公開セミナー「法学教育の国際化—非英語圏における英語による法学教育の挑戦」(Globalization of Legal Education: the Challenges of a Legal Education in English in Non-English Speaking Countries)

INFORMATION

  • 2025年10月15日(水)14:00~16:40
    10月16日(木)~18日(土)10:00~12:15
  • 池袋キャンパス 太刀川記念館3階 カンファレンス・ルーム

本セミナーは、非英語圏である日本とブラジルをとりあげ、両国において法学教育はどのように国際化してきたかについて検討しようとするものである。両国における主要大学では、英語による法律科目の新設など、どのような取組みがなされてきたか、英語による法学教育の現状や課題について確認する。加えて英語による法学教育を実践する中で生じる課題についても検討する。英語で法学を教える方法等、日本とブラジルの第一線の研究者がお互いの知見や経験を共有し、議論し合うことによって、今後、法学教育の国際化をより一層深めていく上で避けては通れない理論的な課題や技術的な課題について重要な示唆を得ることを目指す。

講師

第1回

本学法学部教授
早川 吉尚
サンパウロ大学教授
二宮 正人(にのみや まさと) 氏

日伯比較法の第一人者であり日伯関係の発展に多大な貢献をし、2019年の秋の叙勲では瑞宝中綬章受賞。古稀記念論文集として『日本とブラジルからみた比較法—二宮正人先生古稀記念』。

第2回

本学法学部准教授
秋元 奈穂子
東京大学教授
溜箭 将之(たまるや まさゆき) 氏

英米法・信託法等を専門とする。主著に『英米民事訴訟法』。

サンパウロ大学教授
アントニオ・ロドリゲス・デ・フレイタス・ジュニオール 氏

労働法・人権法・ADRを専門とする。日伯米各国で比較法シンポジウムを主催し、2019年にサンパウロ大学で英語により開催されたシンポジウムの成果を「International Dialogues on Litigation and Society」として監修。

マッケンジー大学教授
ジョルジェ・カバルカンティ・ボウシーニャス・フィーリョ 氏

労働法・労働訴訟を専門とする。フイレタス准教授とともに日伯英比較法研究シンポジウムの成果として「International Dialogues on Litigation and Society」を監修。

バルガス財団大学教授
ジョゼ・ガルセズ・ジラルディ 氏

英語・法解釈学を専門とする。法学部を卒業後、英文学の修士号・博士号を取得。「Innovative Pedagogical Approaches in Judicial Education: The Case of a Pioneer Training Program for Magistrates in Brazil」や「The unstoppable force, the immovable object: challenges for structuring a cosmopolitan legal education in Brazil」等の法学教育の国際化に関わる業績が多数ある。

第3回

本学法学部特任准教授
ディルトン・リベイロ
学習院大学准教授
ダニエル・マシャド 氏

民法・家族法を専門とする。主著に『ブラジルの同性婚法—判例による法生成と家族概念の転換』。

名古屋大学講師
ロベルト・カラペト 氏

知的財産法・個人情報保護法を専門とする。名古屋大学で英語による専門科目を担当。業績として「Trademark Parody under Japanese Trademark Law: Finding the Fine Line in Japanese Humor」。

サンパウロ大学教授
ラファエル・ディニズ・プッキ 氏

法哲学・基礎法学を専門とする。サンパウロ大学法学部で英語による専門科目を担当。英語による業績として「Transnational crime in South America」。

第4回

ブラジル連邦共和国第3地区裁判所裁判官、サンベルナルド大学法学部非常勤講師
ブルーノ・タカハシ 氏

民事訴訟法を専門とする。主著に『非対称性の是正と和解の実現』(ポルトガル語)がある。元大阪大学研究生。

Demarest法律事務所(ブラジルサンパウロ州サンパウロ市)・ブラジル連邦共和国弁護士
ユリ・クロダ・ナベシマ 氏

労働法、金融、ファイナンス等を専門とする。日系企業等をクライアントに実務に従事。元東京大学研究生。

詳細情報

名称

公開セミナー「法学教育の国際化—非英語圏における英語による法学教育の挑戦」(Globalization of Legal Education: the Challenges of a Legal Education in English in Non-English Speaking Countries)

内容

第1回(10月15日)法学教育の国際化
第2回(10月16日)日本とブラジルの大学における英語による法学教育の現状と課題
第3回(10月17日)英語による法学教育の理論と実践
第4回(10月18日)英語によるブラジル法研究の個別報告
・Teaching ADR from a Comparative Perspective between Brazil and Japan
・Navigating Crypto Regulations: A Comparative Study of Brazil and Japan

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 必要
  • 参加費 無料

以下のWebサイトよりお申込みください。

主催

法学部

共催

末延国際ビジネス法講座、伯日比較法学会

備考

お問い合わせ

公開セミナー事務局

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