立教生トークライブ「課外活動」

立教大学

2014/01/01

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

立教大学にはさまざまな団体やサークルがあり、充実した課外活動をおこなう環境に恵まれています。課外活動に取り組んできた学生5人による座談会の様子をお届けします。

体育会委員長 池田さん

クリスマス実行委員会委員長 山畑さん

SPF(学園祭)実行委員長 藤村さん

NAP(新座キャンパス学生発信プロジェクト)代表 成田さん

SPC(St.Paul's Campus)編集部 有友さん

学生の自主性が尊重されている課外活動の場

有友さん——立教大学にはさまざまな団体やサークルがあり、充実した課外活動をおこなう環境に恵まれています。今日は、皆さんの課外活動についてお話を伺っていきたいと思います。私は本日司会を務める「St.Paul's Campus(SPC)」の有友と申します。まず、皆さんの所属している団体を紹介していただけますか。

池田さん:私は体育会所属の機関紙であり、新聞発行やHPで体育会の情報発信をおこなう「立教スポーツ」編集部で編集長として活動するかたわら、「体育会本部」で委員長を務めました。立教大学の体育会は51部56団体あって約2,000人が所属していますが、体育会本部では各団体の活動環境を把握し、財政面、人材面などで困っている点を取りまとめて大学側と交渉したり、スタディキャンプをおこなって体育会員として必要な知識を身につけると同時に、体育会員同士横のつながりを築く手助けをしたりしています。

山畑さん:私は「池袋クリスマス実行委員会」の委員長を務めていました。立教大学には聖歌隊、ハンドベル、ボランティア、ボーイスカウトなど、チャペルにかかわる活動を行う主に9団体で構成される、学生キリスト教団体があります。毎年この9団体に所属する人の中から有志が自主的に集まって、クリスマス実行委員会を組織しています。今年度は約30人が集まり、池袋キャンパスのクリスマスツリーのイルミネーション点灯式、チャペルでの企画礼拝、聖歌を歌いながら街を歩くキャロリングなど、学生や地域を巻き込んだクリスマスイベントを企画、運営しています。

藤村さん:私は今年、立教大学池袋キャンパスの学園祭であるSt.Paul's Festival(SPF)の運営委員会の委員長を務めました。「SPF運営委員会」では学園祭参加団体の管轄、運営を行うほか、自分たちで独自の企画も行います。

成田さん:私は「新座キャンパス学生発信プロジェクト(NAP)」という団体の代表を務めています。この団体は立教大学新座キャンパスの魅力を発信することを目的としていて、昨年は新入生やオープンキャンパス来場者に対して新座キャンパスのサークルが活動内容や魅力を紹介するイベントや、新入生同士が仲良くなれる企画を実現しました。

「St.Paul's Campus(SPC)」

スタディキャンプ

クリスマスイベント

立教大学池袋キャンパスの学園祭

新座キャンパスの魅力

苦労や楽しさを共有することで仲間と共に大きく成長

立教大学 St.Paul's Campus」

有友さん——私は、学内で30年以上の歴史を持つフリーペーパーを編集するサークルに所属し、インタビュー記事をメインに書いています。このフリーペーパーの編集コンセプトは「立教大学と学生とをつなぐ」です。これまで何度かの存続の危機を乗り越えながら、2012年で無事に100号を発行することができました。活動を通じて多くのことを学びましたが、皆さんもそれぞれの活動から多くのことを学ばれたと思います。そこで、課外活動で得たことについて教えてください。

体育会総会にて

池田さん:体育会の団体はそれぞれが違う競技を行っているため、目標や理念、活動環境も全く違います。そうした団体の意見をまとめていくのは大変だった反面、色々な立場の考えを知ることができ、価値観が広がりました。また、全体育会員が一年次はじめに合同で親睦の意味合いも多く含んだスタディキャンプに参加するなど、横のつながりが強いことは立教大学体育会の大きな特長です。昇格や残留がかかった試合などで仲間が頑張る姿を見て、言葉にならない感動を覚えた経験は自分にとって大きな収穫となりました。大学スポーツの魅力は、観戦すること・応援することを通じて大学全体や母校を愛する人々が一体となること。取り組むのが違う競技であろうと学生同士が互いに切磋琢磨し合えることです。この魅力をこれからも大切にしていきたいです。

チャペルでの礼拝の様子 (新座キャンパス)

山畑さん:クリスマス実行委員会はそれぞれの団体の活動に加えての活動なので、イベントが重なるクリスマス前は本当に忙しいですが、有志が心を一つにして立教大学のクリスマスを作っていく経験は他では得がたいものです。一つひとつのイベントを企画、運営するなかで協力してくださる方々に自然と感謝の気持ちが芽生えますし、クリスマスの本当の意味を考える貴重な機会にもなります。そして何よりも、イルミネーション点灯式などに集まった方から「来て良かった!」と声をかけられた時にはとてもうれしい気持ちになります。

藤村さん:SPF運営委員会は学園祭本番の3日間に向けて1年間準備していくので、期間中いかにモチベーションを維持するかが重要です。ですが、学園祭ってやっぱり楽しいしワクワクするもの。どのようにしたらお客さんや学生、自分たちが楽しめるのかを考えるのが面白かったです。それに加えて、教職員、学生、参加団体、来場者など、色々な立場や考え方、価値観を持つ人の意見を調整していく過程で、物事をフラットに見る視点が身に付いたと感じています。そして何よりも、一緒にがんばった仲間との関係は財産です。委員長を引退した時に仲間からもらったメッセージカードは宝物にしていて、就職活動で辛くなった時などに読み返しては元気になっています。

成田さん:できてからまだ比較的新しいNAPには伝統やノウハウというものがあまりなく、手探りで企画を進めていくこともあります。しかし、何もないところからどのような企画や広報が適しているのかを考える過程は面白いですし、新座キャンパスの各サークルの活動を深く知ることができるのも刺激的です。今年の学園祭ではフリーペーパーを作成して一般の方に配ったところ、とても喜んでいただけました。大変ではありますが、楽しいですし得るものも多いですね。

自分の興味以外でも直感を信じ、とりあえずやってみることが大事

有友さん——皆さんのお話から、忙しそうだけれど充実した日々が伝わってきますね。次に、それぞれの活動を選んだきっかけについてお話いただけますか。

池田さん:私は立教新座高等学校でサッカー部に所属していたのですが、学内に立教スポーツが置いてあったことが、「立教スポーツ」編集部や大学体育会を知るきっかけでした。高校で体育会の良さを先輩から聞いて知っていたので、体育会に所属しながらも広い視野でいろいろと見てみたいと思い、大学では「立教スポーツ」編集部に入部しました。そこで、編集長を務めるうちに、各部を取材するだけではなく体育会の運営のために何かをしたいという気持ちが強くなり、体育会本部で広い立場から体育会のために尽力したいと考え、委員長を務めることになりました。

チャペルに集う子どもたちとともに礼拝を行うサークル

山畑さん:私は中学、高校と陸上部に所属していてほとんど運動しかしてこなかったので、大学では別のことをしたいと思っていたところ、入学直後のチャペルガイダンスの際にもらった冊子に載っていたクリスマス実行委員会の写真を見た時にとても心がひかれました。それで、学生キリスト教団体のボランティアサークルと、チャペルに集う子どもたちとともに礼拝を行うサークルに入り、1年生のころからクリスマス実行員会にも所属し、現在にいたっています。

藤村さん:私も中高時代にサッカー部に所属していましたが、大学では別のことをやってみようと思っていました。そんなとき、学部の説明会でたまたまSPF運営委員会の話を聞き、直感的に面白そうだと思いました。最初は広報を担当したのですが、そこでこれまで全く関心がなかった広告に興味を持つようになり、今は広告業界をめざして就職活動中です。自分が興味あること以外でも、直感を信じてまずは動いてみるということは大事だなと思っています。

新座キャンパス学生発信プロジェクト(NAP)の研修

成田さん:私は現代心理学部映像身体学科に入学して、せっかくだから元々興味のあった映像系のサークルだけでなく色々見てみようと思っていました。そうしたら、ある日キャンパス内で道に迷ってしまったときに、たまたま教えてくれた先輩がNAPに所属していて、「話を聞いてみない?」と声をかけられたのがきっかけです。色々な団体と知り合える点、企画や広報も学べる点に魅力を感じて入りました。幸いにも自分にとても雰囲気の合った団体で毎日が新しい発見の連続です。あの時先輩に出会えて良かったと思っています。

有友さん——意外と皆さん、直感や偶然の出会いで課外活動を決めていたんですね。実は私も新歓期間にたまたまSPCのフリーペーパーを渡され、説明会に行ったことがきっかけだったので、そういうものを信じることは大事なことなのだと改めて実感しています。

大学の課外活動は「新しい自分」と出会える場

有友さん——大学の課外活動以外の活動、例えばアルバイトなどはしていますか。

池田さん:日々課外活動に追われる生活ですが、余裕を見つけてレストランのホールスタッフをしています。体育会活動は人格形成の場でもあり、チームや組織の中においての自分の在り方を学ぶことが出来ます。その力はアルバイトとはいえ社会でも通じるものだと実感しながら、楽しく働けています。

St.Paul's Festival(SPF)当日の様子

藤村さん:私は池袋駅東口のコーヒーショップで働いています。調理からレジまで一通り担当するのですが、年齢や背景も違うアルバイト仲間と一緒になってうまくやっていく力は、SPF運営委員会でたくさんの仲間とともに活動して鍛えられた賜物だと思っています。

山畑さん:私は立教のキャンパスツアーガイドをしています。立教大学についての知識も増えますし、自分の団体の活動も紹介できるのでとても魅力的な仕事です。そのほか時間のある時には、ボランティアセンターで紹介されているボランティア活動に参加することがあります。

成田さん:私はNAPのほか、映像系サークルにも入っています。テレビ番組収録でも用いられるようなプロ仕様のカメラを使ったり、シナリオを考えたりすることは刺激的ですし、3日間の合宿で映画を作ったことも良い経験になりました。

クリスマスイルミネーション

有友さん——立教大学で課外活動を行う上で、建学の精神とも重なるキリスト教を意識することはありましたか。

山畑さん:学生キリスト教団体のメンバーといってもキリスト教徒の学生が多くいるわけではありません。私自身、仏教系の高校に通っていたのですが、大学の礼拝で聖書を読んだりチャプレン(チャペルで活動する聖職者)からお話を聞いたりしているうちに得られるものが多いなと感じ、今では毎週礼拝に出ています。立教の学生はせっかく縁あってキリスト教系の大学に通っているのですから、時間のあるときにはチャペルに足を運んでみてほしいなと思います。そうして、立教大学でクリスマスをお祝いする意味を少しでも多くの人に知ってほしいです。

池田:意外かもしれませんが、体育会もキリスト教とは深いつながりを持っています。体育会各部主将・主務の代交代の場としてもチャペルを利用しています。体育会本部が行うすべてのスタディキャンプにチャプレンにも参加していただいていて、出発前にはチャペルで礼拝も行っていますが、毎回身が引き締まる思いがします。その他にも各部によっては合宿出発前や試合前などの局面で礼拝を行っています。立教の学生にとってのチャペルはキリスト教信仰という枠組みを超えた「絆の象徴」のようなもの。体育会は人格形成の場としての意味も大きいですし、自分を見つめ直す上ではチャプレンのお話はとても参考になります。

伝統的に課外活動を重んじる校風で、学業と両立できる環境が整う

四季が感じられる2つのキャンパス

有友さん——最後に、立教大学へ進学を考えている受験生にメッセージをお願いします。

池田さん:立教大学は「自由の学府」とあるように、学生の自主性を育ててくれるところですし、必ず自分に合う多くの選択肢も用意されています。課外活動に取り組むことで自分の良いところが必ず見つかりますので、失敗を恐れず、新しい環境であっても少しでも興味はあることがあれば積極的にチャレンジしてください。

藤村さん:大学4年間で過ごす場所や環境が自分に合うかどうかはとても大切なことですが、その中でも立教大学のキャンパスは本当に素晴らしいと思います。建物はもちろん広い青空と芝生もとても素敵なので、ぜひ来てみてください。

山畑さん:課外活動はいろいろな人との出会いの場でもあります。違う考えを持っている人と一つのものを作り上げる経験をどんどん重ねていくことで、自分自身も成長するし、素晴らしい仲間に出会えることができると思いますので、いろいろなことに挑戦してみてください。

成田さん:私は実はとても人見知りなのですが、そんな自分を変えたいと思って課外活動に参加したら、たくさんの出会いや刺激が待っていて、自分に良い影響を与えてくれることばかりでした。皆さんもぜひ勇気を出して新しい環境に飛び込んでみてください。

※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。

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