公開講演会「欧州経済の戦略的自律は可能か?」

INFORMATION

  • 2026年3月21日(土)13:30~16:30
  • 池袋キャンパス 8号館2階 8201教室

近年の欧州連合(EU)は、グリーンディールや脱炭素を旗印としつつも、ロシアによるウクライナ侵攻や米中対立の激化を受けて、産業政策を強化し「戦略的自律(strategic autonomy)」の道を進もうとしているかに見える。しかし、その現実は「気候中立と競争力維持」「安全保障と市場開放」「GXと軍需産業の振興」といった複数の目標のあいだで揺れ動いており、その行方は不透明である。そこで本公開講演会では、「EU経済の戦略的自律は可能か?」という問いを掲げ、EUの政策の諸側面を「EU経済の戦略的自律=グリーンディール+産業政策+経済安全保障+通商・金融の再編」という視点から多角的に検討する。気候変動対策、エネルギー安全保障、防衛力強化、通商秩序の再編が同時並行で進行するなか、欧州はどこまで自らの産業基盤を守り、強化することができるのか。本シンポジウムは、以上の諸論点を通じて、「戦略的自律」というスローガンの実態と限界を検証し、今後の欧州経済・産業秩序の行方と日本への示唆について討論する。

なお、本公開講演会は、蓮見雄経済学部教授の最終講義を兼ねており、縁の研究者の協力を得て開催される。

講師

司会、コーディネーター

本学経済学部特別専任教授
櫻井 公人

講演

本学経済学部教授
蓮見 雄

主な業績:『カーボンニュートラルの夢と現実』(共編著、文眞堂、2025年)、『欧州グリーンディールとEU経済の復興』(共編著、文眞堂、2023年)

神奈川大学経済学部准教授
道満 治彦 氏

主な業績:『ESG経営の展開—サステナビリティの実現に向けた企業行動の変容』(分担執筆、同文舘出版、2025年)、「世界経済における代替エネルギーの動向—脱炭素経済における非発電分野に着目して—」『国際経済』77(2025年)

愛知大学地域政策学部准教授
石田 周 氏

主な業績:『EU金融制度の形成史・序説:構造的パワー分析』(単著、文眞堂、2023年)、「EUタクソノミーの政治経済学—タクソノミー規則の「対象範囲」を巡る対立を中心に」『日本EU学会研究年報』45号(2025年)

関西大学商学部教授
高屋 定美 氏

主な業績:『カーボンニュートラルの夢と現実』(共編著、文眞堂、2025年)、『欧州グリーンディールとEU経済の復興』(共編著、文眞堂、2023年)、『国際金融のエッセンス』(共編著、文眞堂、2021年)

三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部主任研究員
土田 陽介 氏

主な業績:『基軸通貨ドルと円のゆくえを問いなおす』(単著、筑摩書房、2024年)、『ドル化とは何か─日本で米ドルが使われる日』(単著、筑摩書房、2021年)

詳細情報

名称

公開講演会「欧州経済の戦略的自律は可能か?」

内容

・グリーンディールから産業ディールへ:蓮見雄
・EUのエネルギー転換の成果と限界:道満治彦氏
・誰のためのオムニバス・パッケージか?」(仮):石田周氏
・欧州金融市場の行方—GXから軍需への転換?:高屋定美氏
・EUは自由貿易の旗手か?:土田陽介氏

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 必要
  • 参加費 無料

以下のWebサイトよりお申込みください。

主催

経済研究所

共催

経済学部国際部会ワークショップ、東京新世界経済研究会、持続可能性と資源貿易研究会、GPE研究会

お問い合わせ

経済研究所

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