公開講演会「2050ネット・ゼロ社会の地図を描く——私たちの『選択』が未来の景色を変えていく」
INFORMATION
立教サービスラーニング(RSL)センター設立10周年記念イベント第2弾
近年、異常気象による「気候危機」は、人類の生存基盤を揺るがす喫緊の課題となっている。
本学は、2030年までのカーボンニュートラル実現、さらにはその先の「カーボンマイナス」を掲げ、持続可能な社会への貢献を宣言した。
本講演会は、立教サービスラーニング(RSL)センターがミッション・ステートメントに掲げる行動理念、中でも「地域に寄り添い、共に未来を考える」ことにフォーカスし、人文学・社会科学・自然科学の知を融合させることを試みるものである。それを踏まえ、この目的を達成するため、地域社会と対話できる場を設けたい。
プログラムは、①気候変動をめぐる科学と社会の関係をテーマとした江守正多氏の基調講演、②カーボンニュートラル研究・教育・連携のあり方に関するパネルディスカッションの2部構成とする。
それぞれを、気候変動が抱える「地域間の不公平」・「世代間の不公平」を見据えるとともに、2050年の「ネット・ゼロ社会」に向けて私たちがなすべきこと、すなわち未来の選択肢を考える場としたい。討議を踏まえ、他者の痛みや地域の現状に思いを馳せつつ、「ネット・ゼロ社会」をみずからの問題として捉えるためのアプローチを示し、持続可能な環境を次世代へ手渡す具体的な第一歩を踏み出す方策を提言する。
講師
司会、コーディネーター
本学総長補佐(カーボンニュートラル担当)、法学部教授、ESD研究所長
河村 賢治
2025年度より全カリ運営センター総合チームリーダーを務めており、RSL科目も担当している。専門は会社法と金融商品取引法。とりわけ、①大規模公開会社のコーポレート・ガバナンス、②総合的な金融・資本市場法制、③法律と自主規制の相互連関を研究テーマとしており、近年は暗号資産や排出量取引の研究にも取り組んでいる。根底にあるのは、どのようにすれば質の高い市場経済システムを構築し、環境問題や社会問題の解決に向かっていけるのかという問題意識である。比較法としてはEU・英国法や米国法を参考にすることが多いが、各国の経済構造や社会構造の違いなどを踏まえつつ、研究を進めている。
第1部:基調講演、第2部:パネルディスカッション
東京大学未来ビジョン研究センター教授、副センター長
江守 正多 氏
神奈川県生まれ。1992年東京大学教養学部基礎科学科第二卒業、1997年同大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。1997年より国立環境研究所にて、気候変動リスク評価研究室長、地球システム領域副領域長などを歴任。2022年より現職、大学院総合文化研究科教授(兼務)。気候科学、気候コミュニケーションが専門。IPCC第5次および第6次評価報告書の主執筆者、第7次評価報告書査読編集者を務める。テレビ・新聞・オンラインメディア等において社会へ向けた積極的な発信も行い、科学と社会をつなぐ橋渡し役として活動している。著書に『地球温暖化の予測は「正しい」か?』、『異常気象と人類の選択』など。
第2部:パネルディスカッション
本学副総長、理学部教授
箕浦 真生
博士(理学)(東京大学)。有機化学・環境科学。分子技術を用いて二酸化炭素(CO2)を吸着し回収するシステムや環境調和型材料の社会実装に関して産学連携実績多数(HONDA、川崎汽船、東芝、日本曹達等)。
本学環境学部、大学院社会デザイン研究科(MSDA)教授
二ノ宮リム さち
専門は環境教育学・ESD(持続可能な開発のための教育)論・シティズンシップ教育論。青年海外協力隊員(環境教育)、企業・NPOを経て、2007年より大学を拠点に環境教育・ESDの実践と研究の連動に取り組む。2024年4月より本学で環境学部の開設準備を担当。近年の研究テーマは、持続可能な社会を拓く住民の自己教育運動とシティズンシップ育成、持続可能性を取り巻く対立・紛争と対話の学び。令和5年度環境教育等推進専門家会議(環境教育等促進法基本方針改定)座長。「カーボンニュートラルを達成する大学等コアリション」次期へ向けた検討タスクフォースメンバー。
豊島区環境清掃部環境政策課長
澤田 健司 氏
1995年豊島区入区。広報・環境・総務・農政(長野県派遣)・危機管理・企画・健康部門を経て、2021年より池袋保健所新型コロナウイルスワクチン接種担当課長、2023年より政策経営部企画課長・多文化共生推進担当課長、2025年より総務部危機管理担当課長、2026年より現職。
詳細情報
名称
内容
13:00 開場
13:30~13:40 オープニング・スピーチ:河村賢治
13:40~14:40 基調講演「選択と行動によって将来の世界が決まる——社会の大転換を目指して」(仮):江守正多氏
14:40~14:50 休憩
14:50~15:55 パネルディスカッション「気候危機に立ち向かう『対話』と『共創』」
15:55~16:00 閉会挨拶:新田啓子(本学副総長、文学部教授、立教サービスラーニングセンター長)
対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料