2018/01/01 (MON)

新年のごあいさつ

キーワード:その他

OBJECTIVE.

明けましておめでとうございます。

謹んで新年のご挨拶を申し上げるとともに、皆さまのご健康とご多幸、そして世界の平和を心よりお祈りいたします。

今年2018年は、本学が創立の地である東京築地から池袋に移転してきてからちょうど100年目の年にあたります。移転当時、池袋は、山手線に加えて東上鉄道(現在の東武東上線)、武蔵野鉄道(現在の西武池袋線)が乗り入れている交通の便のよい所で、豊島師範学校、成蹊実務学校(成蹊大学の前身)がありましたが、開発はまだ進んでおらず、一面に麦畑が広がっていたそうです。

それから100年。大学周辺の風景は言うに及ばず、世界全体が大きく変容しています。科学技術が急激な進歩を続け、グローバル化が進展する現代にあって、本学は「Lead the Way — 自分、世界、そして未来を拓く」をVision Statementとする 「RIKKYO VISION 2024」に基づく改革を進めています。多様な他者との共生という理念、創立以来の伝統であるリベラルアーツ教育と国際性の涵養、そして仲間と共に未来を切り拓くリーダーシップの育成。立教大学はこれらを通じて、人類の一員として確かな存在基盤に立ちつつ、変化に柔軟に対応する人間を育てていきます。

立教通りから正門を入ると右手にチャペル、左手に旧図書館。正面のモリス館のアーケードを抜けると「四丁目」と呼び習わされてきた交差点と芝生の広場。かつて寄宿舎であった左右の建物を見ながら藤棚を抜けると、入口にAPPETITVS RATIONI OBEDIANT (食欲は理性に従うべし)と記された食堂。信仰と理性、そして身体の修養を象徴的に表現する池袋キャンパスの赤レンガの建築群は、100年前と同様に学生たちの学びと憩いの場であり続けています。
変化が激しく見通しの立たない時代だからこそ、学生、教職員、そして立教大学につながる多くの人々と力をあわせて、着実な歩みを進めたいと思います。「自由の学府」へのご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

2018年元旦
立教大学総長 吉岡知哉