OBJECTIVE.
5月26日(土)、将棋のタイトル戦「第3期 叡王戦」(主催:株式会社ドワンゴおよび公益社団法人 日本将棋連盟)決勝七番勝負第4局が群馬県富岡製糸場で行われ、本学校友で将棋棋士の高見泰地さん(2017年文学部史学科卒業)が金井恒太六段に四勝目をあげ、叡王の称号を獲得しました。
郭総長(左)と高見泰地さん
叡王戦は2015年度に設けられた棋戦で、当初は一般棋戦として開始しましたが、今年度より王座戦以来34年ぶりとなるタイトル戦へ昇格しました。叡王戦の発足により、現在の将棋棋戦は名人戦や竜王戦などを含めた8大タイトルとなっています。
高見さんは、すべての現役プロ棋士らが出場した段位別予選と本戦を勝ち抜き、決勝七番勝負で金井六段と対決。ストレートで4連勝し、自身初のタイトルを獲得しました。今回の勝利により、現役最年少のタイトル保持者となったほか、規定により七段に昇格。次年度、高見さんは叡王として防衛戦に臨むことになります。
5月30日(水)にはタイトル獲得の報告を兼ねて池袋キャンパスに来訪され、郭総長と懇談されました。
高見さんは、すべての現役プロ棋士らが出場した段位別予選と本戦を勝ち抜き、決勝七番勝負で金井六段と対決。ストレートで4連勝し、自身初のタイトルを獲得しました。今回の勝利により、現役最年少のタイトル保持者となったほか、規定により七段に昇格。次年度、高見さんは叡王として防衛戦に臨むことになります。
5月30日(水)にはタイトル獲得の報告を兼ねて池袋キャンパスに来訪され、郭総長と懇談されました。
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2024/10/02 (WED)
メッセージ
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棋士
高見 泰地 さん
この度、念願の初タイトル「叡王」を獲得することができました。
盤上の格闘技とも表現される将棋ですが、対局が長時間にわたるため技術だけでなくメンタル、体力も必要とする総合力の問われる勝負です。
大学入学時には既に棋士となっていた私は他の学生たちと違う境遇ではありましたが、自由の学府・立教で沢山の人たちと出会えたことで視野が広がりました。
諦めなければ道は開けること。無駄なことはないことも知りました。
良き友人と恩師にも出会うことができました。
そんな立教大学で人間的にも強く成長させてもらったことが、卒業してから一年あまりでタイトルを獲得することができたように、棋士人生において活きていると感じます。
この初タイトル獲得に満足することなく、更なる飛躍を目指してこれからも頑張ります。