公開シンポジウム「学生と読むシモーヌ・ヴェイユ:今村純子『シモーヌ・ヴェイユ思想入門』合評会」
INFORMATION
シモーヌ・ヴェイユは1909年にフランス生まれ、哲学、労働、宗教、政治とさまざまな領域を横断し、鋭敏な感性でもって鋭い考察を展開した哲学者です。主著には、近代社会の構造的な抑圧のなかで真の自由の条件を考えた『自由と社会的抑圧』、第二次世界大戦以降の新たな社会のための倫理的な基盤を提示した『根をもつこと』などがあります。1943年に夭折するも、今日もなお大きな影響力をもっています。文学研究科比較文明学専攻の今村純子は、ヴェイユの思想研究やその著作の翻訳で知られ、これまでいくつもの著作を公刊してきましたが、このほど光文社新書より『シモーヌ・ヴェイユ思想入門』を著しました。これはヴェイユについての一般向けの概説書としては初めてのものと言ってよいでしょう。同著の公刊を受けて、ヴェイユの思想の理解を深めるだけでなく、それがまさに一般的にどのような意義を有しているかを検討するために、学部学生による合評会を開催したいと思います。本合評会では、司会の渡名喜庸哲(文芸・思想専修教授)より趣旨説明をした後、文学部文芸・思想専修に所属する2年〜4年の学生4名から、それぞれコメントをいただきます。それぞれに対し著者の今村純子からリプライをいただき、シモーヌ・ヴェイユの思想について多角的に理解を深めていくことをめざします。最後にはフロア全体での質疑応答の時間を設ける予定です。シモーヌ・ヴェイユの思想に関心のある方はどなたでもお越しいただければ幸いです。
講師
本学大学院文学研究科比較文明学専攻特任教授、比較文明学会理事
今村 純子(いまむら じゅんこ)
博士(学術)。ポワチエ大学大学院、京都大学大学院修了。東京藝術大学兼任講師、本学兼任講師等を経て、現在本学文学研究科比較文明学専攻特任教授。主著に『シモーヌ・ヴェイユの詩学』(慶應義塾大学出版会、2010年)、『映画の詩学:触発するシモーヌ・ヴェイユ』(世界思想社、2021年)、『シモーヌ・ヴェイユ思想入門』(光文社新書、2026年)。編著に『現代詩手帖特集版:シモーヌ・ヴェイユ—詩をもつこと』(今村純子責任編集、思潮社、2011年12月)、『シモーヌ・ヴェイユアンソロジー』(河出書房新社 2018年7月)。訳書にミクロス・ヴェトー著『シモーヌ・ヴェイユの哲学—その形而上学的転回』(慶應義塾大学出版会、2006年)、シモーヌ・ヴェイユ著『前キリスト教的直観』(法政大学出版局、2011年)、シモーヌ・ヴェイユ著『神を待ちのぞむ』(河出書房新社、2020年)ほか。
司会
本学文学部文学科文芸・思想専修教授
渡名喜 庸哲
詳細情報
名称
内容
17:10~17:15 趣旨説明:渡名喜庸哲
17:15~18:35 学生によるコメントおよび著者からのリプライ
18:35~18:50 全体討議
対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料