OBJECTIVE.
吉田有紗さん(異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科4年次 )が、平成26年度皇太子明仁親王奨学金ハワイ大学派遣奨学生に選出されました。
この奨学金は、皇太子明仁親王殿下(現在の天皇陛下)のご成婚とハワイ訪問を記念して、昭和35(1960)年、ハワイ在住の日系人やホノルル商工会議所、日本経済界の協力により創設されたものです。日本とハワイの大学院生を互いに派遣する事業を通じて、日本とアメリカとの相互理解、友好親善関係を推進することを目的としています。
ハワイ大学大学院への合格を果たした後、この奨学金に応募、書類審査や日本語と英語による面接などの厳正な選考を経て、このたび、全国でただ一人の採用となりました。
吉田さんの研究テーマは「日本人のグローバル人材育成におけるコミュニケーション教育」です。吉田さんはこの4年間アメリカのNPO団体で教育に関するボランティア活動を行うとともに、2年次には交換留学制度を使用し、1年間ハワイパシフィック大学で学びました。これらの経験を通じ、「グローバル化」と言われている現代社会において、言語教育(特に英語)だけではなく、言語以外の要素である非言語表現の役割の重要性を感じたとのことです。ハワイ大学大学院での2年間ではハワイという異文化共存のある島で、若い世代のコミュニケーション教育のプログラム構築を目標とし、今年の8月から修士号の取得を目指します。
吉田さんの今後のご活躍に期待しています。
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COMMENT
異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科4年次
吉田有紗さん
立教大学での4年間はあっという間に過ぎていきました。さまざまな人、学問との出会いが今のわたしを作ったのだと思っています。人生の迷子になった期間もありました。でも、しっかりと悩んだ結果がここにあるのだと思います。努力を惜しまないこと、その中でも息抜きをしながら、真摯に自分自身と向き合うことの大切さを立教大学での4年間で学んだと思っています。やっと新しいスタート地点に立てた気分でいます。
これからはこの4年間よりも遥かに凝縮された2年間が待っていると思っています。それでも、今までと変わらず、自分を励ましながらこれからの人生と向き合って行きたいです。最後に、ご指導をしていただいた異文化コミュニケーション学部の細井尚子教授、カニングハム教授。また、過去にこの奨学金を受給されたご経験があることから、アドバイスをいただいた学校・社会教育講座の中村百合子准教授、そしていつも変わらずたくさんの愛とサポートをくれる家族をはじめ、応援してくださった周りの方々に心から感謝しています。