2020/04/01 (WED)

異文化コミュニケーション学部の武田珂代子教授がAssociation for Asian Studies「F. Hilary Conroy Award」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

異文化コミュニケーション学部の武田珂代子教授が、Association for Asian Studies(アジア研究学会、以下AAS)の「F. Hilary Conroy Award」を受賞しました。

AASは、アジアを専門分野とする研究者の連絡・情報交換を目的とし1941年に設立されたアメリカの権威ある学会です。F. Hilary Conroy Awardはペンシルバニア大学で日本、北東アジア、アジア系アメリカ人の歴史についての卓越した研究者であるF.ヒラリーコンロイ教授を称えるために2011年に設けられました。

今回、武田教授が座長を務める研究プロジェクト “Military Interpreters during World War II and the Korean War”(第二次世界大戦と朝鮮戦争中の軍事通訳者)が選出されました。

この研究プロジェクトは、武田教授他に、韓国の大学の講師、中国の大学の准教授、米国の大学の博士課程学生がメンバーとなっています。

コメント

COMMENT

異文化コミュニケーション学部
武田 珂代子 教授

アジア研究協会(AAS)はアジア研究分野では世界最大級の学会で、年次大会には毎年、3000-4000人の研究者が参加します。その2020年年次大会で私が座長を務めたパネル「Military Interpreters during World War II and the Korean War(第二次世界大戦および朝鮮戦争中の軍事通訳者)」がF. Hilary Conroy賞を受賞しました。Conroy賞は北東アジアに焦点を置きつつも各国・地域の研究者がトランスナショナルな研究を行うことを奨励するために設置されました。歴史と権威のある学会から、翻訳通訳研究という認知度の比較的低い分野の研究に賞をいただいたことに驚くとともに、たいへん嬉しく、光栄に思っています。提案自体の学問的質だけでなく、軍事通訳者というトピックの新規性、日本、韓国、中国、米国在住の研究者、しかも、教授、准教授、講師、PhD学生という多様なキャリアの段階にいる研究者を集めた努力を認めていただいたのではないかと思います。

パネルの内容は、日中戦争、太平洋戦争、朝鮮戦争中に、様々な軍事組織で活動した通訳者について、歴史研究、通訳研究、社会学などの見地から考察したものでした。残念なことに、新型コロナウィルス感染の状況により、ボストンで3月19-21日に開催予定だった年次大会は中止となり、実際の発表には至りませんでしたが、今回の受賞を励みとし、今後も、各国・地域の研究者と協力しながらトランスナショナルな研究を進めたいと思っています。