これからの講演会
研究所の講演会はいずれも入場無料。特に限定のない限り、どなたでも参加できます。
講演会は詳細が決まり次第HPにアップします。
予約は不要です。皆様のご来場をお待ちしております。
日時
2010年11月6日(土)17:00~20:00
会場
池袋キャンパス14号館4階D401教室
第1部 演題
アルゼンチン現代文学事始
講師
内田 兆史氏(明治大学政治経済学部専任講師)ラテンアメリカ文学
講師プロフィール
明治大学政治経済学部専任講師。翻訳にボルヘス『序文つき序文集』(国書刊行会)、論文に『《バベルの図書館》にみる全体のあり方』(『世界文学』97号)など。
講演概要
足かけ2世紀にわたるこの20年ほどのアルゼンチンの小説に目を向け、ロドリゴ・フレサンの『ケンジントン・ガーデン』、ラサロ・コバッロの『レミントン・ランド』などをはじめ、カルロス・チェルノブ、エドゥアルド・ベルティ、マルティン・コアン、アンナ・カズミ・スタールら注目すべき作家や作品を紹介する。まだ評価の定まっていないものがほとんどとはいえ、アルゼンチン「現代文学」への導入をするとともにその傾向の考察を試みる。
第2部 演題
裂傷の記憶、〈不在〉の顕現
講師
林 みどり(本学文学部教授)ラテンアメリカ思想史
講師プロフィール
明治大学政治経済学部助教授を経て、現在、立教大学文学部教授。『接触と領有―ラテンアメリカにおける言説の政治』(未來社)、シリーズ《21世紀への挑戦》第1巻『哲学・社会・環境』(共著、日本経済評論社)など。
講演概要
1983年に民政移管したアルゼンチンでは、軍政下の熾烈な人権侵害による強制失踪者を社会的に可視化すると同時に、新自由主義経済によって周縁化された人びとも同様に「構造的暴力」の被害者として可視化しようとする試みがなされてきた。社会的に不可視化された強制失踪者や周縁化され〈不在〉とされてきた人びとの表象は、文化領域でいかに回復されようとしてきたのか。ストリートパフォーマンスや写真等を通じて、その文化表象戦略を探る。