2019/11/14 (THU)

「トーヴェ・ヤンソン展 ~ムーミンの誕生と展開~」を池袋図書館で開催

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

11月2日(土)~11月8日(金)の期間で、池袋図書館地下1階展示コーナーにて、「トーヴェ・ヤンソン展 ~ムーミンの誕生と展開~」を開催しました。

この展示会は観光学部の葛野浩昭ゼミが主催し、昨年に新座図書館で開催されたものをより拡充したものです。葛野教授が展示会のために収集した2,000点以上に及ぶトーヴェ・ヤンソン関連資料、ムーミン関連資料を、ゼミ生たちが整理して解説を加え、ポスターやパンフレットも制作した、手作りの展示となりました。

展示会場を囲む外壁に掲示された「トーヴェ・ヤンソン年譜」と、会場内の「トーヴェを囲む人びと」「イラストレーター、トーヴェ」「ムーミン物語の展開」「世界のムーミン本(45言語)」「ユニークなソ連・ロシアのムーミン本」「ムーミンコミック」「ファンを惹きつけるムーミングッズの歴史」「日本のムーミン本」「日本のムーミンアニメ」の計10箇所のコーナーから構成され、多くの資料が手にとって見られる形で展示されました。

図書館が一般公開される学園祭と開催期間が重なったため、多くの方々がムーミン一色に染まった展示会場を訪れました。

ごあいさつ

Message

主催者:立教大学観光学部葛野浩昭ゼミ一同、共催者:立教大学池袋図書館

※展示会場の入り口に掲示された「ごあいさつ」です

ムーミン作品や著者トーヴェ・ヤンソンについては、その広い人気の割に、学術的な資料の整理や研究が必ずしも十分には蓄積されていません。したがってこの展示会は、まずは関連資料の現物をできるだけ数多く展示し、皆様にその1つ1つに身近に触れていただくことを最も重視しています。たとえば「クイズコーナー どこの言葉のムーミン本か分かりますか?」では、45言語もの世界のムーミン本を集め、1冊1冊、実際に手に取って見ていただけるように展示してあります。その他の資料も、展示ケースに収めたもの以外は、どうぞ手にとって、ムーミン世界への、人それぞれに何本もあるのかも知れない、そんな多様な小みちへと、小さな1歩目を進めてください。この展示で私たちは、あえて詳しい解説は施さず、基本的な情報提供に抑えています。

ところで、その展示資料は、若干の新刊本を除いて多くが、今や探し出して入手することが困難な古書あるいは古雑誌です。言い換えると、遠い遠い国や地域に暮らしていた / 暮らしている人びとも含めて、もちろん、近く日本に住んでいた / 住んでいる人々も含めて、あなた以外の様々な人びとがムーミン世界に出会い触れてきた、その足跡でもあります。どうぞ、人びとそれぞれのムーミン世界との出会いを尊重して、資料を手にする際は丁寧に扱うことをお願いします。

私たちは、この展示会を通して皆様が、ムーミン作品の1つ1つを自分で読んでみたいと思ってくれることを、切に願っています。実際に数々の作品に触れると、皆様はあまりに個性的な登場人物たち、それでも彼女 / 彼らがなんとか一緒に楽しく生きているムーミン谷の、その不思議さに戸惑ったりするかも知れません。私たちはこのムーミン谷を、「多様性への寛容」の大切さを伝える世界だとも受け止めています。