2019/10/10 (THU)

コミュニティ福祉学研究科博士課程後期課程の中川晃さん(石渡貴之研究室)がThe 14th International Congress of Physiological Anthropology 2019「Best Speaker Award (2nd Prize)」を受賞

キーワード:学生の活躍

OBJECTIVE.

2019年9月24日(火)〜27日(金)にかけて行われたThe 14th International Congress of Physiological Anthropology 2019(ICPA 2019)において、コミュニティ福祉学研究科博士課程後期課程3年次の中川晃さんがBest Speaker Award (2nd Prize)を受賞しました。

生理人類学会は、「環境適応能」「テクノ・アダプタビリティー」「生理的多型性」「全身的協関」「機能的潜在性」をキーワードとして、ヒトの生理特性について、時間軸と空間軸の視点をもちながら解明することを目的としています。国際生理人類学会は2年に一度開催されており、毎回若手研究者へAwardを授与しています。

今回中川さんが受賞したBest Speaker Awardは、ICPA 2019における「Young Investigator session for talk presented」で発表した研究者を対象としたものです。本年度は、若手研究者45名のうち8名が口頭発表演者として選出され、そのなかから選考されました。
今回中川さんは「Changes In Brain Monoamine Levels In The Preoptic Area And Physiological Indices In A Heat Acclimated Rat During Heat Exposure」という題で報告を行いました。この報告は、博士課程前期課程から続けている暑熱順化したラットについての研究で,脳内体温中枢における脳内神経伝達物質と生理指標の即時的な変化について論じました。従来の研究では、無麻酔無拘束下の暑熱順化が生じたラットの脳内神経伝達物質や生理指標の変化についての報告はありませんでした。本研究では、マイクロダイアリシス法というラットを無麻酔無拘束状態で脳内神経伝達物質を測定することができる手法を用いることによって暑熱順化したラットの体温中枢ではドーパミンの増加が体温調節に重要となることを明らかにしました。

なお、ICPAにおける本学学生の受賞は、初となります。

コメント

COMMENT

コミュニティ福祉学研究科博士課程後期課程3年次中川 晃 さん

この度は、ICPA 2019にてBest Speaker Award (2nd Prize)を受賞いたしましたので、謹んでご報告申し上げます。本発表は、大学院博士課程前期課程より続けているラットの暑熱順化に際しての脳内神経伝達物質や生理指標を即時的に測定するという特殊な手法を用いて行いました。主にヒトを対象とした研究が多く発表された中でラットを用いて基礎研究を評者の方々に評価していただき、大変光栄に存じます。今回初めての英語での口頭発表ということもあり、指導教授や学内外の先生方、研究科の院生のみなさんには数多くのご助言を賜りました。心より感謝申し上げます。英語での質疑応答などまだまだ至らない部分が多くありますので、今後も研究・発表について精進してまいります。