2015/11/27 (FRI)

理学部の村田次郎教授が科学雑誌「Newton」の巻頭特集に登場

キーワード:研究活動

OBJECTIVE.

11月26日発売の科学雑誌「Newton」(2016年1月号)の巻頭特集「高次元」において、理学部物理学科の村田次郎教授の特別インタビュー記事が掲載されました。

3次元を超える4次元以上の高次元空間、いわゆる余剰次元の存在をめぐり、物理学の最先端で議論されています。村田教授は本学の地下実験室において独自開発した実験装置を用いて、ミリメートル距離での重力測定を行い、余剰次元の存在に対して重要なデータを得ることに成功しました。

今回のインタビューで村田教授は、余剰次元探索の意義や現在開発中の新型実験装置について紹介しています。

コメント

COMMENT

理学部物理学科
村田次郎 教授

三次元を超える四次元以上の「高次元」空間は、最先端の物理学では理論的には存在を強く予言していますが、一方で実験的には全く何の証拠もありません。そこで、高次元の兆候を捉えるべく、さまざまな実験の挑戦が行われています。

このNewtonの「高次元」特集号では、高次元の考え方を平易にグラフィカルに説明した上で、最前線の実験的な挑戦を紹介しています。巨大科学の代表であるLHC加速器による数千人がかりの実験と、実はそれを上回る探索能力を持ちうる、小さな実験室での実験を本号では詳しく紹介しています。

立教大学では、理学部の村田研究室でミリメートル以下の小さな物体の間の重力を詳しく計測することで、LHCに匹敵する余剰次元の探索をリードしているのです。LHCが見つけるか、立教の小さな実験が見つけるのか。四次元以上の高次元を巡る、そんな最前線の研究現場の様子が紹介されています。

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