公開講演会「立教大学で見つけた“国際協力”の種。~JICA海外協力隊としてヨルダン・バングラデシュで広がった世界~」
INFORMATION
国際社会が抱える課題に対し、一人ひとりがどのように関わり、異なる社会背景をもつ人びととともによりよい社会を築いていけるのかを考える公開講演会を開催する。本学卒業生であり、JICA海外協力隊の隊員経験者(以下、OV)である香田将吾氏と大塚美香氏が登壇し、大学での学びと国際協力の実践、そしてその後の社会との関わりについて経験を共有する。
香田氏は、本学在学中の国際関係や平和構築についての学びを通じて国際協力に関心を抱き、卒業後にJICA海外協力隊の環境教育隊員としてヨルダンへ派遣された。現地では難民の子どもたちを対象に、環境教育や運動・工作などの情操教育活動に取り組んだ。大塚氏は、本学および同大学院にてバングラデシュをフィールドに研究を行い、児童指導員を経てJICA海外協力隊の青少年活動隊員として同国へ派遣された。
本講演では、大学での学びを出発点に現場へと踏み出し、国内外でキャリアを重ねる両氏の経験を通じて、地域の人びとと協働することの意義や、現場での出会いと経験が自身の価値観や社会の捉え方にもたらす変化を考察する。あわせて、国際協力の経験が帰国後の仕事や生活にどのように生かされているのかをたどり、大学での学び、社会への参画、キャリア形成をつなぐ多様な可能性を探る。
講師
ヨルダンOV・環境教育
香田 将吾 氏
北海道出身。本学法学部卒業、ブラッドフォード大学大学院平和学修士課程修了。本学在学時に履修した国際関係や平和構築の授業をきっかけに開発途上国の問題や国際協力に興味を持ち、JICA海外協力隊としてヨルダンに派遣、難民の子供たちに環境教育や運動・工作などの情操教育活動を行う。その後、在ヨルダン日本大使館、NGOでのアフリカ駐在を経て、今後のキャリアで難民への心理支援に携わりたいとの思いから、現在武蔵野大学大学院にて臨床心理学を専攻。
バングラデシュOV・青少年活動
大塚 美香 氏
本学コミュニティ福祉学部卒業、本学大学院コミュニティ福祉学研究科修士課程修了。大学の授業でバングラデシュと出会い、大学院では同国をフィールドに研究を行う。児童指導員を経て、JICA海外協力隊青少年活動隊員としてバングラデシュに派遣。帰国後は日本のローカル活動に携わり、現在は公益社団法人日本環境教育フォーラム(JEEF)でバングラデシュ事業を担当、環境教育と社会開発に取り組んでいる。
JICA 青年海外協力隊事務局参加促進課、ケニアOV・理科教育
内山 華世 氏
東京出身。大学(応用化学科)を卒業し、高校理科教員免許を取得するも、理化学機器の一般企業に就職。しかし、小さい頃からずっと興味のあったJICA海外協力隊に応募することを決意。無事合格し、派遣されたケニアの小学校で資格を活かして理科教育隊員として2年間活動。帰国後は、隊員経験を活かし、JICA二本松訓練所語学班、JICA地球ひろば地球案内人、出前講座等、開発教育に従事。現在は青年海外協力隊事務局にて、応募者の相談対応や、学校でJICA海外協力隊などについての講話を行っている。
JICA 青年海外協力隊事務局参加促進課専任参事
宮川 朋子 氏
埼玉出身。大学にてラテンアメリカ外交史を学んだ後、新卒でJICA入構、以来30年以上JICAにて国際協力業務に携わる。関わった事業は、林業や省エネルギー分野の技術協力、研修事業、国際協力キャリア支援(JICA PARTNERサイト開発)、JICA海外協力隊事業等。特に国際協力業界全般のキャリア情報提供や相談を強みとする。英国事務所およびマレーシア事務所の駐在経験あり。現在は青年海外協力隊事務局にて、募集広報およびJICA海外協力隊セミナー等の総括を担当。国家資格キャリアコンサルタント所持。
司会
本学異文化コミュニケーション学部教育研究コーディネーター
佐藤 麻衣
大学では人文地理学を専攻し、国際協力NGOでのインターンやボランティア活動に携わる。大学卒業後、認可保育園・学童保育所を運営する企業にて企画職に従事したのち、JICA海外協力隊としてキルギスに派遣。地方に住む女性たちの生活改善を目指し、羊毛フェルト製品の品質管理や新商品開発に取り組む。帰国後、JICA筑波にて開発教育を担当、子どもを取り巻く環境にアプローチする国内NPO職員としての勤務を経て、現在は本学異文化コミュニケーション学部にて国内・海外フィールドスタディ担当のコーディネーターを務めている。