公開合評会「アーレントの哲学:複数的な人間的生」

INFORMATION

  • 2023年11月26日(日)13:00~17:00
  • ハイブリッド型開催(対面・オンライン)
    池袋キャンパス 5号館1階 第1・2会議室

2018年から『ハンナ・アーレント批判版全集 Hannah Arendt. Kritische Gesamtausgabe』の刊行が開始された。ドイツ語版と英語版を併載し、彼女自身による夥しい推敲の過程をも再現した本全集は、今後のアーレント研究にとって第一級の資料となっていくはずである。そこで、科研費基盤研究(c)「『批判版全集』の精査にもとづいたアーレントの思想形成過程の解明」(研究代表者:椙山女学園大学・三浦隆宏)では、その組織的な検討を目的とした研究体制を整備しつつ、既刊の全集を読み解くことで、アーレントの思想がどのように練り上げられていったのかをテーマとした共同研究を現在進めている。

研究分担者の一人である橋爪大輝氏が昨年に刊行した『アーレントの哲学複数的な人間的生』は、彼女の主著である『活動的生』(『人間の条件』のドイツ語版タイトル)と『精神の生』をドイツ語と英語の双方から精緻に読み解いたものであり、その思考の射程を見定めるうえでも、広く公開のかたちで検討する意義がある。

はじめに橋爪氏から自著の紹介を行っていただいたうえで、哲学・政治哲学・倫理学の分野で研究に従事するコメンテーターの三氏から『アーレントの哲学』を評していただく。押山詩緒里氏は、アーレント思想の現象学的解釈をこれまで進めてきた若手研究者であり、玉手慎太郎氏はセンを軸に公共哲学・政治哲学・公衆衛生倫理の領域で目覚ましく活躍され、また古田徹也氏はウィトゲンシュタイン研究に留まらず、「言語」「心」「行為」をめぐって幅広く著作活動を行っている。これら三氏が各々の観点から『アーレントの哲学』にアプローチすることで、「アーレントの哲学」の更なる可能性を展望することにしたい。司会は、科研費(c)の研究代表者である三浦隆宏氏が務める。

司会

椙山女学園大学准教授
三浦 隆宏 氏

著書に『活動の奇跡:アーレント政治理論と哲学カフェ』(法政大学出版局、2020年)、『アーレント読本』(共編著、法政大学出版局、2020年)、『〈悪の凡庸さ〉を問い直す』(共著、大月書店、2023年)ほか

登壇者

山梨県立大学講師
橋爪 大輝 氏

著書に『アーレントの哲学複数的な人間的生』(みすず書房、2022年)、『アーレント読本』(共著、法政大学出版局、2020年)、訳書にヤング=ブルーエル『ハンナ・アーレント』(共訳、みすず書房、2021年)ほか

法政大学特別招聘講師
押山 詩緒里 氏

著書に『アーレント読本』(共著、法政大学出版局、2020年)、論文に「アーレントの「政治的生」の現象学的解釈:ビオスのリアリティの救済にむけて」(『法政哲学』第17号、2021年)ほか

学習院大学教授
玉手 慎太郎 氏

著書に『公衆衛生の倫理学:国家は健康にどこまで介入すべきか』(筑摩選書、2022年)、『政治において正しいとはどういうことか』(共編著、勁草書房、2019年)、『平等の哲学入門』(共著、社会評論社、2021年)ほか

東京大学准教授
古田 徹也 氏

著書に『言葉の魂の哲学』(講談社選書メチエ、2018年)、『謝罪論謝るとは何をすることなのか』(柏書房、2023年)、『このゲームにはゴールがないひとの心の哲学』(筑摩書房、2022年)、『いつもの言葉を哲学する』(朝日新書、2021年)ほか

詳細情報

名称

公開合評会「アーレントの哲学:複数的な人間的生」

内容

13:00 趣旨説明(司会:三浦隆宏氏)
13:10 自著紹介:橋爪大輝氏
13:30 コメント1:押山詩緒里氏
14:00 コメント2:玉手慎太郎氏
14:30 休憩
14:40 コメント3:古田徹也氏
15:10 橋爪氏とコメンテーターとのディスカッション
15:50 休憩
16:00 フロアとのディスカッション
(終了予定時刻17:00)

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 必要
  • 参加費 無料

【申込締切】
11月20日(月)

対面参加・オンライン参加いずれの場合も、以下のフォームよりお申し込みください。

主催

科研費基盤研究(C)「『批判版全集』の精査にもとづいたアーレントの思想形成過程の解明」(21K00100)(研究代表者椙山女学園大学・三浦隆宏)

共催

文学部文学科文芸・思想専修

お問い合わせ

文学部文学科文芸・思想専修教授
渡名喜 庸哲

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