OBJECTIVE.
理学研究科化学専攻博士課程後期課程2年次の奥脇弘次さん(望月祐志研究室)らによる論文が、2018年度の日本コンピュータ化学会「論文賞(吉田賞)」を受賞しました。
日本コンピュータ化学会は計算・理論・数学・統計学・情報処理等の手段を用いる化学の研究および教育に関わる研究者・技術者・教育者の情報交換を促進し、この分野の進展を図ることを目的とした団体です。毎年度、学会賞、功労賞(特別功労賞)、吉田賞(論文賞)を表彰しています。
今回の論文は、材料設計に重要な技術として注目されている分子シミュレーションにおいて、より現実に即した規模で計算を行うためのパラメータを自動で算出するシステムを開発したことを報告しています。非経験的な量子化学計算を用いてミクロな部分の性質を考慮するため、多くの物質について汎用的に適用可能なシステムであることが評価され、今回の受賞に至りました。
また、この研究開発は、文部科学省 ポスト「京」重点課題6「革新的クリーンエネルギーシステムの実用化」(代表:東京大学 吉村忍 教授)により支援されています。
なお、授賞式は6月7日に行われる予定です。
今回の論文は、材料設計に重要な技術として注目されている分子シミュレーションにおいて、より現実に即した規模で計算を行うためのパラメータを自動で算出するシステムを開発したことを報告しています。非経験的な量子化学計算を用いてミクロな部分の性質を考慮するため、多くの物質について汎用的に適用可能なシステムであることが評価され、今回の受賞に至りました。
また、この研究開発は、文部科学省 ポスト「京」重点課題6「革新的クリーンエネルギーシステムの実用化」(代表:東京大学 吉村忍 教授)により支援されています。
なお、授賞式は6月7日に行われる予定です。
受賞論文
フラグメント分子軌道(FMO)法を用いた散逸粒子動力学シミュレーションのための有効相互作用パラメータ算出の自動化フレームワーク
奥脇 弘次, 土居 英男, 望月 祐志
奥脇 弘次, 土居 英男, 望月 祐志