2024/10/07 (MON)

ボート部が「第51回全日本大学ローイング選手権大会」で女子は創部初の総合優勝、男子は種目で連覇達成

キーワード:学生の活躍

OBJECTIVE.

9月4日(水)~9月8日(日)、埼玉県戸田市の戸田ボートコースで「第51回全日本大学ローイング選手権大会」(主催:公益社団法人日本ローイング協会)が開催され、体育会ボート部が創部初の女子総合優勝を果たしました。さらに種目では女子シングルスカルで創部初の優勝、男子フォアで優勝し連覇を達成しました。

本大会でボート部は、2つの金メダルと4つの銅メダルを獲得しました。

女子総合優勝

女子の各種目出場メンバーと指導者の皆様

後列左より
上野さん、前田さん、立原さん、冨永さん、
松岡さん、飯塚さん、寺田さん、永田さん、
山﨑さん、江口さん

中列左より
藤田さん、大石さん、井上さん、清水さん、
田村さん、佐橋健太郎ヘッドコーチ

前列左より
水谷達也テクニカルアドバイザー、
小林さん、向井さん、髙橋さん、奥山さん、
熊木吉章監督

コメント
法学部国際ビジネス法学科4年次
髙橋杏果さん(女子部主将)


9月4日から8日に開催されました第51回全日本大学ローイング選手権で、女子部創部初の女子総合優勝を達成しました。チームとして2024シーズンの目標に女子部総合優勝を掲げて、1年間練習に取り組んできました。正直、総合優勝という目標は高く、優勝には出場する選手1人1人の実力向上が必要でした。

そこで初めての取り組みとして、総合優勝するための布陣を監督コーチ陣と女子部全員で考えました。その結果、6種目フルエントリーし、内5種目でメダルを獲得することができ、女子総合優勝を掴み取ることができました。優勝カップを手にした時は本当にチームみんなで頑張ってきてよかったと心の底から思うことができました。

最後に総合優勝させてくれたチームのみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。また、総合優勝には、1番近くで応援してくれるマネージャーやトレーナーや監督コーチ陣、応援してくださるOBOG・保護者の皆様の熱い声援や支えがありました。ほんとうに力になりました。チーム立教の一体感を感じることができました。これからも立教大学体育会ボート部が強く、愛される応援されるチームになるようチーム一同精進してまいります。

女子シングルスカル 優勝

出艇中の井上幸乃さん

「シングルスカル」は漕ぎ手が1人でオールを2本持って漕ぐ競技です。

スタートからの激しい競り合いで相手と拮抗していたものの、1000メートルからのロングスパートで徐々に引き離し、独漕状態に。武器である1本の出力と長さで最後まで伸び伸びと漕ぎ、2位と8秒以上の差をつけてゴールしました。
創部初の種目優勝となりました。

写真提供/JARA広報

コメント
異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科2年次
井上幸乃さん


私自身2回目となるインカレはシングルスカルとエイトで出漕させていただきました。シングルスカルは孤独な種目ですが、岸からの温かい声援やサポートのおかげで5日間全力で漕ぎ切ることができました。今年は女子部初の総合優勝を掲げ、自分が優勝の立役者になるという貪欲な気持ちで1年間練習に取り組んできました。

その努力が報われ、ほっとしたと同時に、来年のインカレに向けて兜の緒を締め、更にレベルアップしなければいけないと感じております。これからも驕らず謙虚に競技と向き合っていきます。

男子フォア 優勝

左から山田さん、松本さん、藤吉さん、高橋さん

「フォア」は4名の漕ぎ手が左右に2名ずつ分かれ、それぞれが両手で1本、計4本のオールでゴールまでの速さを競う競技です。

決勝戦では予選、準決勝で出たスタートダッシュ部分での課題を修正し、最初の500mを全体1位で通過しました。その後も他の艇が多くのポイントで勝負を仕掛けてきましたが、日頃の練習で重点的に取り組んだ中盤でスピードを落とさないというクルーの強みを発揮。スパートをかけ続けたことでゴールまで1艇身以上の差を保ったまま優勝し、連覇となる成績を残しました。

【メンバー(シート順)】
  • 社会学部現代文化学科4年次 山田雄恒さん
  • スポーツウエルネス学部スポーツウエルネス学科2年次 松本礼さん
  • スポーツウエルネス学部スポーツウエルネス学科1年次 藤吉昴樹さん
  • 理学部物理学科4年次 高橋岳大さん

左から松本さん、山田さん、高橋さん、藤吉さん

コメント
社会学部現代文化学科4年次
山田雄恒さん


男子フォアは昨年も立教大学が優勝している種目であり、今大会では連覇がかかっていました。
前回大会以上のパフォーマンスを発揮するため、高い目標設定を行った上で、練習量や質に加えてボートの調整や陸上での過ごし方などありとあらゆる面において妥協せず大会に向けて準備を行いました。しかし、予選、準決勝と通過はしていたものの技術的な課題の修正に意識が囚われ、スピードの維持に集中できないという状態が続いていました。

そこで、決勝前日の夜まで水上練習やミーティングをして課題の修正に努め、レースプランも前半から積極的にスパートをかけていく内容に変更したことで決勝ではスタート500mからトップを譲らずその差を保ったままゴール、優勝することができました。
ボート部としては昨年度から男女アベック優勝を連続で達成、女子部は今年総合優勝を果たしました。今後もチーム内で切磋琢磨し、男子部の方でもエイトでの優勝などさらなる高い目標の達成を目指し、強いチーム作りをしていきます。沢山のご支援、ご声援をいただきありがとうございました。

女子ペア 3位

出艇中、表彰後ともに左から向井さん、髙橋さん

「ペア」は2名の漕ぎ手が左右に1名ずつ分かれ、それぞれ両手で1本ずつ、計2本のオールでゴールまでの速さを競います。

決勝のレースは、スタートで2位の位置につき、大きく伸び伸びと漕ぐコンスタントでの強みを発揮。ラスト500mで他の艇に抜かれはしたものの、銅メダルを獲得しました。

【メンバー(シート順)】
  • 観光学部観光学科3年次 向井琴和さん
  • 法学部国際ビジネス法学科4年次 髙橋杏果さん

女子ダブルスカル 3位

出艇中、表彰後ともに左から飯塚さん、清水さん

「ダブルスカル」は2名の漕ぎ手がそれぞれオールを右手と左手に1本ずつ持ち、計4本のオールでゴールまでの速さを競います。

スタートが決まって500mで3番手となり、良いリズムにのって漕ぎ進みました。強みである中盤のコンスタントで順位をキープし、銅メダルを獲得しました。

【メンバー(シート順)】
  • 経済学部経済政策学科2年次 飯塚百合子さん
  • 異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科1年次 清水日南子さん

女子舵手付きフォア 3位

「女子舵手付きフォア」は舵手と漕ぎ手4人1組で構成され、漕ぎ手が1本ずつオールを漕ぐ競技です。他の種目は漕ぎ手が「舵取り」と「レースの駆け引き」を行いますが、舵手つき種目はそれらを「舵手(COX)」が行います。

女子舵手付きフォアの決勝レースは、前半の第2クォーターに入るまでスタートからのトップスピードを維持し、徐々にコンスタントへと入りましたが、持ち味のレンジの長さを生かし、アタックコールにもしっかりと反応して第3クォーターではまた船を伸ばしました。ラストは全力を尽くして追い上げた結果、銅メダルを獲得しました。

左から奥山さん、大石さん、田村さん、藤田さん、小林さん

【メンバー(シート順)】
  • 観光学部観光学科3年次 奥山結月さん
  • 社会学部メディア社会学科1年次 大石穂佳さん
  • コミュニティ福祉学部福祉学科3年次 田村帆乃香さん
  • 法学部国際ビジネス法学科3年次 藤田蘭さん
  • コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科3年次 小林愛さん

後列左から大石さん、田村さん、奥山さん/前列左から小林さん、藤田さん

女子エイト 3位

「エイト」は8名の漕ぎ手が左右に4名ずつ分かれ、それぞれが両手で1本、計8本のオールでゴールまでの速さを競います。舵手1名が乗船し9人乗りで構成されます。他の種目は漕ぎ手が「舵取り」と「レースの駆け引き」を行いますが、舵手つき種目はそれらを「舵手(COX)」が行います。

スタートで前を走る他艇についていくことができ、逆風が吹くきついコンディションの中、COXのコールに8人で反応し、攻め続けることで、銅メダルを獲得しました。

上から向井さん、髙橋さん、大石さん、奥山さん、田村さん、清水さん、飯塚さん、井上さん、小林さん

後列左から奥山さん、大石さん、髙橋さん、向井さん/前列左から小林さん、井上さん、飯塚さん、清水さん、田村さん

【メンバー(シート順)】
  • 異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科2年次 井上幸乃さん
  • 経済学部経済政策学科2年次 飯塚百合子さん
  • 異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科1年次 清水日南子さん
  • コミュニティ福祉学部福祉学科3年次 田村帆乃香さん
  • 観光学部観光学科3年次 奥山結月さん
  • 社会学部メディア社会学科1年次 大石穂佳さん
  • 法学部国際ビジネス法学科4年次 髙橋杏果さん
  • 観光学部観光学科3年次 向井琴和さん
  • コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科3年次 小林愛さん

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