〈着がえる〉身体」、『日本史の脱領域』(森話社)所収の「〈日本〉の身体化」などがある。また、ボリビア、ウカマウ集団の映画『鳥の歌』(1995年制作。1999年日本初上映)の字幕翻訳も手がける。
多数のご来場ありがとうございました。
レコード鑑賞レクチャー
(2009年11月28日(土)終了)
講演テーマ
「サウダージ・アナログサウンド~ブラジル音楽の夕べ」
演者
高場 将美:音楽ジャーナリスト~イベリア・ラテンアメリカ音楽
講師紹介:月刊誌『中南米音楽』(現在『ラティーナ』)元編集長。主な著書「タンゴ100年史(上下巻)」「サンバ・バイーアからリオへ吹く風」「心を熱くするタンゴの名曲20選」「ラテン音楽おもしろ雑学事典」。本大学ラテンアメリカ研究所ラテンアメリカ講座講師。
内容:多彩な様相をもち、豊かに発展したブラジル音楽の歴史を、その時代の人々が親しんでいたレコードを、ディジタル・オーディオに変換することなく、アナログ盤ならではのあたたかい感触で聴いていただきました。 カーニバルのパレードだけでないブラジル音楽をリアルタイムのアナログ録音で、過去の時間をたずねる音楽の旅でした。セレナーデの歌からショーロ、ヴィラ・ロボス、さまざまのサンバ、ジョビンやジョアン・ジルベルト、ナラ・レオンなど新時代の音楽までたどり、古き良き時代の音を堪能することができた夕べでした。当日のプログラムを下記にご紹介いたします。
立教大学ラテンアメリカ研究所主催・レコード鑑賞レクチャー サウダージ・アナログ サウンド ブラジル音楽の夕べ Som de saudade . . . Uma noitada da música brasileira com discos de vinilo
1. Choro nº 1 (Heitor Villa-Lobos)  ✩Turíbio Santos (violão)  ショーロ第1番 (作曲:エイトール・ヴィラ=ロボス)  トゥリービオ・サントス(ギター)(ギター) 録音:1977年
2. A jangada voltou só (Dorival Caymmi)  ✩Doríval Caymmi (voz e violão)  ジャンガーダ(いかだ)はひとりで帰ってきた(作詞作曲:ドリーヴァウ・カイミ)  ドリーヴァウ・カイミ(うたとギター)(うたとギター) 録音:1964年
3. Chega de saudade (Tom Jobim – Vinícius de Moraes)  ✩João Gilberto (voz e violão) arranjo e regência: Tom Jobim サウダージはもういらない{想いあふれて}  (作詞:ヴィニーシウス・ジ・モラエス 作曲:トム・ジョビン) ジョアォン・ジウベルト(うたとギター)  編曲指揮:トム・ジョビン 録音:1958年
4. Dinorá (Benedito Lacerda– José Ferreira Ramos)  ✩Altamiro Carrilho (flauta) e Regional ヂノラー(作曲:ベネヂート・ラセルダ/ジョゼ・フェヘイラ・ハモス)  アウタミーロ・カヒーリョ(フルート)とショーロ・グループ(フルート)とショーロ・グループ 録音:1959年
5. Carinhoso (Pixinguinha – João de Barro)   ✩Orlando Silva (voz ) カリニョーゾ(愛情ふかく)(作詞:ジョアォン・ジ・バーホ 作曲:ピシンギーニャ) オルランド・シウヴァ(うた)(うた) 録音:1937年
6. Chão de estrelas (Orestes Barbosa)  ✩Sílvio Caldas (voz)   星たちの道(作詞作曲:オレスチス・バルボーザ)   シウヴィオ・カウダス(うた) 録音:1951年
7. Na cadência do samba (Ataúlfo Alves – Paulo Gesta) Diz que fui por aí (H. Rocha – Zé Keti) O sol nascerá (Cartola – Elton Medeiros) A fonte secou (Monsueto – Mário Barbato)  ✩Helena de Lima (voz) Conjunto Cangaceiro: Raul Mascarenhas (piano) – Rildo Hora (hamônica) – Muxiba (contrabaixo) - Papão (bateria)  サンバのリズムに乗って(作詞作曲:アタウウフォ・アウヴィス) ~おれはそのへんへ行ったと言っといてくれ(作詞作曲:H・ローシャ/ゼー・ケチ) ~太陽が昇るだろう(作詞作曲:カルトーラ/エウトン・メデイロス) ~泉は乾いてしまった(作詞作曲:モンスエート/マリオ・バルバート)  エレーナ・ヂ・リマ (うた)  《コンジュント・カンガセイロ》:ハウーウ・マスカレーニャス(ピアノ) /ヒウド・オラ(ハーモニカ)/ムシーバ(コントラバス)/パパォン(ドラムス)
8. Louvação (Gilberto Gil)  ✩Elis Regina e Jair Rodrigues (vozes)  ロウヴァサォン(作詞作曲:ジルベウト・ジウ)   エリス・レジーナ/ジャイル・ホドリーゲス(うた)録音:1966年
9. San Vicente (Mílton Nascimento – Fernando Brandt)  ✩Milton Nascimento (voz) サンヴィセンチ (作詞:フェルナンド・ブランチ 作曲:ミウトン・ナシメント)  ミウトン・ナシメント(うた) 録音:1972年
10. Minha namorada (Vinícius de Moraes – Carlos Lyra)  ✩Nara Leão (voz) Luís Eça (piano) – Bebeto (flauta, contrabaixo) - Doríval Caymmi Filho (violão) – Ohana (bateria)  ぼくの ぼくの恋人(作詞:ヴィニーシウス・ヂ・モラエス 作曲:カルロス・リラ) ナラ・レアォン(うた)ルイス・エサ(ピアノ)/ベベート(フルート、コントラバス)/ドリーヴァル・カイミ二世(ギター)/オアーナ(ドラムス)録音:1972年
11. Águas de março (Tom Jobim)  ✩Elis Regina (voz) Tom Jobim (voz e piano)  3月の水の流れ (作詞作曲:トム・ジョビン)  エリス・レジーナ(うた) (うた)   トム・ジョビン(うたとピアノ)アノ)録音:1974年
12. Rosa de ouro (Hermínio Bello de Carvalho – Elton Medeiros – Paulinho da Viola) Quatro crioulos (Elton Medeiros – Joacyr Santana) Dona Carola (Nélson Cavaquinho – Noríval Bahia – Walter Feitosa) Pam pam pam (Paulo da Portela)  ✩Aracy Côrtes / Clementina de Jesus / Elton Medeiros / Jair do Cavaquinho / Nélson Sargento / Nescarzinho do Salgueiro / Paulinho da Viola 金のバラ(作詞作曲:エルミーニオ・ベロ・ヂ・カルヴァーリョ/エウトン・メデイロス/パウリーニョ・ダ・ヴィオーラ) ~4人のクリオウロたち(作詞作曲:エウトン・メデイロス/ジョアシール・サンターナ) ~ドナ・カローラ(作詞作曲:ネウソン・カヴァキーニョ/ノリーヴァウ・バイーア/ワルテル・フェイトーザ) ~パン・パン・パン(作詞作曲:パウロ・ダ・ポルテーラ)アラシ・コルテス / クレメンチーナ・ヂ・ジェズース /  エウトン・メデイロス / ジャイル・ド・カヴァキーニョ / ネウソン・サルジェント / ネスカルジーニョ・ド・サウゲイロ / パウリーニョ・ダ・ヴィオーラ
多数のご来場ありがとうございました。
地域系研究所連続講演会第1回アマゾンからのメッセージ
(2009年11月27日(金)終了)
講演テーマ
アマゾンからのメッセージ
演者
南 研子~特定非営利活動法人熱帯森林保護団体(Rainforest Foundation Japan)代表
講師紹介:講師紹介:1970年、女子美術大学卒業。特定非営利活動法人熱帯森林保護団体(Rainforest Foundation Japan)代表。NHKテレビ「ひょっこりひょうたん島」などの制作を担当。コンサート・プロデューサー、舞台美術も手がける。1989年、イギリスの歌手、スティングが「アマゾンを守ろう」というワールド・キャンペーン・ ツアーの受け入れ機関として、当団体を設立、現在に至る。1992年以降、23回に渡り、アマゾンのジャングルで先住民(インディオ)と共に1年間に数ヶ月現場に滞在し、支援活動を行っている。現在までのアマゾンでの延べ滞在日数は2000日を越える。著書に『アマゾン、インディオからの伝言』(2000年、ほんの木)、『アマゾン、森の精霊からの声』(2006年、ほんの木)がある。2005年6月、長岡市米百俵財団主宰の米百俵賞を受賞。2006年3月、大山健康財団主宰の激励賞を受賞。
アマゾンの森はここ数年、加速度を増し破壊され続け、森を壊し大豆畑や牧場造成、エタノールの原料になるサトウキビ畑、ダム建設等、加えてそのためのインフラ整備としての道路建設等で森が消えています。日本を含む先進国の物質的豊かさを支えるためです。その結果、森を居住とするインディオの生活基盤が現在、脅かされています。
こうしたアマゾンの現在の状況を現地での映像を駆使して教えて下さいました。前半は主にアマゾンの森林破壊の現況。後半は先住民の生活を主軸に伝えてくださいました。
第40回 現代のラテンアメリカ
(2009年11月14日(土)終了)
講演テーマ
第1部:天使と悪魔~植民地社会における宗教と権力をめぐって
演者
網野徹哉(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
講師紹介:アンデス社会史/ラテンアメリカ史専攻。主な著書、『興亡の世界史12インカとスペイン 帝国の交錯』(単著、講談社2008)、ラテンアメリカ文明の興亡(世界の歴史第18巻,共著、中央公論社、1997)、「女たちのインカ」(『歴史の文法』分担執筆、東京大学出版会、1997)、史料学入門 (共著、岩波書店,2006)、「インカの欲望」(『他者の帝国』関雄二他編、世界思想社)など。
16世紀の半ば、ペルー副王領の首都リマに住む裕福なクリオーリョ女性に、何ものかが憑依した。悪魔なのか、あるいは、良き霊・天使なのか。イエズス会士による大がかりな悪魔払いが施され、リマ市中は騒然となる。一方、あるドミニコ会士はこの女性に憑いた霊を「天使」であると確信し、その声を植民地社会変革のための聖なるメッセージとみなして、大胆な政治的・宗教的ヴィジョンを抱きはじめた。彼はリマの異端審問所に連行され、獄中で千年王国主義的革命の構想を深化させたのち、結局は火刑に処せられ、社会から抹消される。副王トレド統治下の歴史的状況の中で、出来事が変質していく。この事件を通した、植民地社会における宗教と政治との関係が語られた。
現代のラテンアメリカ 現代のラテンアメリカ 現代のラテンアメリカ
講演テーマ
第2部:民主化・内戦後の司法に課せられるもの~フジモリ裁判と世界の潮流
演者
大串和雄(東京大学大学院法学政治学研究科教授)
講師紹介:ラテンアメリカ現代政治(特にペルー)。 主な著書、『軍と革命―ペルー軍事政権の研究』(東京大学出版会、1993年、第10回大平正芳記念賞受賞)、『ラテンアメリカの新しい風―社会運動と左翼思想』(同文舘、1995年)、「イベロアメリカの自由民主主義、社会民主主義、キリスト教民主主義」日本政治学会編『三つのデモクラシー―自由民主主義・社会民主主義・キリスト教民主主義』年報政治学2001(岩波書店、2002年)等。
独裁政権や内戦を克服した国々は過去の人権侵害・人道犯罪にどう対処するのか。具体的には、それらの犯罪の実態調査、加害者の責任追及、補償、国家による謝罪などをどう組み合わせて実施するのか、あるいはしないのか。とりわけ1990年代以降、国際社会ではこの問題が大きな関心を呼んでおり、近年では「移行期の正義」(Transitional Justice)と名づけられた新たな研究分野を生み出している。1980年代以来いち早くこの問題に取り組んできたラテンアメリカの事例のなかでも、責任者を自国で裁くことに踏み切ったペルーの例は世界から高い評価を得ている。ラテンアメリカ全般の流れをふまえながら、フジモリ裁判の現況を解説した。
多数のご来場ありがとうございました。
上映会「法王のトイレット El Baño del Papa」とトーク「映画を仕事にするために」
(2009年7月4日(土)終了)
第1部:上映会
「法王のトイレット El Baño del Papa」
言語:スペイン語(日本語字幕)(日本語あらすじ配布)。
~実話をもとに、独特のユーモアで彩られた切なく温かいウルグアイ映画の傑作
監督:セザール・シャローン、エンリケ・フェルナンデズ。出演:セサル・トロンコソ、ビルヒニア・メンデス  製作国:ウルグアイ、ブラジル、フランス。上映時間:97分。2007年カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品。
1988年、ブラジル国境沿いにあるウルグアイの寒村にローマ法王がやって来ることになった。貧しい村人達はメディアに煽られ、5万人の観光客を見込んで一日だけの商売に知恵を絞り始める。一攫千金を狙い、家を抵当に入れ借金までして出店の準備に勤しむ人達。妻と娘と3人で暮らすベトも、自転車で国境を越え不法に品物を運ぶ仕事で何とか食繋いできたが、その日暮らしがやっとの状態。この機に貧乏暮らしから抜け出すため、ある商売を思いつく。果たしてベトが得たものとは・・・?
トーク
「映画を仕事にするために」
演者
アルベルト・カレロ・ルゴ
(ラテンビート映画祭プログラミングディレクター)
~ひとりで始めた映画祭に1万人が来場するまで~
多数のご来場ありがとうございました。
受講生セミナー
(2009年6月20日(土)終了)
講演テーマ
ラテンアメリカ研究所からシニアボランティアへ~応募試験や現地生活など~
演者
川島 康雄(本講座受講生)
元JICAシニアボランティア
ラテンアメリカ文学の翻訳をやるために通ったラテンアメリカ講座での出会い。現地を見る必要性を感じて応募したシニアボランティアの試験対策と受験。採用後、派遣されたパラグアイの工業高校兼職業訓練校での現地生活を実感をまじえてお話しいただいた。
講演テーマ
ブラジルを目指した女性たち~戦前における移住斡旋団体の役割と女性移民のライフヒストリー~
演者
名村 優子(本講座受講生)
本学大学院文学研究科地理学専攻博士前期課程在学
戦前にブラジルに渡った女性移民は、家族移民の一員で「連れられて」移住した者がほとんどであるが、中には自らの意志でブラジルを選び渡航した者もあった。本発表では、移住斡旋団体の一つである「日本力行会」の女性移民を事例に、彼女らの渡航動機やその後のライフヒストリーについて分析した。本セミナーでは、職業志向が強く、子どもの教育に力を注いだ力行会会員の猿田好子を取り上げ、これまでの女性移民のイメージを破る新たな女性像を伝えてくれた。
多数のご来場ありがとうございました。
立教大生限定特別試写会
Part1「チェ 28歳の革命」Part2「チェ 39歳別れの手紙」
(2009年1月9日(金)1月17日(土)終了)
ラテンアメリカ研究所は2009月1月9日(金)と1月17日(土)に㈱ギャガ・コミュニケーションズの協力を得て、チェ・ゲバラの人生を描いた公開映画『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳別れの手紙』二部作の限定特別試写会を第一部、第二部に分けて池袋キャンパスで行いました。この試写会は立教大学学生・教職員のみを対象として開催いたしました。授業のあった1月9日はたくさんの来場があり、多くの方をお断りしましたことをお詫び申し上げます。また、17日はセンター試験で授業がなかったにもかかわらず多くの方に来ていただき好評を得ました。
ゲバラ28歳の革命 ゲバラ39歳の革命
(C)Guerrilla Films, LLC-Telecinco Cinema, S.A.U. All Rights Reserved.
多数のご来場ありがとうございました。
公開講演会・キューバ革命50周年記念
(2009年1月17日(土)終了)
基調講演
キューバ革命50年…その歴史的意義と今後の展望
演者
 後藤 政子
神奈川大学外国語学部教授
以下レジュメより項目のみ記載します。
キューバ革命50年の意義と評価 (1)ゲリラ戦略 (2)「平等主義社会の追及」
20世紀の新しい革命 キューバ社会の固有性
19世紀急進的ヒューマニズム思想の20世紀における実現
経済的封鎖に苛まれた50年
平等主義体制導入、平等主義体制とは、経済的制約が革命の多様性を失わせる、平等主義体制の放棄へ、平等主義の限界、革命の原点に立ち戻り新たな体制の模索
橋渡しとしてのラウル政権、新国家評議会、ラウル政権での主な改革
今日の問題そして今後の展望
経済制裁の悪循環、今後の展望:鍵は経済発展の実現、米国世論の変化、マイアミキューバ人の意識変化
2009年キューバ革命50周年 2009年キューバ革命50周年 2009年キューバ革命50周年
対談
キューバ革命50年と今後のキューバ
演者
後藤政子 教授 x ジャーナリスト 伊高浩昭氏
お二人による今後のキューバの展望を示す活発な議論が行われました。また、2008年末から2009年初にかけてキューバを訪問したラテンアメリカ講座受講生による現地報告も行われ好評でした。 
2009年キューバ革命50周年 2009年キューバ革命50周年 2009年キューバ革命50周年
多数のご来場ありがとうございました。
公開シンポジウム・南北アメリカ外交の「変革」
(2009年1月10日(土)終了)
講演テーマ
第1部:「オバマ次期政権の対外政策―ラテンアメリカ政策を中心に歴史的視点からの考察」
演者
 上村 直樹
広島市立大学国際学部教授
「オバマ次期政権の対外政策―ラテンアメリカ政策を中心に歴史的視点からの考察-」
1. オバマ大統領誕生の歴史的意味
2. 歴史的転換点の可能性
3. アメリカ外交史からの視点
4. オバマ政権
5. 対外政策:オバマはブッシュ外交の何をどう変えるか?
6. ラテンアメリカ政策
7. むすび
上記の項目はレジュメより抜粋しました。
2009年南北アメリカ外交の変革 2009年南北アメリカ外交の変革 2009年南北アメリカ外交の変革
講演テーマ
第2部:「ラテンアメリカの政治変革―左派政権の挑戦と試練」
演者
筑波大学大学院人文社会科学研究科教授 遅野井 茂雄
「ラテンアメリカの政治変革:左派政権の試練と挑戦」をテーマにお話しいただきました。
以下、レジュメより項目を抜粋しました。

はじめに:冷戦後の米国一極支配の下で進展したまれにみる米州協調関係 
1.ラテンアメリカの政治変革:1999年チャベス大統領就任、21世紀、左派政権の拡大へ
2.二つの左派政権:急進的ポピュリスト政権(ハード)穏健な改革路線(ソフト)
3. 米国の影響力のかつてない低下と、多極化、多角化する南米の国際関係
4. 進出する中国、ロシア
5. 世界金融危機の影響
6. 米新政権の対ラテンアメリカ外交の変革

詳細は2008年度の所報への掲載を予定しています。 
2009年南北アメリカ外交の変革 2009年南北アメリカ外交の変革 2009年南北アメリカ外交の変革
多数のご来場ありがとうございました。
第39回 現代のラテンアメリカ・ブラジル日本人移民100年の軌跡
(2008年10月18日(土)終了)
講演テーマ
第1部:映像が語るブラジル日本移民の姿
演者
丸山 浩明
本学文学部教授、本学ラテンアメリカ研究所所長
『映像が語るブラジル日本人移民の姿』・・・・日本で新に発見された映像を元にブラジル日本人移民の姿を紹介しました。貴重なフィルムを基に、映像から日系移民の状況を丹念に読み解き、大変わかりやすい講義であったと好評でした。
現代のラテンアメリカ 現代のラテンアメリカ 現代のラテンアメリカ
講演テーマ
第2部:歌とギターでつむぐ日本とブラジルのAmizade(友情)
演者
松田 美緒(歌手)笹子重治(ギター)
ブラジルを始めポルトガル語圏の音楽を中心に歌う歌手松田美緒とボサノバギターの名手笹子重治をゲストに迎え、ブラジル日本移民100周年にちなみ移民の心をつたえるブラジル音楽のコンサートを行った。「なつかしくて涙がとまらなかった」「美しい!」「心をつなぐ音楽を実感しました」「ブラジルの美しい音楽を幅広く心をこめて歌ってくれてありがとう」様々な感動がよせられました。太刀川記念ホールがブラジルに変わってしまった夜でした。松田さん、笹子さん、素晴らしい音楽をどうもありがとうざいました。
多数のご来場ありがとうございました。
ラテンアメリカ先住民族女性の状況
(2008年7月7日(月)終了)
講演テーマ
「先住民族サミット2008アイヌモシリ報告会」とラテンアメリカ先住民族女性の状況
演者
ロサリーナ・トゥユク(グアテマラ)、ロス・カニンガム(ニカラグア)
先住民族サミットに参加したお二人の演者がアイヌモシリ・サミットの様子を報告した。その後、グアテマラとニカラグアでの先住民族女性の状況をお話いただいた。
多数のご来場ありがとうございました。
グアテマラ大使講演会
(2008年7月5日(土)終了)
講演テーマ
「現代グアテマラ情勢」
演者
バイロン・レネ・エスコベド・メネンデス駐日グアテマラ共和国特命全権大使
2008年に着任したばかりのグアテマラ大使にご講演をいただいた。グアテマラのこれまでの歩み、今後の方向性などを講演いただいた。今回は質疑応答の時間を長くとり、参加者からの数多くの質問に答えていただいた。
多数のご来場ありがとうございました。
受講生セミナー
(2008年6月21日(土)終了)
講演テーマ
南米日系社会の日本語教育
演者
中井 扶美子(本講座受講生)
(財)海外日系人協会勤務
南米各国の日本語教育の概況、継承語としての日本語、日系社会支援事業、についての説明した後、中井氏が派遣されたブラジル、アラポンガス日本語学校の様子が紹介された。その後、現在の仕事である継承日本語教育教師研修、日本語学校における移住学習の取り組みを説明。西語圏年少者向け日本語教科書を紹介し、日系人の思いを伝えてくれた。
講演テーマ
キューバ系アメリカ人 -亡命者から政治的圧力集団となったラティーノ-
演者
鈴木 美香(本講座受講生)
(財)国際研修協力機構勤務
キューバ系アメリカ人の呼び方、アメリカの国勢調査からみたキューバ系アメリカ人、キューバ革命後の大きな事件、アメリカ社会における亡命キューバ人の位置づけ、キューバ系アメリカ人の政治活動と米玖関係を数々の出合った人々の話を交えながら話された。
多数のご来場ありがとうございました。
南北アメリカの開発と環境
共催:立教大学アメリカ研究所
(2008年1月12日(土)終了)
講演テーマ
「開発と環境正義-アメリカ先住民の闘い」
演者
石山徳子(明治大学政治経済学部准教授)
人文・政治地理学、地域研究(アメリカ合衆国)
著書:「米国先住民族と核廃棄物-環境正義をめぐる闘争」(明石書店、2004年)
講演テーマ
「蝕まれるアマゾン・パンタナール-農業開発の光と陰」
演者
丸山浩明(本学文学部教授)
ラテンアメリカ地誌学、人文地理学。
著書に『火山山麓の土地利用』(大明堂、1994年),『砂漠化と貧困の人間性-ブラジル奥地の文化生態-』(古今書院、2000年)
多数のご来場ありがとうございました。
古代アマゾン文明の世界自然と共生した古代社会を読み解く
後援:駐日ボリヴィア共和国大使館
(2007年12月22日(土曜日)(終了)
演者
実松克義(本学社会学部教授)
宗教人類学、特にマヤ地域、南米アンデス地域、アマゾン地域のシャーマニズム、古代の伝統、世界観、宇宙観を探求するフィールドワークを続ける。特に、近年ボリビア政府と共同で学術調査(モホスプロジェクト)を実施している。
ボリビア共和国北東部、モホス大平原に成立した古代文明に関するボリビア政府と共同の学術調査(モホス・プロジェクト)の成果を発表した。発掘調査の様子、出土物等を紹介しつつ、古代文明の全貌を紹介し、この文明が目指した自然との共生のメッセージを伝えてくれた。モホス文明については実松教授の著書「衝撃の古代アマゾン文明-第五の大河文明が世界史を書きかえる」やTBSで放映されたの古代アマゾン文明に関する番組にも詳しいが、講演会ではさらに詳細に今回の発掘調査からわかったこと、また、その後の研究で現在わかっていることなどの学術的な内容がわかりやすく説明された。
多数のご来場ありがとうございました。
第38回現代のラテンアメリカ
(2007年11月24日(土)終了)
講演テーマ
「音と映像で読みとくアルゼンチン」
演者
曽田 啓之氏(写真家)
       「写真で読むブエノスアイレスのコラソン」
第1部は映像によるブエノスアイレス。写真と音楽。写真と講演。そして最後に写真と音楽という3部構成でブエノスアイレスが会場に実現した。色彩豊かなブエノスの街角とタンゴ。サッカースタジアムと歓声。時空を飛び越えて長い旅をしたような感覚にとらわれた講演でした。
演者
アリエル・アッセルボーン氏(ギタリスト・シンガーソングライター)
       「ギターで語るアルゼンチンの心」
アッセルボーン氏の第2部の構成はアルゼンチンの4地方を巡る旅であった。
まずはガルデルとピアソラでブエノスアイレスのタンゴ。北西部アンデス山脈のアルゼンチンサンバ。パタゴニアのロンコメオ。そして北東部リトラル地方のチャマメ。会場にはアルゼンチンの大地の風が吹いたかのようで、詩情豊かに観客を魅了しました。
多数のご来場ありがとうございました。
エルネスト・チェ・ゲバラ没後40周年記念公開シンポジウム
(2007年10月27日(金)終了)
講演テーマ
「存在する不在」=チェの今日的意味を探る
演者
司会:伊高 浩昭(本学ラテンアメリカ講座講師、ジャーナリスト)による、
チェ・ゲバラの生涯の紹介
講師:後藤 政子(神奈川大学教授、ラテンアメリカ現代史専攻)による、
「チェ・ゲバラとキューバ革命」
講師:太田 昌国(「現代企画室」編集長:民族問題研究家)による
「チェの思想と今日的意味」
キューバ革命の立役者の一人だったアルゼンチン人革命家チェ・ゲバラが1967年10月8日、南米ボリビアでゲリラ戦のさなかにボリビア軍に捕らえられ、翌9日処刑されてから40年経つ。死後、ゲバラはベトナム反戦運動や、パリ五月革命のような政治・社会変革の波に乗って、世界的な反逆の象徴になった。キューバでは、「期待される革命家像=新しい人間像」と位置づけられ、教育の中心に置かれてきた。
死後40年も経つのに、ゲバラの人気は衰えず、むしろ高まる一方だ。それはなぜなのか。なぜ世界中の現代人が「ゲバラ」を必要としているのか。ゲバラ思想は未完成に終わったが、その思想はどのような現代的意味をもつのか。高齢のカストロ兄弟が率いる社会主義キューバは健在だが、将来、革命体制がなくなったとしてもゲバラ人気は続くのだろうか。
この疑問に答えだすべく、キューバ情勢を長らく観察してきた3人の専門家が講演した。どの専門家もキューバの新しい動きを紹介しつつ、今日的な視点からチェを捉えなおしその今日的な意味を語った。
多数のご来場ありがとうございました。
キューバ大使講演会
(2007年7月14日(土)終了)
講演テーマ
「現代キューバ情勢」
演者
オルランド・エルナンデス・ギジェン閣下
/駐日キューバ共和国特命全権大使
4年の任期を終えてキューバ帰国する前に再度立教大学にてご講演をいただいた。キューバのこれまでの歩み、アメリカとの関わり、キューバの国際協力(特に医療奉仕活動)、キューバの教育についてデータを基に大変わかりやすく講演いただいた。今回は質疑応答の時間を長く取り、受講生参加者から数多くの質問に答えていただいた。
台風の影響による大雨にもかかわらず、多数のご来場ありがとうございました。
ボリビア大使講演会
(2007年7月7日(土)終了)
講演テーマ
ボリビアの新ヴィジョン
演者
マサカツ・ハイメ・アシミネ・オオシロ閣下
/駐日ボリビア共和国特命全権大使
スペイン語の講演会、通訳付
エボ・モラレス大統領就任後のエネルギー国有化を含めてボリビアの変化について語った。その後、新政権のヴィジョンを象徴するVivir bienとVivir mejorとの違いについて多く語っていただいた。Vivir bienとは先住民の叡智に敬意を払う自然と共生する生き方である。新政権のヴィジョンが語られた。
多数のご来場ありがとうございました。
アジア地域研究所主催・ラテンアメリカ研究所共催
(2007年6月29日(金)終了)
講演テーマ
ブラジル、サンパウロ東洋街の形成と変容
演者
根川 幸男 / ブラジリア大学外国語・翻訳学部 助教授
ブラジルの代表的なアジア系エスニックタウンであるサンパウロ東洋街で、60~70年代に創出された花祭り、七夕祭り、東洋祭り、餅つき大会について。この四つの都市祝祭の創出の要因とメカニズム、また、それがサンパウロ市の観光・文化戦略との関係の中で、どのように「日本文化」として表象され消費されてきたのかを語った。研究者、日系ブラジル人の方、ブラジルに興味を持つ多くの方々が参加し、活発な質疑応答が行われた。
多数のご来場ありがとうございました。
アルゼンチン大使講演会
(2007年6月23日(土)終了)
講演テーマ
「Argentina hoy, un lugar en el mundo」
演者
ダニエル・アダン・シエベソ・ポルスキ閣下
/駐日アルゼンチン共和国特命全権大使
経済危機以降のアルゼンチンの経済復興を図表を駆使して大変わかりやすくご講演いただいた。前半は経済危機を乗り越えるためにアルゼンチンの取った経済政策及びその結果どのようにアルゼンチンの社会が変化をしてきたかを具体的な数字を使って説明した。後半は受講生の質問に答える形でアルゼンチンの実像を語った。質問はサムライ債からマテ茶の値段にいたるまで幅広く多岐にわたった。時間を延長してどのような質問にも誠実に答えた大使の姿にアルゼンチンファンが一気に増えた講演だった。距離的には遠いアルゼンチンをとても近くに感じることができた1日だった。
多数のご来場ありがとうございました。
受講生セミナー
~ラテンアメリカ講座受講生によるセミナー~
(2007年6月16日(土)終了)
講演テーマ
「遥かなるブラジル~ブラジル」
演者
橋本 久子 / ラテンアメリカ講座受講生
マナウス日本人学校で現地採用教員を務めたことを出発点に現在は公立小中学校にて外国人(主にブラジル)年少者が普通学級に入るまで日本語を含めた適応指導を続けて15年になる。現場で使う教材を実際に紹介しながら、外国人児童への適応教育を説明した。
講演テーマ
「第三世界」発のフェミニズム~メキシコ女性作家の作品を巡って~
演者
洲崎 圭子 / ラテンアメリカ講座受講生
欧米で第二波フェミニズムの萌芽が見られる以前に、性差のみならず人種/階級等、複数の視点を交差させた作品が「第三世界」から発信されていた。ラテンアメリカにおける後のフェミニズムの高揚に大きく貢献したと言われているロサリオ・カステジャノスの、最初の長編の作品分析を行った。
多数のご来場ありがとうございました。