社会福祉セミナー「美濃部達吉『憲法講話』を輪読する」（全５回）
INFORMATION
本セミナーは、専門家の助言を得て、美濃部達吉『憲法講話』を輪読することを目的とする。同書は、憲法・行政法学者・美濃部達吉（1873-1948）が、「健全なる立憲思想」の普及を目指して、国家法人説の見地から明治憲法を一般読者へ向けて体系的に講義した書（初版1912年、改訂版1918年）である。社会福祉に関する法や政策をめぐる議論には憲法的な基礎が必要不可欠であるところ、同書は旧帝国憲法時代の著作ながら、平易な文章で語られているのみならず、現代の憲法理解に通じる重要な指摘が多くみられる。また、社会福祉制度の歴史を考える際に、旧帝国憲法時代の法制度について理解を深めることも有益である。
講師
本学法学部教授、社会福祉研究所副所長
神橋 一彦（かんばし かずひこ）
1964年生まれ。1994年、東北大学大学院法学研究科博士課程修了・博士（法学）。金沢大学法学部助教授を経て、2004年より現職。専攻・行政法。
本学法学部兼任講師、社会福祉研究所特任研究員
一ノ瀬 佳也（いちのせ よしや）
博士（法学）。千葉大学大学院人文社会科学研究科においてCOEフェローや特任教員を務めた後、本学法学部助教・特任准教授を経て、現在は兼任講師を務める。専門は、政治思想史、経済思想史、公共哲学、政治哲学と多岐に及ぶ。
詳細情報
名称
社会福祉セミナー「美濃部達吉『憲法講話』を輪読する」（全５回）
内容
・第１回（６月27日）
第一講 国家および政体（19～61頁）
第二講（上） 帝国の政体（62～77頁）
第八講（下） 法（409～432頁）
・第２回（７月25日）
第二講（下） 天皇（その一）（78～111頁）
第三講（上） 天皇（その二）（112～131頁）
第三講（下） 国務大臣および枢密顧問（132～158頁）
第四講 帝国議会（その一）（159～210頁）
・第３回（９月26日）
第五講 帝国議会（その二）（211～282頁）
第六講 行政組織（283～322頁）
・第４回（10月24日）
第七講 行政作用（323～371頁）
第八講（上） 司法（372～408頁）
・第５回（11月28日）
第九講（上） 制定法の各種（433～472頁）
第九講（下） 国民の権利義務（473～493頁）
第十講 帝国植民地（494～530頁）
第一講 国家および政体（19～61頁）
第二講（上） 帝国の政体（62～77頁）
第八講（下） 法（409～432頁）
・第２回（７月25日）
第二講（下） 天皇（その一）（78～111頁）
第三講（上） 天皇（その二）（112～131頁）
第三講（下） 国務大臣および枢密顧問（132～158頁）
第四講 帝国議会（その一）（159～210頁）
・第３回（９月26日）
第五講 帝国議会（その二）（211～282頁）
第六講 行政組織（283～322頁）
・第４回（10月24日）
第七講 行政作用（323～371頁）
第八講（上） 司法（372～408頁）
・第５回（11月28日）
第九講（上） 制定法の各種（433～472頁）
第九講（下） 国民の権利義務（473～493頁）
第十講 帝国植民地（494～530頁）
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
申し込み
- 事前申し込み 必要
- 参加費 有料
【受講料】
一般、教職員：3,000円
学生：1,000円
【申込締切】
６月11日（水）正午
定員最大30名。指定の申込フォームにより事前申込。全５回の参加を前提とし、申し込み後のキャンセルは認めない。
主催
社会福祉研究所
備考
お問い合わせ
社会福祉研究所事務局（担当：齋藤）
TEL:03-3985-2607