立教の国際化への取り組み最前線 ─海外経験とグローバル奨学金─

立教大学

2016/04/21

RIKKYO GLOBAL

OVERVIEW

立教大学が文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」に採択されてから約1年半が経過しました。創立150周年を迎える2024年に向けて定めた24の国際化戦略「Rikkyo Global 24」を基盤とした構想が着々と実現されています。特に2016年は、これまで検討を続けてきた全学的な取り組みのいくつかが始動する年です。本特集では、立教大学の国際化の「いま」についてご紹介します。

立教大学国際化戦略「Rikkyo Global 24」

「Rikkyo Global 24」では、①海外への学生派遣の拡大 ②外国人留学生の受け入れの拡大
③教育・研究環境の整備 ④国際化推進ガバナンスの強化 を目標に設定しています。
立教大学の国際化─ 主な取り組みのご紹介<この10年の国際化の歩み>
2006年 ・経営学部開設。専門科目の約70%を英語で学ぶ国際経営学科を擁する経営学部を開設し、リーダーシップ教育を開始
2008年 ・異文化コミュニケーション学部開設。複言語主義をキーワードに、少人数による言語教育と全員留学が特長
・国内学生と留学生が混住する国際交流寮「RUID朝霞台」開設
2010年 ・「英語ディスカッション」科目スタート。1クラス8名程度の少人数で全学部の1年次生全員が履修
・国際交流寮「RUID志木」開設
2011年 ・日本語教育センター開設。日本語教育プログラムの展開および日本語を母語としない学生や研究者に対する日本語支援を行う
2013年 ・グローバル教育センター開設。グローバル化した社会で活躍するために必要な教養、リーダーシップ、語学力を育成するプログラムを開発・提供する
・「グローバル・リーダーシップ・プログラム(立教GLP)」スタート。経営学部のリーダーシップ教育の実績をもとに全学生対象に科目提供
・明治大学・立教大学・国際大学の3大学による「国際協力人材」育成プログラムスタート(文部科学省・平成24年度「大学間連携共同教育推進事業」に採択)
・国際交流寮「RIR椎名町」開設
2014年 ・国際化推進機構開設準備室開設(2015年4月、国際化推進機構としてスタート)。全学的な国際化を推進
・国際化戦略「Rikkyo Global 24」発表
・グローバルラウンジを池袋・新座の両キャンパスにオープン
・海外事務所(ニューヨーク、ロンドン、韓国)を開設

・文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」採択
 

「スーパーグローバル大学創成支援」採択による全学的な取り組み例

立教大学グローバル奨学金 2016年度スタート(詳細は後述「立教大学グローバル奨学金」参照)
立教大学が実施する全ての留学プログラムの参加者を対象に給付(返還不要)する新しい奨学金を2016年度より新設します。

グローバル教養副専攻 2016年度1年次入学者からスタート
海外体験を軸に、学部の学びに加えて自身の興味・関心に応じて体系的に学ぶ、全学部生が履修可能なプログラム。グローバルかつ複眼的な視点を養います。

GLAP:Global Liberal Arts Program 2017年度スタート
原則として英語による授業科目のみで学位が取得できるコース。外国人留学生と共同の寮生活や1年間の海外留学(必須)などで真のグローバルリーダーを育成します。(2016年度から一部の科目を先行実施)

4学期制 2016年度スタート
全学部で4学期制を導入し、海外に留学しやすい環境を整え、海外からの留学生や教員を柔軟に受け入れることができるようになります。(2015年度に試行運用)

入学試験改革 2016年度入試より実施
一般入試で「グローバル方式」、異文化コミュニケーション学部、社会学部では「国際コース選抜入試」を実施しています。

「グローバル方式」(一般入試・全学部日程)
TOEICやTEAPなど、定められた英語4技能資格・検定試験において、所定の級・スコアを満たせば、各学部学科が指定する英語以外の2教科の合計点で合否判定を受けることができます。

「国際コース選抜入試」(異文化コミュニケーション学部、社会学部)
卒業に必要な専門科目を全て英語で学ぶ、異文化コミュニケーション学部の「Dual Language Pathway」、グローバル社会に貢献できる人材を育成する社会学部の「国際社会コース」のための選抜入試です。

全学生を海外へ—協定校拡充と経済支援

立教大学が掲げている「2024年度までに学生の海外経験率を100%へ」という目標を達成するために、多種多様な留学・海外研修など海外プログラムの拡充を進めるほか、グローバルフェスタなどの留学に関するイベントや留学相談等、学生への海外に対する意識付け・サポートを実施しています。また、これらに加えて、本学独自の奨学金制度を大幅に見直し、新しい奨学金「立教大学グローバル奨学金」を設け、海外経験への経済的な支援を行います。この3つの柱が、より多くの学生が海外経験をしていく上での支えとなります。

「スーパーグローバル大学創成支援」採択前の海外協定校数は133大学でした(2014年度。海外体験プログラム実施校は含みません)。これを国際化推進機構が中心となり、2019年には210大学、2024年には300大学に拡大していきます。また、各学部でも独自のプログラムを新設。学生の海外経験をより身近なものとし、目的に沿って選択できるよう支援していきます。

学部独自の新たな取り組み例

■文学部 《ケンブリッジ・サマープログラム》2016年度新設〈文学部生対象〉
立教と同じ聖公会にルーツをもつ英国名門大学のカレッジで学ぶ
創立400年以上の伝統あるエマニュエルカレッジにて14日間の授業を受けるほか、春学期に事前学習、秋学期に事後学習を行います。現地学習は、講義のほかケンブリッジ方式の個人指導に基づく独立学習、セミナー、グループワーク、共同執筆論文の提出などで組み立てられる予定です。

■経済学部《SSA( Short-Term Study Abroad Program in Economics)》2015年度スタート〈他学部学生も履修可能〉
事前の反転授業で経済学を英語で学ぶ、短期留学プログラム
約1カ月の短期留学プログラムとしてSSA(カナダ・英国・米国・オーストラリア・フィリピン)を開講しています。SSAでは経済学部が開発したeラーニングプログラムREAL(Rikkyo Economics through Active Learning)を活用し、事前学習に反転授業を導入しています。SSAは単なる語学研修ではなく、経済学を英語で学ぶための留学プログラムです。
■法学部《オックスフォード・サマープログラム》2016年度より他学部学生も履修可能
世界をリードする大学で西洋古典とイギリス法を学ぶ
東京大学や青山学院大学と合同で実施されるプログラム。オックスフォード大学クライスト・チャーチ(学寮)に4週間宿泊し、オックスフォード大学とケンブリッジ大学の教員から英語で西洋古典学と法学を学ぶほか、自らの課題を設定して個別研究を行い、最後に研究成果のプレゼンテーションを行います。
※オックスフォード大学の正規プログラムではないため、同大学による単位認定や修了証明書発行等はなされません。

■現代心理学部《カリフォルニア大学リバーサイド校での短期海外留学プログラム》2016年度新設〈現代心理学部生対象〉
カリフォルニア大学リバーサイド校で英語とアメリカ文化を学ぶ
アメリカの大学で開催される英語研修に参加するプログラム。約3週間、世界各国からの留学生と共に学びます。英語力を磨くだけでなく、各種ワークショップを通してアメリカ文化を体験することもできます。

この他にも各学部や部局で新しいプログラムを開設予定です。

海外経験への経済的な支援—「立教大学グローバル奨学金」 2016年度新設

留学意欲があっても経済的な理由により海外留学を断念している学生を支援するため、奨学金制度を整備し、2016年度より「立教大学グローバル奨学金」を新設します。

本奨学金は、返済の必要がない給付型奨学金で、本学が実施する派遣留学、学部間交流プログラムのほか、単位認定を行う海外インターンなど、全ての留学プログラムに参加する学生が対象で、2016年度は500名以上の学生に支給することを想定しています。さらに、成績の優秀な学生は、同時に新設する「立教大学校友会成績優秀者留学支援奨学金」の受給も可能。学生が経済状況に関わらず積極的に留学プログラムに参加できる環境を整えます。
■立教大学グローバル奨学金
ポイント (1)返還不要の給付型
(2)立教大学が実施する全ての留学プログラムが対象
(3)対象者※全員に支給 ※家計の収入基準を満たした者
(4)成績優秀者は、「立教大学校友会成績優秀者留学支援奨学金」の受給も可能
対象 ①派遣留学 ②学部間交流プログラム ③認定校留学 ④その他、単位認定を行う留学プログラムに参加する学部学生、大学院学生、正規外国人留学生
金額(給付) 留学プログラムおよび家計状況に応じて10万円~ 40万円
支給例 派遣留学1セメスター 10万円または20万円
    派遣留学2セメスター 20万円または40万円
採用人数 家計の収入基準を満たす対象者全員
受付開始 2016年6月上旬予定
 
 ■立教大学校友会成績優秀者留学支援奨学金
対象 「立教グローバル奨学金」が対象とする留学プログラムに参加する学業成績優秀な2年次以上の学部学生(正規外国人留学生を含む)
金額(給付) 10万円(「立教大学グローバル奨学金」も受給可能)
採用人数 100人
受付開始 2016年6月上旬予定


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