公開シンポジウム「演劇と抵抗:48/イスラエルでパレスチナ人のナラティヴを表現する取り組み」

INFORMATION

  • 2023年2月18日(土)14:00~16:30(13:30開場)
  • 池袋キャンパス 5号館1階 5125教室

イスラエル国内で、パレスチナ人のナラティヴをどうしたら語ることができるのか。テルアヴィヴを拠点に活動する劇作家で俳優のエイナット・ヴァイツマン氏をゲストに迎え、演劇を通してパレスチナ人の声をイスラエル社会に響かせる活動を事例に考える。エイナット氏は、「パレスチナ・イヤーゼロ(Palestine, Year Zero)」(2016年)や「占領の囚人たち(Prisoners of the Occupation)」(2019年)、「革命の作り方(How to Make a Revolution)」(2021~22年)など、イスラエル軍によるパレスチナ自治区への軍事侵攻や、パレスチナ人政治囚、イスラエルとパレスチナ自治政府の治安協力をテーマとした演劇を精力的に発表してきた。また、イスラエル南部ネゲヴのベドウィンの村で、アートを通した人権活動にも関与している。パレスチナ/イスラエルを舞台に、芸術を通して紛争を語り、社会を変えようとする活動について、講演と対談により報告する。

講師

劇作家、俳優、人権活動家
エイナット・ヴァイツマン(Einat Weizman) 氏

1973年生まれ。イスラエルのテルアヴィヴを拠点に、イスラエル社会で顧みられることが稀な社会問題を演劇活動のなかで扱う。演者としてイスラエル国内の映画やテレビで活動するにとどまらず、パレスチナ人の人権状況を扱った演劇を多数演出。2017年には演出作『パレスチナ・イヤーゼロ』が東京でも上演された。テルアヴィヴ大学で修士号取得、大学等で演劇のコースも担当し、2022年11月イスラエル総選挙ではアラブ系政党バラドからリスト第6位で出馬。「占領の囚人たち」は、2023年2月17日から26日まで、東京下北沢の「劇」小劇場で上演される。

通訳者

日英アラビア語通訳者・翻訳者
渡辺 真帆 氏

東京外国語大学アラビア語専攻卒。パレスチナ・ヨルダン川西岸地区ビールゼイト大学留学。2016年よりフリーランスで通訳を行う。芸術・文化交流・学術イベント等の通訳実績多数。エイナット・ヴァイツマン作の演劇作品『パレスチナ、イヤーゼロ』『占領の囚人達』翻訳。

詳細情報

名称

公開シンポジウム「演劇と抵抗:48/イスラエルでパレスチナ人のナラティヴを表現する取り組み」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 必要
  • 参加費 無料

【定員】
60名

以下のwebサイトよりお申し込みください。

主催

科学研究費学術変革領域研究(A)「紛争影響地域における信頼・平和構築」

共催

異文化コミュニケーション学部

備考

お問い合わせ

アジア地域研究所所長、異文化コミュニケーション学部教授
石井 正子

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