2019/01/01 (TUE)

新年のごあいさつ「輝く未来に向けて勇気ある一歩を」

キーワード:その他

OBJECTIVE.

郭総長より新年のご挨拶を申し上げます。

新年明けましておめでとうございます。
謹んで新年のご挨拶を申し上げるとともに、2019年が皆様と立教大学にとって輝ける年になることを、また世界に平和が訪れることを心よりお祈りいたします。

2018年は本学にとって意義深い年でした。築地キャンパスから池袋キャンパスに移転・開学して100周年。新座キャンパスに観光学部、コミュニティ福祉学部が開設して20周年を迎えた年だったからです。特に、池袋キャンパス100周年を記念して行った様々な事業は極めて意義深いものでした。それは「池袋の街とともに」というテーマのもと、多くの地元の方々のご協力を得られ取組みが行われたからです。その姿を見るにつけ、池袋キャンパスに移転してからの100年はいかに地元の方に愛されてきたかを実感した出来事でした。それは本学が行ってきた社会連携の地道な努力の賜物であると考えています。2019年も、この地域連携・社会連携の動きをさらに力強く進めたいと思います。

2019年は2024年の創立150周年に向けて、「総合発展基本構想」の実現に向けてスタートを切ります。「総合発展基本構想」では、「中長期ビジョン」、「2024年に達成する目標」、今後の改革の中心となる「中核戦略」、継続的に改革を目指す「基盤戦略」からなっています。これらの構想を実行するための、行動計画(アクションプラン)も作成します。その際何といっても重要なのは、PDCAサイクルを回すことができるよう成果の「見える化」についても積極的に模索します。
なぜなら現在社会から「教育の質の向上」、「教育成果の見える化」が求められており、「教育の質」をどのように社会に対して理解してもらい、発信していくのかが大きく問われる時代になりつつあるからです。

新約聖書『ルカによる福音書』12章32節には、「恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国を与えて下さる」という言葉があります。この意味は、あなたの天の父である神様は、あなたを愛し、心からあなたに天の祝福を与えようと願っていて下さいます。心配してくよくよするのではなく、神様の愛を信じましょう。そして、希望を持ちましょうということです。

こうした言葉こそ私たちが歩もうとする新たな道=未来に向けた大学改革に対し、不安に駆られ立ち止まるのではなく、希望を持って歩む勇気を与えてくれる言葉です。まさに今の立教大学にとってしっかりとかみしめなければならない言葉ではないでしょうか。見えないことに思い悩むのではなく、勇気を奮って踏み出す姿勢。そこにはたとえ失敗したとしても礼賛され、批判される余地は微塵もありません。なぜなら失敗したことにより、その道ではなく別の道を歩んだ方がよいということが理解できるからです。
失敗を恐れることなく果敢に挑戦し、失敗したと思ったら元に戻るという勇気と寛容さをもって創立150周年に向かって邁進したいと思います。
社会から立教大学に求められている期待に応えるためにも、皆さんの叡智を一つにまとめ共に歩んでいきましょう。その先には、必ず明るい未来が待っています。それを信じて共に歩んで頂きたいと思います。
創立150周年を実りある成果を出し、「栄光輝く」大学へとさらなる跳躍を果たすためにも、本学に集う全ての構成員の叡智を一つに束ね、同じ方向に向かって前進していきたいと思います。

最後になりますが、2019年が全ての方にとって恵み多き年になりますことを祈念して新年の挨拶に代えさせて頂きます。
 
2019年 元旦
立教大学総長 
郭 洋春

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