公開シンポジウム「1976年度立教学芸員課程調査実習から始まった活動「石仏・語らいの家」:新潟県十日町市鉢集落における民俗資料保存と公開の試み」

INFORMATION

  • 2025年10月25日(土)13:30~17:30
  • 池袋キャンパス マキムホール(15号館)2階 M201教室

学芸員課程では現在、博物館で学芸員として活躍する先輩を含む修了生と、現役学生をつなぐネットワークの構築に取り組んでいます(学芸員課程修了生と現役学生をつなぐネットワーク構築事業)。

本シンポジウムでは学芸員課程の歴史をさかのぼり、1976年夏と1977年冬に新潟県十日町市鉢(はち)集落で行われた調査実習に注目します。当時の参加学生有志はその後、半世紀にわたって鉢集落と縁を結び、そこで「石仏(いしぼとけ)・語らいの家」という民俗資料展示公開プロジェクトを立ち上げました。
2023年に「語らいの家」解体とともに活動は終結しましたが、修了生が語った具体的経緯と交流の軌跡に関する報告(学芸員課程紀要『ムゼイオン』68号)は読者に深い感銘を与え、学芸員課程はその理念と実践を受け継いでいくことを心に刻みました。

本シンポジウムでは3人の講師による講演に続き、座談会や質疑応答を通して修了生と現役生、さらには修了生同士の対話を促し、立教大学学芸員課程の人的ネットワークを構築する1つの出発点とすることを目指しています。

「語らいの家」元管理人
門脇 洋子(かどわき ようこ) 氏

本学文学部フランス文学科卒業。同大博物館学研究室、豊島区遺跡調査会等を経て、2010年、地域おこし協力隊として新潟県十日町市に移住。

日本博物館協会専務理事
半田 昌之(はんだ まさゆき) 氏

本学法学部卒業。1978年から2015年にかけ「たばこと塩の博物館」で学芸員、学芸部長、主席学芸員を歴任。2011年より日本博物館協会専務理事。2016年よりICOM(国際博物館会議)日本委員会事務局長。

本学兼任講師、徳川林政史研究所特任研究員
滝口 正哉(たきぐち まさや) 氏

早稲田大学教育学部卒業。立正大学大学院文学研究科博士課程満期退学。博士(文学)。東京都公文書館専門員、千代田区教育委員会文化財調査指導員(学芸員)、立教大学文学部特任准教授を経て、現在、徳川林政史研究所特任研究員。

詳細情報

名称

公開シンポジウム「1976年度立教学芸員課程調査実習から始まった活動「石仏・語らいの家」:新潟県十日町市鉢集落における民俗資料保存と公開の試み」

内容

13:30~13:40 趣旨説明
13:40~14:20 講演(1)
門脇洋子氏「語らいの家ものがたり」
14:20~15:00 講演(2)
半田昌之氏「日本の博物館世界における「石仏・語らいの家」活動の意義」
15:00~15:15 休憩
15:15~15:45 講演(3)
滝口正哉氏「立教受け入れ民具資料と学芸員課程収蔵資料の意義」
15:45~16:00 報告
菅原みどり氏・増子佳穂氏・青木英輔氏(学芸員課程2023・2024年度修了生)「立教受け入れ民具資料調査の現況」
16:00~16:55 座談会
16:55~17:15 質疑応答
17:15~17:20 閉会の挨拶

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 必要
  • 参加費 無料

【申込締切】
2025年10月22日(水)12:00

以下のwebサイトよりお申し込みください。

主催

学校・社会教育講座 学芸員課程

お問い合わせ

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