2021/10/15 (FRI)

立教大学共生社会研究センター・オンラインミートアップ
「古いデータを新しいシステムに——アーカイブズの編成・記述・メタデータ」(2021年11月20日)を開催いたします!

 立教大学共生社会研究センターでは、2020年度から、アーカイブズ記述国際標準に準拠したオープンでフリーのアーカイブズ資料情報管理システムAccess to Memory(AtoM)関連のイベントを継続に実施し、主としてAtoMの導入に関する課題を検討してきました。そうした中で繰り返し課題として挙げられたのが、スプレッドシートなど多様な形式で、システム外で作成された記述データの処理です。その一方で、システム更改にあたり旧システムから新システムにデータを移行する際(そしてその行き先がAtoMのようなアプリケーションの場合)の課題については検討したことがありませんでした。
 そこで今回は、現行システムに搭載されているアーカイブズ記述が抱える課題を洗い出し、AtoMのような国際標準準拠のシステムの導入が課題解決につながりうるかを検討中の橋本陽さん(京都大学大学文書館)、また、現在運用中のOMEKAを用いたシステムの更新にあたり、AtoMも含めた他のシステムについて様々な検証を行っている元ナミさん(東京大学文書館)のお二人にご報告いただきます。
 その後、参加者とのディスカッションを通して、アーカイブズ資料情報管理システムと、アーカイブズの編成・記述・メタデータのあり方について考えてみたいと思います。
 
 どうぞふるってご参加ください。

イベントの詳細

日時:2021年11月20日(土) 14:00~16:00
実施方法:オンライン会議システムZoomにて開催します。アクセス情報はお申込み後にお知らせいたします。


スピーカー:
元(ウォン)ナミさん(東京大学文書館・デジタルアーカイブ部門助教)

2016年から京都大学大学文書館助教。2020年3月、学習院大学大学院人文科学研究科アーカイブズ学専攻博士後期課程単位取得退学。2021年4月より現職。研究テーマは、日本と韓国を中心とした地方公文書館の設立と運営拡大に関する国際比較研究。論文に「イングランドの地方公文書館における外部資金の活用」(京都大学大学文書館研究紀要(18) 37-51、2020年)、「韓国における地方公文書館設立の可能性とその意義 : ソウル特別市の事例から」(学習院大学人文科学論集 (24) 223-251、2015年)など。

橋本 陽さん(京都大学大学文書館助教)
2017年3月、学習院大学大学院人文科学研究科アーカイブズ学専攻博士後期課程単位取得退学、2020年4月より現職。研究テーマは、資料整理方法の国際比較および電子記録の長期保存。近著は「アーカイブズ学の視点から捉える電子記録管理システムの要点:DoD 5015.2のアルフレスコによる検証」(京都大学大学文書館研究紀要(19)29-43、2021年)、"The clash between domestic and Western traditions: Japanese understanding of the archival principles", Archives and Manuscripts 49(1-2): 133-148, 2021など。

主催:立教大学共生社会研究センター
共催:
JSPS科研費 若手研究 20K13158 「アーカイブズの保存と利用に適用可能な外部資金制度のモデル構築研究」(研究代表者:元ナミ) https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20K13158/
JSPS科研費 研究活動スタート支援 20K22018「システムの開発と検証による日本型の電子文書保存基盤の創生」(研究代表者:橋本陽)
参加費:無料
定員:30名
お申し込みはこちらから


この件に関するお問い合わせ:立教大学共生社会研究センター
 電話: 03-3985-4457 火~金 9:00~17:00 
 E-mail: kyousei@rikkyo.ac.jp


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