2025/05/09 (FRI)

2025年度公開講演会「これからのジェンダー平等」開催のお知らせ(6.19開催)

2025年6月19日(木)18時30分より、2025年度の公開講演会を対面とオンラインのハイブリッドで開催いたします。講師には東京都立大学名誉教授の江原由美子氏をお招きいたします。みなさま、どうぞ奮ってご参加ください(※参加にはお申し込みが必要です)。

2025年度公開講演会「これからのジェンダー平等」

◆日時:2025年6月19日(木) 18:30~20:00
◆場所:池袋キャンパス 14号館D401教室
ZOOMウェビナーを用いた対面とオンラインのハイブリッド開催
◆申込み:次URLよりお申し込みをお済ませください。https://s.rikkyo.ac.jp/3bjgfxyh
(※オンライン参加の方には後日、ウェビナー参加用のURLをお知らせいたします)
◆定員:対面180名、オンライン1000名(定員に達し次第、お申し込みを締め切ります)
◆対象:本学学生・大学院生、教職員、一般
◆主催:立教大学ジェンダーフォーラム
◆概要:
近年、「女性差別」に対する人々の考え方の中に、かなり対立が目立つようになってきてる。その理由を考えていくと、そこには、「女性差別」に対する考え方の違いがあると考えられる。それは、性別カテゴリーを根拠にして人に対する処遇を決めることを「女性差別」とするような考え方と、結果的に「性別役割分業観」に沿った決め方をした場合も「女性差別」とする考え方という、二つの考え方の違いである。前者の考え方で「女性差別」を考えると、現代社会においては、「女だから~~するべきだ」等の性別カテゴリーを表に出した理由づけはかなり薄まっているので、「女性差別」はほぼなくなって来たと考える人が多い。
しかし後者の考え方で「女性差別」を考えると、家事育児時間の長さや労働時間などにおいて明確に男女間で大きな差があり、現代社会は全く「男女平等」ではない社会ということになる。前者からすれば「女性差別はほぼなくなっているのに、いつまでも女性差別の存在を言い立てるのはいかがなものか」という判断も生まれ、後者からすれば、「男女平等が全く実現していないのに、もはや女性差別はないかのように主張することは許せない」ということにもなるように思われる。
しかし、実際にはこの二つの考え方は、「女性差別」の異なる側面に焦点を当てているにすぎない。講演においては、意識と無意識や、個人の行為としての「差別」と社会構造上の「差別」等の観点から、二つの考え方がどの部分に焦点を当てているのか等を考察し、両者が共通して目指しうる方向性を見出したい。
◆講師:
江原由美子(えはらゆみこ)氏
1952年生まれ 1979年東京大学大学院社会学研究科中退。専門は、ジェンダー研究、理論社会学。東京都立大学・お茶の水女子大学・横浜国立大学などに勤務。博士(社会学)・東京都立大学名誉教授。
専門は、ジェンダー研究、理論社会学。
主著に、『ジェンダーと平等』(編著)シリーズ現代社会学の継承と発展第1巻 ミネルヴァ書房 2024、『挑戦するフェミニズム:ネオリベラリズムとグローバリゼーションを超えて』(共編著)有斐閣 2024、『持続するフェミニズムのために:グローバリゼーションと「第二の近代」を生き抜く理論へ』(単著)有斐閣 2022、『増補女性解放という思想』筑摩書房 2021、『ジェンダー秩序』(新装版)勁草書房 2021、『自己決定権とジェンダー』(オンデマンド版)岩波書店  2021。
▽▼▽▼Zoomウェビナー参加方法▽▼▽▼(必ずお読みください)
  1. 視聴にはインターネット回線およびパソコン/タブレット/スマートフォンが必要です。
  2. あらかじめ、Zoomのアプリケーション(最新版)のインストールをお済ませください。既にインストール済みの方は、最新版にアップデートされていることをご確認ください。なお、Zoomのアカウントのない方もウェビナーのご視聴は可能です。
  3. ご登録いただいたメールアドレスに、後日ウェビナー視聴用のURLをご連絡いたします。開催時刻になりましたらURLをクリックし、IDなどを入力してご参加ください(イベント数日前になってもメールが届かない場合は、事務局までご連絡ください)。
【注意事項】
  • メールアドレスを間違えると招待用メールが届きません。再三のご確認をお願いいたします。
  • イベント視聴用URLのSNSへの書き込みや、ご友人との共有はお控えください。
  • お申し込み1件につき、Zoomへのアクセスは1名のみでお願いいたします。
  • 当日の映像や音声の録画および録音は一切おやめください。

お問い合わせ

ジェンダーフォーラム事務局

電話:03-3985-2307
メール:gender@rikkyo.ac.jp

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