2023/06/15 (THU)

外国語教育研究センターの馬場大介教育講師の論文が「第20回日本独文学会・DAAD賞」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

外国語教育研究センターの馬場大介教育講師の論文「ハイブリッド性へと至るアナロギー的思考:日独の文学研究の交流におけるカール・フローレンツ『日本文学史』(原題:Analogisches Denken zur Hybridität. Karl Florenz’ Geschichte der japanischen Litteratur im Austausch der deutschen und der japanischen Literaturforschung)」 (Neue Beiträge zur Germanistik, Band 19/Heft 1)が「第20回日本独文学会・DAAD賞」(ドイツ語論文部門)を受賞しました。

左:日本独文学会の機関誌『ドイツ文学』/右:自著『近代日本文学史記述のハイブリッドな一起源』

日本独文学会は、ドイツ語・ドイツ文学の研究と普及を目的とする学術団体です。学術的立場からその学会員の優れた研究業績を評価し、公に顕彰するために「第20回日本独文学会・DAAD賞」を設けています。

馬場大介教育講師の研究について
日本とドイツ語圏の文学研究が、明治時代の日本でどのように影響し合っていたのかという視点から、比較文学の研究を行っています。受賞作の論文では、東京帝国大学ドイツ文学科の教師、カール・フローレンツによるドイツ語の『日本文学史』について論じています。

授賞式は、2023年6月3日(土)に明治大学駿河台キャンパスで開催された「日本独文学会2023年春季研究発表会」にて執り行われました。

馬場大介教育講師と池袋キャンパスで担当している「ドイツ語中級1」を受講している学生たち

コメント

COMMENT

外国語教育研究センター教育講師
馬場 大介

このたび、第20回日本独文学会・DAAD賞をいただき、身に余る光栄を噛みしめています。これまでご指導ご鞭撻をくださった皆様、また普段から勉学に勤しむ姿勢を見せてくれる学生の皆さんに心から感謝を申し上げます。このたびの受賞は、研究者としても教員としても、立教大学というこの上ない環境で成長の機会をいただいたおかげだと思っています。受賞作のドイツ語論文は、日本語の自著『近代日本文学史記述のハイブリッドな一起源』(写真右)とほぼ同時並行で執筆し、日本独文学会の機関誌『ドイツ文学』(写真左)に投稿したものです。この著作で扱っている主要な議論を、本論文に凝縮するかたちで収めました。このたびの受賞を励みに、日本とドイツ語圏の間をいっそう大きく介していきたいと思います。

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