ジェンダーフォーラムRikkyo Gender Forum

『常識』にとらわれず、性差やセクシュアリティ(性自認・性的指向など)についての問題を本音で語り合い、考える場、それがジェンダーフォーラムです。ジェンダー(gender)とは、社会や文化の『常識』にしたがってつくられた性差のこと。『女/男らしさ』『女/男役割』や異性愛を『あたりまえ』とする考え方もそのひとつです。『常識』『あたりまえ』とみなされている性をめぐる社会通念・制度・規範には、一人ひとりの個性的なあり方を抑圧するものが少なくありません。ジェンダーフォーラムはジェンダーについての教育・研究拠点として、1998年に誕生しました。ジェンダーに関する身近な違和感をもっている方から学識を深めたい方まで、様々な人に広く開かれています。より多くの人々が、自分自身の問題として社会生活における『ジェンダー』に気づき、理解し、考える契機となるよう、公開講演会やジェンダーセッション、コーヒーアワーなどを開催しています。

フォーラムからのお知らせ

2020.2.10 公開講演会「フェミニズムが変えたこと、変えられなかったこと、そしてこれから変えること」開催のお知らせ(5.16開催)
ジェンダーフォーラムでは、2020年度公開講演会として、以下のレクチャーを開催いたします。みなさま奮ってご参加ください。

※申し込みは3月中旬以降を予定しております

ジェンダーフォーラム2020年度公開講演会 「フェミニズムが変えたこと、変えられなかったこと、そしてこれから変えること」

◆日 時:2020年5月16日(土) 13:30~16:30(開場13:00)
◆場 所:池袋キャンパス 太刀川記念館カンファレンス・ルーム(※変更の可能性あり)
◆申込み:事前申し込み 要(3月中旬以降に開始予定)
◆参加費:資料代として500円を徴収(学生は無料)

◆概 要:
昨年来の#MeToo、#KuTooムーブメント、東医大不正入試や性虐待無罪判決への怒り、東京大学入学式での上野千鶴子さんの祝辞が話題を集めたことなど、フェミニズムへの関心が高まっている手応えを感じます。参院選でも史上最高数の女性候補が登場し、ジェンダーに関わる政策が注目を浴びました。若い世代でためらわずフェミニストを名のる女性も増えてきました。
とはいえ、リブから半世紀、日本のジェンダーギャップ指数は、世界153か国中121位(2019年)と低迷し、男女平等はいまだ道半ばにあります。そしてまた担い手の高齢化に伴って、フェミニズムは世代交代の時期を迎えています。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)は、女性の活動のレガシーを伝えたいと活動を始めて10年になりました。本講演会はWANとの共催で「フェミニズムが変えたこと、変えられなかったこと、そしてこれから変えること」をテーマに、女性たちがこれまで切り開いてきた達成をふりかえり、残された課題と、これからフェミニズムが社会にどのようにかかわっていくのか、これからの10年を考えます。

◆講 師:
田中 美津氏(鍼灸師)
1943年東京都生まれ。1970年代初頭に始まったウーマンリブを牽引。1975年の国際婦人年世界会議をきっかけにメキシコに渡る。未婚の母となり、4年後に帰国、鍼灸学校に入学。1982年治療院「れらはるせ」を開設、現在に至る。田中を追った映画『この星は、私の星じゃない』(吉峯美和監督)が2019年に公開。著書に『いのちの女たちへ:とり乱しウーマン・リブ論』(田畑書店、1972年)、『かけがえのない、大したことのない私』(インパクト出版会、2005年)、『明日は生きていないかもしれない……という自由』(インパクト出版会、2019年)、『この星は、私の星じゃない』(岩波書店、2019年)など。

酒井 順子氏(エッセイスト)
1966年東京都生まれ。高校在学中から雑誌にコラムを発表。立教大学卒業後、広告会社勤務を経て執筆専業となる。2004年、『負け犬の遠吠え』(講談社)で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞を受賞。著書に『下に見る人』(角川書店、2012年)、『地震と独身』(新潮社、2014年)、『男尊女子』(集英社、2017年)、『百年の女:『婦人公論』が見た大正、昭和、平成』(中央公論新社、2018年)など多数。

小川 たまか氏(ライター)
1980年、東京都生まれ。立教大学大学院文学研究科修士課程修了。編集プロダクション取締役を経て2018年に独立し、フリーライターに。Yahoo!ニュース個人「小川たまかのたまたま生きてる」などで執筆。性暴力被害当事者を中心とした団体・一般社団法人Springスタッフ。性暴力と報道対話の会メンバー。著書に『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(タバブックス、2018年)

佐藤 文香氏(一橋大学大学院社会学研究科教授)
専門はジェンダー研究、軍事・戦争とジェンダーの社会学。主な業績に『軍事組織とジェンダー:自衛隊の女性たち』(慶応義塾大学出版会、2004年)、『ジェンダー研究を継承する』(編著、人文書院、2017年)、『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた:あなたがあなたらしくいられるための29問』(監修、明石書店、2019年)など。

上野 千鶴子氏(東京大学名誉教授・認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長)
社会学者。専門は女性学、ジェンダー研究。この分野のパイオニアであり、指導的な理論家のひとり。高齢者の介護とケアも研究テーマとしている。2013年から2018年まで立教セカンドステージ大学で客員教授を務める。その経験の一部は『情報生産者になる』(ちくま新書、2018年)に紹介されている。1994年、『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)でサントリー学芸賞受賞。その他著書多数。最新刊に『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』(共著、大和書房、2020年)。
2020.2.10 3月のコーヒーアワー(池袋)開催のお知らせ(3.23開催)
立教大学ジェンダーフォーラムでは、在学生や学外の方を交え、ジェンダーやセクシュアリティについて自由に語りあえる場を提供することを目的に、コーヒーアワーを開催しています。 和気あいあいとした雰囲気のなかで、学生生活や多様な文化について、意見を交換してみませんか?

学内外問わず、お友だちとでも、おひとりでもお気軽にご参加ください。初めての方も大歓迎です!

今月は、下記の日程でコーヒーアワーを開催します。

日時:2020年3月23日(月) 12:30~14:00
場所:立教大学ジェンダーフォーラム(池袋キャンパス6号館1階)

詳細や不明な点はジェンダーフォーラム事務局にお問い合わせください。
2019年12月16日(月)に開催された映画『わたしたちの家』上映会の記録をアップしました。
2019年12月10日(火)に開催された第79回ジェンダーセッションの記録をアップしました。
2019.9.30 ニューズレターGem第41号発行のお知らせ
ジェンダーフォーラム発行のニューズレター『Gem』第41号を発行いたしました。
以下「刊行物」の中の「ニューズレター「Gem」(じぇむ)」からPDFファイルがダウンロードできるようになっていますので、ご覧ください。

イベントカレンダー

立教大学ジェンダーフォーラムのイベントや事務室開室状況をご案内します。

2019年9月~2020年3月の開室時間:
月・水・木曜日(10時~18時)
火曜日(10時~16時)
※金曜日は閉室です

急に閉室になる場合もありますので、詳細はジェンダーフォーラムカレンダーでご確認ください。

【Googleカレンダーをご利用の方】
カレンダー右下の「+Googleカレンダー」をクリックして追加していただくと、毎回このページを訪れなくとも、ご自身のパソコンやスマートフォンのカレンダー上でジェンダーフォーラムの情報をご覧いただくことができます。

概要

組織
立教大学ジェンダーフォーラムは、1998年4月、固定的な性別役割分業観にとらわれないジェンダーフリーの視点に立った人材の育成と男女共同参画社会の実現に寄与することを目指し、そのための教育・啓発活動および調査・研究を実施する機関として設立されました。立教大学の専任教職員から募った委員によって運営委員会が組織され、その活動は、フォーラムの名の通り立教大学の教職員、学生、卒業生を中心として広く一般社会へと開かれています。

2019年度運営委員会はこちらから確認できます。
歴史
1998年4月の設立当初から2013年3月まで、立教大学ジェンダーフォーラムは、池袋キャンパスの旧女子寮ミッチェル館(1998年3月閉館)にありました(現在は、池袋キャンパス6号館1階に移転しています)。当フォーラムの活動においては、共同生活により女子学生の人間的成長を図るという女子寮ミッチェル館の理念を発展的に継承しています。

現在も発行されている当フォーラムのニューズレターの名前“Gem”には、「光輝く宝石」の意と共に「Gender Encounter in Mitchell」、つまり「ミッチェル館でのジェンダーの出会い」も表されています。

ミッチェル館の歴史

現在のミッチェル館

ミッチェル館は、正式にはロザリー・ミッチェル・メモリアル・ホールといい、1959年に開設され1998年に閉館されるまで、39年間にわたり女子学生の生活の場として運営されてきました。ここで生活をした学生はおよそ1400名、その一人一人の思い出を刻んで1998年3月、閉館の時を迎えました。

ミッチェル館が設立されるまで(-1958)
戦後まだ女子学生が少数だった時代に、米国聖公会信徒ミッチェル氏から女子学生の便宜を図り、より多くの女子学生に勉学の機会を与えてほしいという希望のもと、基金2万ドルの提供の申し出があった。
1959年に旧館部分の建設が完了、女子学生寮として発足した。名称は、ミッチェル氏を記念して「ミッチェル館」とされた。

設立から新館増築まで(1959-1966)
教育寮であるミッチェル館の基本理念は、立教大学の「建学の精神」であるキリスト教に基づく教育を実施し、女子学生の人間的成長を図ることであった。寮には館長、チャプレン、カウンセラーが置かれ、カウンセラーは館生と共に館生活を送り、生活全般にわたる指導・助言をした。学生の生活は「自活活動」によるもので、毎年役員の選挙が行われ、ホール・マスターをはじめ各係が選ばれた。

新館完成から1970年代前半まで(1967-1975)
1967年4月、新館が完成し定員が60名に増えたことに伴い、カウンセラーが2名に増員された。また、全国的に起こった大学紛争の影響を受け、館内では寮費値上げ反対運動や規則改定運動が起きた。

1970年代後半から1980年代前半まで(1976-1985)
館生側から施設状況の改善や生活上の制限に対する快適さを求める要求が出されたことから、定員を削減するなどして館生のニーズに対応し、次第に厚生寮化していった。また、この時期はさまざまな工夫がなされ、その一環として外国人留学生を迎えた。

1980年代後半から閉館まで(1986-1998)
1990年に立教大学における女子学生の占有率が40パーセントを超えた。しかし時代の流れには勝てず、1998年3月閉館となった。

ジェンダーフォーラムの発足(1998年4月)
共同生活により女子学生の人間的成長を図るというミッチェル館の理念も引き継ぐ形でジェンダーフォーラムが発足。現在同館は、会議室や法務研究科の研究生室などの用途に活用されている。
ミッチェル奨学生の募集
ジェンダーの視点にたって行われる活動・研究の奨励を目的とした『ロザリー・レナード・ミッチェル記念奨学金』を毎年春と秋に募集しています。本学学部および大学院に在籍する学生で、ジェンダーに関わる活動・研究をした者(団体)、あるいは活動・研究を計画している者(団体)を幅広く対象とします。

(A)ジェンダーフォーラム論文賞

対象: 学部学生・大学院学生(個人・団体)
支給額: 優秀:10万円, 佳作:5万円
採用件数: 1~4件
選考方法: 論文審査

*2017年度の奨学生は決定しました。詳細は「フォーラムからのお知らせ」、もしくはこちらをご覧ください。

(B)活動・研究助成金

対象: 本学学部学生・大学院学生(個人・団体)
支給額: 総額20万円
採用件数: 1~2件
選考方法: 書類審査・面接

*2019年度の奨学生は決定しました。詳細は「フォーラムからのお知らせ」、もしくはこちらをご覧ください。
イベントの開催
より多くの人々が社会生活における「ジェンダー」に気づく機会となるように、そして『ジェンダー』を自分自身に関わる問題として、一人ひとりが理解し考える契機づけとなるように、さまざまなイベントを開催しています。イベントには学内外者問わずどなたでもご自由にご参加いただけます。

ジェンダーセッション

ジェンダーフォーラムでは、小さな勉強会『ジェンダーセッション』を開催しています。
毎回1つのテーマを決めて、その分野に詳しい方に報告をしていただきます。
その後、報告者と参加者全員で1つのテーブルを囲んで、気軽にディスカッションをしようというアットホームな会です。
参加費、申し込みは不要です。

公開講演会

ジェンダーフォーラムの活動を学内外に広くアピールするために、公開講演会を開催しています。より多くの人々が社会生活における「ジェンダー」に気づく機会となるように、そして「ジェンダー」を自分自身に関わる問題として、一人ひとりが理解し、考える契機づけとなるようなテーマを設定し、毎年多彩なゲストをお招きしています。 ◆最近のテーマ(一例) ・ジェンダー視点で福祉社会を拓く ・ミソジニーとは何か?

コーヒーアワー

立教大学ジェンダーフォーラムでは、学生のみなさんがジェンダーやセクシュアリティについて自由に語りあえる場を提供することを目的に、コーヒーアワーを開催しています。和気あいあいとした雰囲気のなかで、学生生活や多様な文化について、意見を交換してみませんか?学内外問わず、お友だちとでも、おひとりでもお気軽にご参加ください♪初めての方も大歓迎です。

イベント開催記録

イベント情報をメールで配信します

ジェンダーフォーラムでは、イベント情報をメールで配信しています。
メール受信をご希望の方は、下記情報を記載の上、ジェンダーフォーラム事務局(gender@rikkyo.ac.jp)宛にメールでお申込ください。

・氏名:
・氏名(フリガナ):
・所属:
・所属フリガナ:
・登録希望メールアドレス:

※配信停止およびアドレスのご変更については、ジェンダーフォーラム事務局までご連絡ください。アドレス変更のご連絡をいただけず、メールの配信が不可能な場合は、お預かりしたアドレスは削除いたします。
ジェンダー関係の図書閲覧
閲覧可能な図書・資料
・ジェンダー関係の図書 (1.女性論・フェミニズム 2.家族・カップル・パートナーシップ 3.世界事情・歴史 4.性・からだ・こころ・セクシュアルハラスメント 5.労働・経済 6.法律 7.教育)
・省庁・自治体の白書・報告書
・大学のジェンダー関連研究機関による紀要・年報
・「月刊女性情報」「女たちの21世紀」「ジェンダー史学」等の雑誌・学術誌
が閲覧できます。図書は貸出も行っています。
・所蔵資料一覧:所蔵資料一覧をPDFファイルで確認できます

刊行物

ニューズレター「Gem」(じぇむ)
年2回発刊のニューズレター。公開講演会やジェンダー・セッション参加者のリポートを掲載したり、お勧め図書など情報盛り沢山で提供しています。Gemとは…命名時には本フォーラムがその精神を受け継いでいる立教大学女子寮ミッチェル館(1998年閉館)の“M”にちなんだものでした(Gender Encountering in Mitchell)。現在はさらなる発展を企図して、ジェンダー平等の実現を目指すことを意味するGender Equality in the Makingとし、ニューズレター、メーリングリストの名前として使用しています。

Gem第41号(2019年10月1日発行)

Gem第40号(2019年3月31日発行)

Gem第39号(2018年10月1日発行)

Gem第38号(2018年3月31日発行)

Gem第37号(2017年10月1日発行)

Gem第36号(2017年3月31日発行)

Gem第35号(2016年10月1日発行)

Gem第34号(2016年3月31日発行)

Gem第33号(2015年10月1日発行)

Gem第32号(2015年3月31日発行)

Gem第31号(2014年10月1日発行)

Gem第30号(2014年3月31日発行)

Gem第29号(2013年10月1日発行)

Gem第28号(2013年3月31日発行)

Gem第27号(2012年10月1日発行)

Gem第26号(2012年3月31日発行)

Gem第25号(2011年10月1日発行)

Gem第24号(2011年3月31日発行)

Gem第23号(2010年10月1日発行)

立教大学図書館OPACで見る

立教大学ジェンダーフォーラム年報
ジェンダーフォーラムでは、フォーラムの活動を記録した年報を1999年度から毎年発行しています。
本年報では、投稿論文を募集しております。
申込の締切は例年10月末日、投稿の締切は例年11月末日となっています。
編集・投稿規定及び執筆要項はこちらをご確認ください。
立教大学学術リポジトリ(立教Roots)においても、本文を一部公開しています。
その他の刊行物

立教ジェンダー・ミニ事典 : 10th anniversary (2009年3月発行)

立教大学ジェンダーフォーラムは2008年度に開設10周年を迎え、2009年3月にその記念行事の一環として「立教ジェンダー・ミニ事典」を刊行しました。 この事典は一見ジェンダーと関係ないとみられるような事柄を取り上げていますが、「ジェンダーの視点」からみてみると実は深いかかわりがあることが分かるようなスタンスで作成しました。 (雑誌立教 No.209 pp.43「立教ジェンダー・ミニ事典」より近藤弘所長の紹介文から抜粋)

立教大学におけるジェンダー関連科目の現状と課題 (2008年3月改定、2007年5月発行)

立教大学ロザリー・レナード・ミッチェル記念基金の特別活動資金の交付を受けて作成された報告書。「立教大学において一体ジェンダー科目がどのくらい開講されているのか、その実態はどうか、また、課題は何かを明らかにすべく取り組まれたのが、今回の研究調査プロジェクトである。もとより、限られた時間の中での研究調査故、不十分な部分が多々あることは十分承知している。それでも、これまで必ずしも明らかにされることのなかった立教大学におけるジェンダー関連科目の実態を少しでも明らかにすることができたのではないかと思っている」 (近藤弘所長「はじめに」より抜粋)

お問い合わせ

立教大学ジェンダーフォーラム

立教大学池袋キャンパスマップ