公開セミナー「フィリピンでつづく組織的な人権侵害~現地からの叫びに国際社会と日本はどう対応できるのか」

INFORMATION

  • 2023年12月7日(水)19:00~21:00
  • オンライン開催

2023年11月、気候変動と人権に関する国連特別報告者がフィリピンを訪問調査し、環境保護活動家などへの人権侵害に警鐘を鳴らしました。一方、日本政府は、政府開発援助(ODA)に加え、新しく予算を設けた政府安全保障能力強化支援(OSA)の下、人権侵害への関与が指摘されるフィリピン軍等への支援を拡大しようとしています。このセミナーではフィリピン政府の組織的な人権侵害の真っ只中にいるミンダナオのバナナ生産者労働組合のリーダーをスピーカーにお招きし、現場の生の声を伝えていただきます。また、フィリピンの人権に係る国際社会の動きや、日本政府のフィリピン軍への資金供与の動きも紹介しつつ、日本にいる私たちに何ができるのかを考えます。

講師

ヒューライツ大阪、一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター
藤本 伸樹 氏

2001年より一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター研究員。1988年から1994年までフィリピンに滞在。

スヤパ農園労働組合(ナマスファ)代表
ポールジョン・ディソン 氏

フィリピン・ミンダナオ島の多国籍企業のバナナ園における梱包工場の労働組合「スヤパ農園労働組合」の委員長を務める。

国際環境NGO FoE Japan委託研究員
波多江 秀枝 氏

日本の官民がフィリピン等で進める開発事業の各現場を回り、地元の住民・NGOと共に環境・社会・人権問題の解決に取り組む。

詳細情報

名称

公開セミナー「フィリピンでつづく組織的な人権侵害~現地からの叫びに国際社会と日本はどう対応できるのか」

内容

<プログラム>
1.開催趣旨、プログラム紹介、注意事項等(5分)
2.国連の警鐘を聞き流しフィリピンにODAを続ける日本(15分):藤本伸樹氏
3.ミンダナオからの現地報告:組織的な人権侵害の実態(逐次訳込み35分):ポールジョン・ディソン氏、石井正子(通訳、解説)
4.他地域の状況と人権侵害への日本の加担の可能性(15分):波多江秀枝氏
5.質疑応答(40分)
6.お知らせ、閉会(5分)

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 必要
  • 参加費 無料

以下のWebサイトよりお申込みください。

主催

国際環境NGO FoE Japan、一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター、アジア太平洋資料センター(PARC)、異文化コミュニケーション学部

お問い合わせ

アジア地域研究所所長、異文化コミュニケーション学部教授
石井 正子

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