2023/01/03 (TUE)

【第99回箱根駅伝】男子駅伝チームが55年ぶり出場。
「江戸紫」の襷をつなぎ、10区間を完走

キーワード:学生の活躍

OBJECTIVE.

新春1月2日(月)、3日(火)に開催された第99回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)に、体育会陸上競技部男子駅伝チームが55年ぶりに出場し、全中継所で1本の襷(たすき)をつなぎ、総合18位という成績を収めました。

5区を激走する相澤拓摩さん ※関東学生陸上競技連盟指定の応援ポイントにてのぼり旗を掲示

往路は20位と出遅れたものの、復路は関東学生連合チームで出場経験がある9区の中山凜斗さん(コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科・3年次)が鶴見中継所を17番手(18位)でアンカーの安藤圭佑さん(コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科・2年次)につなぎ、18位でゴールしました。鶴見中継所では首位の大学が通過してから、15分49秒後のリレー。復路7区以降の各中継所で、首位通過から20分を過ぎると生じる繰り上げスタートを回避し、全中継所で1本の襷をつなぎきりました。

立教大学は、2018年11月に「立教箱根駅伝2024」事業を発表。2024年の創立150周年に向けて、立教チームとしての箱根駅伝出場を目指してきました。今大会の出場は、目標年である2024年より1年早く、また、大会史上最長の"返り咲き"となる55年ぶりの復活出場となりました。

【往復総合公式記録】
総合成績:18位 11時10分38秒
往路順位:20位 5時間38分51秒
復路順位:16位 5時間31分47秒

3区沿道の応援を受けながら駆け抜ける関口絢太さん

復路ゴールの応援風景。応援団の熱意が選手に伝わった

上野裕一郎 男子駅伝監督のコメント

今日は応援ありがとうございました。55年ぶりの箱根に関しては、学生たちが一度も襷が途切れることなくつないでくれたことに感謝したいです。

日の目を浴びるのは10名の選手ですが、つねにサポートしてくれている部員やマネージャーがいることを改めて選手たちは実感したと思います。サポートが選手に勇気とがんばりを与えてくれているということを、監督車から見た風景で改めて感じました。

私自身、監督として初めての箱根駅伝に臨みましたが、嬉しい反面、厳しい現状も突き付けられました。来年の100回大会は、トップで予選を通過する位の気持ちで取り組んでいかないと、本選では戦えないことがわかりました。それも含めて自分も精進していきたいと思います。

箱根路を駆け抜けた選手たち

■1区:林虎大朗さん(2年)■2区:國安広人さん(1年)■3区:関口絢太さん(3年) (c)月刊陸上競技

■4区:馬場賢人さん(1年)■5区:相澤拓摩さん(1年)■6区:内田賢利さん(3年) (c)月刊陸上競技

■7区:服部凱杏さん(3年)■8区:山本羅生さん(2年)■9区:中山凜斗さん(3年) (c)月刊陸上競技

■10区:安藤圭佑さん(2年) (c)月刊陸上競技

「江戸紫」の襷について

立教大学体育会陸上競技部の襷の色は「江戸紫」。
金と白の糸で百合と大学名を刺繍しており、立教の校旗と同じ配色としていました。「江戸紫」は江戸時代、武蔵野に自生する紫草を使って江戸で染めたことから、この名がついたとされています。(陸上競技部OBの口伝)

立教大学校歌「栄光の立教」の歌詞にもある「紫匂える武蔵野原」の「紫」は、「江戸紫」の染料であった紫草がかつて武蔵野に咲き誇っていたことを表しています。この紫草は環境問題により絶滅に瀕しており、復活が期待されるという点についてもストーリー性があり、その染料の色は本学男子駅伝チームの襷の呼称に相応しいものとして使用されています。

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