2018/12/19 (WED)

理学研究科化学専攻博士課程後期課程の奥脇弘次さん(望月祐志研究室)が応用物理学会「講演奨励賞」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

2018年9月18日~21日に第79回応用物理学会秋季学術講演会が名古屋国際会議場で開催され、理学研究科化学専攻博士課程後期課程2年次の奥脇弘次さん(望月祐志研究室)が第45回(2018年秋季)応用物理学会「講演奨励賞」を受賞しました。

応用物理学会では、毎年、春と秋に全国規模の学術講演会を開催しています。春季は約7,000名,秋季は約6,000名が参加し,4,000件におよぶ講演と活発な討論が行なわれます。その他にも国際学会を含めた数多くの講演会や研究会を開催しています。
「講演奨励賞」は、春秋講演会において応用物理学の発展に貢献しうる優秀な一般講演論文を発表した若手会員に対して贈られるものです。

近年、創薬や材料開発の分野で、分子シミュレーションによる開発の効率化が期待されています。今回受賞に至った研究「脂質ベシクル,タンパク質の非経験的粗視化シミュレーション」(新庄 英治2,土居 英男3,望月 祐志1,4,福澤 薫2,4,米持 悦生2 (1.立教大理,2.星薬大薬,3.産総研,4.東大生研))は、ミクロな領域の性質を考慮することで、より現実に即した規模での高精度な構造予測を可能とするシステムを開発しました。

なお、この研究開発は、文部科学省 ポスト「京」重点課題6「革新的クリーンエネルギーシステムの実用化」(代表:東京大学 吉村忍 教授)により支援されています。

コメント

COMMENT

理学研究科化学専攻 博士課程後期課程2年次
奥脇 弘次 さん

この度、応用物理学会という大きな学会で講演奨励賞を賜りましたこと、大変光栄に思います。
この場をお借りしまして、指導教員である望月教授をはじめ、日々ご議論、ご支援をいただいた多くの方々に感謝を申し上げます。
私は分子シミュレーションという、実際の薬品を用いない計算化学の立場から分子構造の制御に取り組んでいますが、このような試みを評価していただき、大変有難く思っています。今後も学界に貢献できるよう、研究活動に邁進してまいります。

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