公開講演会「メタバースが変える未来のマネー」

INFORMATION

  • 2025年7月15日(火)18:00~20:00
  • 池袋キャンパス 8号館1階 8101教室

生成AIの発展によりビジネス上においてもビッグデータを活用する経済活動が加速している。メタバース空間上では、生成AIが必要とするあらゆるビッグデータを瞬時に記録可能である。こうした背景から、生成AIに次ぐ次世代の技術トレンドとしてメタバースがあらためて注目されることが予測される。未来のメタバース空間上では、あらゆる情報に生成AIの活用が可能となり、多言語のリアルタイムコミュニケーションや記録・要約も瞬時に可能になるだろう。

そこで重要になるものが「マネー」である。現在、経済取引は「マネー」が媒介としてなされているが、すべての経済取引がプラットフォーム上で完結するようになれば「マネー」の概念は根本から変容する可能性がある。

本学大学院人工知能科学研究科では、フィンテック・金融会計DXに関する研究を進める一方で、メタバースに関する実装の研究を行ってきた。講演会では、各々の研究成果を融合させるとともに、当該分野に関してリーダーシップを発揮する当局、中央銀行の担当者及び法律専門家が一堂に会し、パネルディスカッション形式により、メタバースがどのように「マネー」の価値を変容させるかについて語ることで、本議論を昇華させることを企図するものである。

講師

金融庁総合政策局フィンテック参事官室イノベーション推進室長兼チーフ・フィンテック・オフィサー
牛田 遼介 氏

2010年に金融庁へ入庁。現在、AIやブロックチェーン等に関するイノベーション推進施策を担当するとともに、FATF暗号資産コンタクトグループ共同議長として暗号資産のAML/CFT関連の国際的なルールメーキングに従事。2019年から2021年にかけて、ジョージタウン大において分散型金融システムのガバナンスに関する研究に従事。東京大学工学部卒業、ロンドンビジネススクール金融学修士。

日本銀行決済機構局FinTech副センター長、デジタル通貨検証グループ長、東京大学大学院経済学研究科CARF招聘研究員
鳩貝 淳一郎 氏

2002年、東京大学経済学部卒業、日本銀行に入行。2020年~2024年、フィンテックグループ長。2024年より現職。

弁護士、一橋大学大学院法学研究科特任教授、森・濱田松本法律事務所パートナー
増田 雅史 氏

スタンフォード大学ロースクール修了。メタバース推進協議会特別顧問。IT・デジタル分野を一貫して手掛け、知財やFintechに精通。生成AI・Web3・メタバース分野に注力し、「政・官・産・学」あらゆる面で法実務・法政策に関与。Asia Business Law Journal誌が「Japan' s Top 100 Lawyers」に選出。『新NFTの教科書』『生成AI法律入門』『新アプリ法務ハンドブック』はじめ、著作・講演多数。

本学大学院人工知能科学研究科教授
内山 泰伸
本学大学院人工知能科学研究科特任教授
三宅 陽一郎

司会進行

本学大学院人工知能科学研究科客員教授
前田 順一郎

詳細情報

名称

公開講演会「メタバースが変える未来のマネー」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

人工知能科学研究科応用人工知能イノベーションセンター

共催

経済学部

備考

お問い合わせ

人工知能科学研究科教育研究コーディネーター(担当:樋口)

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