2018/03/14 (WED)プレスリリース

映画『シコふんじゃった。』の周防監督が体育会相撲部「名誉監督」に就任

キーワード:卒業生

OBJECTIVE.

2018年3月13日付けで立教大学体育会相撲部(監督:坂田直明)の「名誉監督」に、映画『シコふんじゃった。』や『Shall we ダンス?』などで知られる周防正行氏(映画監督・1981年立教大学卒業)が就任し、記者会見を行いました。また、同映画のプロデューサーを務めた桝井省志氏(映画プロデューサー・アルタミラピクチャーズ代表取締役)が「名誉部員」に就任しました。

吉岡知哉立教大学総長(左)と周防名誉監督(右)

立教大学体育会相撲部は、1919(大正8)年に創部の、今シーズン100年目を迎える学生相撲を代表する伝統校で、1964年に同相撲部の堀口圭一(故人・元監督)が「学生横綱」を獲得するなど、かつては強豪校として君臨してきました。1970年代から部員数が減り始め、1982年の卒業生を最後に「正部員がゼロ」の時代が約12年続き、他の体育会の学生から「助っ人」を借りて、試合に出場し続けてきました。その様子が映画監督で卒業生の周防正行氏の目に留まり、映画プロデューサー桝井省志氏と共に『シコふんじゃった。』(1992年公開、東宝)として映画化。第35回ブルーリボン賞作品賞ならびに第16回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞し、世間でも一大ブームを引き起こしました。作品の中に出てくる「教立大学」は立教大学がモデルとなっています。

当時の相撲部は同映画の影響で一時は部員不足が解消されました。しかし、現在の部員は、選手2名、女子マネージャー4名で、団体戦出場の5名に足りない状態です。周防名誉監督、桝井名誉部員の”胸を借りて”、同相撲部の活性化、部員獲得、チーム強化に繋げていきます。

会見で「名誉監督」に就任した周防監督は「アマチュア相撲に光を当てて、多くの人に相撲を経験できるような環境づくりを進めていきたい」と力を込め、「名誉部員」になった桝井氏は「立教大学のおかげで、出世作である『シコふんじゃった。』ができた。恩返しをしていきたい」と意欲を語りました。

共同主将の横田さん(左)と奥村さん(右)

4月から同相撲部の主将は、選手の横田秦樹さん(現代心理学部3年次)と女子マネージャーの奥村百花さん(コミュニティ福祉学部3年次)が共同で務めます。2人は「周防監督、桝井さんのお力添えをいただきながら、相撲部が発展していけるよう尽力していく。新入部員がたくさん入ってくることを期待して頑張りたい」と口をそろえました。

今後は、周防名誉監督による、新入部員勧誘ビデオメッセージ(相撲部ホームページで公開)や、5月に行われる稽古総見への出席、学内相撲大会などの企画も検討しています。

周防名誉監督(後列中央)と相撲部員

桝井名誉部員(前列中央)と相撲部員

周防正行(すお まさゆき)名誉監督

1956年生まれ。映画監督。1981年立教大学文学部フランス文学科卒業。代表作に『ファンシイダンス』『シコふんじゃった。』『Shall we ダンス?』『それでもボクはやってない』『ダンシング・チャップリン』『終の信託』『舞妓はレディ』。

桝井省志(ますい しょうじ)名誉部員

1956年生まれ。映画プロデューサー。アルタミラピクチャーズ代表取締役。映画『シコふんじゃった。』をはじめ、周防正行氏監督作品の他、磯村一路監督や矢口史靖監督などの多くの映画に関わっている。『卓球温泉』『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』『サバイバルファミリー』。
立教大学体育会相撲部について
1919(大正8)年創部。今シーズン100年目を迎える学生相撲界を代表する伝統校で、学生相撲の創成期から強豪校として君臨してきました。OBの中には、戦中&戦後のジャズ・ブルースの大物歌手で紅白歌合戦に6度も出場した国民的スター、ディック・ミネ氏(故人・1932年卒業)がいます。その他にも1930年に東日本チャンピオン(太田武雄氏)、1967年に学生横綱(堀口圭一氏)を輩出。現在は、東日本学生相撲リーグ戦でBクラスに所属しています。
2016年度には、外国人留学生が日本の伝統文化である相撲を体験するイベント「相撲 Work Shop」を学内で開催し、留学生を含めて、入部の働きかけを行うなど、部員獲得の努力を重ねてきましたが、2018年3月に4年次生が卒業すると、選手2名、女子マネージャー4名の合計6名と団体戦のメンバー5名には満たない状況となります。新主将には、横田さんと奥村さんのダブル主将体制、特に奥村さんに関しては、初の「女性主将」となり、「名誉監督」「名誉部員」と共に、部員獲得、チーム強化を目指します。

立教大学相撲部の著名なOB
ディック・ミネ氏 歌手。
堀口圭一氏 1964年に学生横綱。1972年にアマチュア横綱。監督を25年間務めた。
舩山陽司氏 元NHK、元ラジオNIKKEIで現在はフリーで競馬・大相撲の人気アナウンサー。

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