レクチャーコンサート「フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:ミサ曲 第14番 変ロ長調《ハルモニー・ミサ》」
INFORMATION
本学教会音楽研究所では、教会音楽の伝統を多角的に学ぶ機会として、ウィーン古典派の宗教音楽を取り上げたレクチャーコンサートを開催します。今回は、長年にわたりこの分野の研究と演奏活動に携わってきたスティーブン・モーガン氏をお迎えし、50年以上にわたる豊富な経験に基づく講演と演奏を行います。モーガン氏は大学院時代よりヨーゼフ・ハイドンとミヒャエル・ハイドンの宗教合唱作品を中心に、モーツァルトやシューベルトなどの研究を進めてきました。1981年にはオーストリア・アイゼンシュタットで開催された第7回クラシック音楽セミナーに参加し、ベルク教会やエステルハージ宮殿においてハイドンの作品を演奏する機会を得ています。今回の演奏プログラムでは、ヨーゼフ・ハイドン晩年の傑作《ハルモニー・ミサ》(1802年)を中心に、モーツァルトとミヒャエル・ハイドンによるザルツブルク時代の宗教音楽、そしてシューベルトの稀に演奏される《マニフィカト・ハ長調》も取り上げます。
講師
Tokyo Embassy Choir音楽監督
スティーブン・モーガン 氏
半世紀以上に及ぶ音楽活動の中で、米国、カナダ、そして日本で、大学、教会、および民間の合唱団を指導。Tokyo Embassy Choirの指揮は1999年(当時団名British Embassy Choir)から現在に至る。2010年からは千葉インターナショナルシンガーズの指揮も受け持ち、現在はさいたま市や川口市で民間合唱団体も率いる。2009年から2014年までの間、本学キリスト教学研究科で特任教授を務め、レクイエム奉唱会を指揮。2011年には自身の作品“In pace: A Requiem of Peace”が立教学院諸聖徒礼拝堂で初演された。他にも、東北学院大学や青山学院では宗教音楽の客員教授、聖オルバン教会では音楽監督を歴任。専門分野はウィーン古典派の宗教合唱音楽および19世紀から21世紀の英国合唱音楽。
合唱
Tokyo Embassy Choir
Tokyo Embassy Choirは多国籍メンバーによる日本を代表する合唱団のひとつであり、豊富なレパートリーを有し国際的にも支持される名声を誇りとしている。首都圏を中心にバッハからブロードウェイミュージカルまで幅広く演奏活動を行い、高い評価を得ている。
弦楽アンサンブル
アンサンブル・メゾン
アンサンブル・メゾンは1987年に弦楽アンサンブルとして設立。現在はフレキシブルなアンサンブル集団として室内楽からオーケストラまで、バロック音楽から20世紀音楽まで幅広くアプローチしている。楽団名は、設立当初出身者が多かった京都に因んで湯川秀樹博士の中間子(meson)から名付けた。中性子と陽子、双方に働く核力を司る中間子のように、音と音とを出会わせて一つの音楽にしていきたいと願っている。
詳細情報
名称
対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料
【定員】
200名