公開講演会「『大学生が伝えたい非正規公務員の真実』出版記念講演会」
INFORMATION
2025年3月、明石書店から本書が発刊された。執筆したのは、当時20歳そこそこの上林ゼミナールに所属していたコミュニティ政策学科の学生たち。この学生たちは、非正規公務員当事者にインタビューに行き、周辺情報を調べ、大学のリポートではなく社会に訴えられる記事を書くという指導のもとに、本書を執筆した。
本書は、現役の立教生が主体となって、一般書を発刊するという稀有な例と考えられる。本講演会では「学生という立場にあり、この問題について長い時間をかけて学習してきた私たちがその声を拾い上げ、世間に発信していくことが大切なのだ。だから調査し伝えるという調査報道が大事なのだ」(本書おわりにより)という境地に立てた執筆学生の思いを大切にしながら、本書発刊の意義について、様々な角度から検討し、非正規公務員問題の解決の方向性について考える。
講師
本書執筆学生
コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科4年次
守田 優也 さん
コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科4年次
櫻井 晴菜 さん
コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科4年次
佐藤 千花 さん
コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科4年次
秋田谷 和哉 さん
コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科4年次
山田 優月 さん
ジャーナリスト、元朝日新聞記者、和光大学名誉教授
竹信 三恵子 氏
ジャーナリスト・和光大学名誉教授。1976年、朝日新聞社に入社。同社編集委員兼論説委員、和光大学現代人間学部教授などを経て、2019年4月から同大名誉教授。2009年、貧困ジャーナリズム大賞。近著に『増補版 賃金破壊——労働運動を「犯罪」にする国』旬報社、2025年。
官製ワーキングプア研究会理事長
白石 孝 氏
NPO法人「官製ワーキングプア研究会」理事長。1974〜2011年、東京都荒川区役所に勤務。退職後の2011年に同研究会を発足。2018年3月、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長へのインタビューを含む編著『ソウルの市民民主主義 日本の政治を変えるために』を発刊。