2019/11/18 (MON)

大学教育開発・支援センターの藤澤広美助教が日本キャリア教育学会の「研究奨励賞」を受賞

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

大学教育開発・支援センターの藤澤広美助教が日本キャリア教育学会の「2019年度 研究奨励賞」を受賞しました。

日本キャリア教育学会は、キャリア教育、進路指導、職業指導およびキャリア・カウンセリング等に関わる研究と実践の充実・向上を図ることを目的とする学会です。

藤澤助教の受賞論文「大学生の進路選択自己効力感と学習との関連—社会的スキルの媒介効果に着目して—」は、学習意欲、主体的学習、社会的スキルという変容可能な変数を用いて進路選択自己効力感を予測、説明することに成功しています。学生が学習意欲を高く持ち、主体的に学ぶ姿勢や行動を示すことで結果的に社会的スキルを媒介して、または直接的に進路選択自己効力感を高めていることが示されていることから、大学におけるキャリア教育の本質とは何かという問いに迫る実証的なデータを示した研究です。

キャリア教育の導入に学習意欲を向上させ、主体的な学びへと学生を導くことによって、その後のキャリア発達を促すことができるということを実証的に示した点が高く評価され、今後の研究発展の可能性が期待できることから、今回の受賞に至りました。

なお、表彰式は2019年11月に長崎で開催された同学会第41回大会にて執り行われました。

コメント

COMMENT

大学教育開発・支援センター
藤澤広美 助教

この度は、日本キャリア教育学会研究奨励賞という名誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。まず、研究にご協力いただきました皆さま、そして、論文執筆の際にご指摘・ご指導いただき皆さまに、この場を借りて感謝申し上げます。

本研究は、大学生の学習と進路選択自己効力感との関連について、社会的スキルの媒介効果に着目して検討したものです。私がこれまでに実践現場で感じてきたことをまとめた論文が、このようにキャリア教育分野の研究に貢献できたことを大変嬉しく思います。

本受賞を励みに、今後も学術的な貢献のみならず実践的な貢献ができるよう、研究活動により一層精進して参ります。

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