公開セミナー「フィリピン・ネグロス島からの現地報告:架空の容疑で長期勾留された若者の声を聴く」

INFORMATION

  • 2025年12月10日(水)19:00~20:30
  • オンライン開催

2025年6月、表現の自由に関する国連特別報告者がフィリピンでの訪問調査にもとづいて報告書を発表しました。報告書は、マルコスJr.政権以降もジャーナリスト、人権擁護家、社会活動家に対する脅しや不当拘束が行われ、前ドゥテルテ政権期に激化したレッドタギング(共産党とその軍事部門の新人民軍の支持者であるとのラベリング)による超法規的殺害や逮捕も継続している実態に警鐘を鳴らしました。ドゥテルテ前大統領は、「人道に対する罪」の容疑で国際刑事裁判所(ICC)に移送されています。

そのような状況のなか、ネグロス島のマビナイ町で逮捕された6名の若者が、裁判で証拠不十分と判断され、7年半もの長きにわたる勾留から解放されるというニュースが9月に飛び込んできました。そこでこのセミナーでは、その一人であるマイルス・アルビシン氏をお招きし、体験を伝えていただきます。同じくバコロド市で、農民組織や労働組合メンバー55人が不当に逮捕された時に連行され、2023年に保釈されたカリーナ・デラ・セルナ氏にもご登壇いただき、こうした人権侵害がなぜ繰り返されるのか、日本にいる私たちはどのようにサポートしていったらいいのか、について考えます。過去4回で取り上げたフィリピンの人権侵害のケースの現状についても、ご報告いたします。

講師

マイルス・アルビシン 氏

2017年、フィリピン大学セブ校卒業。2018年3月、ネグロス島のマビナイ市ルヤング村で、他5人の若者とともに、銃器と爆発物不法所持の容疑で国軍によって逮捕。2025年9月、裁判で証拠不十分と判断され、釈放。

【参考記事】
国際人権監視NGO Stop the Attacks Campaign(SAC)「勾留中のマイルスシリマン大学ロースクールに合格!電子通信不許可が入学を阻む」国際人権監視NGO Stop the Attacks Campaign(SAC)(2021年9月12日)
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カリーナ・デラ・セルナ 氏

元農地改革擁護者全国ネットワーク青年部(NNARA-Youth)・事務局次長、劇団「草刈鎌」のメンバーとして砂糖農園労働者の支援にあたってきた。2019年10月31日、西ネグロス州バコロド市で劇団「草刈鎌」の稽古中に、国軍と国家警察からなる合同部隊によって不当逮捕された55人のうちの一人。2023年7月に保釈。

【参考記事】
勅使川原香世子「【コラム】家族みんなで政治犯になった:デラ・セルナ家」国際人権監視NGO Stop the Attacks Campaign(SAC)(2022年9月11日)
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一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター研究員
藤本 伸樹 氏

2001年より一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター研究員。1988年から1994年までフィリピンに滞在。

訪問看護ステーションコスモス寿、国際人権監視NGO Stop the Attacks Campaign(SAC)
勅使川原 香世子 氏

2004年よりフィリピン・ネグロス島の中山間地域において医療や健康に関する調査・研究。2017年からのネグロス島の人権状況を監視する市民団体Stop the Attacks Campaign-Japan(SAC)を開始した。看護師として勤務しながら、現地の人びととの交流をとおし人権状況を監視し、情報発信を続けている。

国際環境NGO FoE Japan委託研究員
波多江 秀枝 氏

日本の官民がフィリピン等で進める開発事業の各現場を回り、地元の住民・NGOと共に環境・社会・人権問題の解決に取り組む。

司会

獨協大学・上智大学非常勤講師
長瀬 理英 氏

開発コンサルタントとして政府開発援助に従事後、アジア人権基金よりフィリピン・ピナトゥボ山被災者への医療支援現地コーディネーターとして派遣。アジア太平洋資料センターおよびメコンウォッチ各NPO法人の理事を務めた。

詳細情報

名称

公開セミナー「フィリピン・ネグロス島からの現地報告:架空の容疑で長期勾留された若者の声を聴く」

内容

【プログラム】
・開催趣旨、プログラム紹介、注意事項等(5分)
・「表現の自由・国連特別報告者の報告書から見るマルコスJr.政権下の人権状況」:藤本伸樹氏(10分)

・ネグロス島からの報告(逐次訳込み45分)
「ネグロス島の人権状況:二人の活動家の逮捕をめぐって」:勅使川原香世子氏
「7年間の不当拘禁でえた7つの洞察」:マイルス・アルビシン氏
「家族全員、政治囚とされて」:カリーナ・デラ・セルナ氏
通訳、解説:波多江秀枝氏、石井正子(本学アジア地域研究所所長、異文化コミュニケーション学部教授)

・質疑応答(20分)
・お知らせ、閉会(10分)

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 必要
  • 参加費 無料

以下のWebサイトよりお申込みください。

主催

国際環境NGO FoE Japan、一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター、国際人権監視NGO Stop the Attacks Campaign(SAC)、異文化コミュニケーション学部

お問い合わせ

国際環境NGO FoE Japan(担当:波多江秀枝氏)

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