国際シンポジウム「2022 東アジア大衆演劇国際学術シンポジウム—グローカル化を巡って」(2022 東亞洲戲劇國際學術研討會—全球在地化的新思維)

INFORMATION

  • 2023年1月7日(土)10:00~18:00/8日(日)10:30~18:00
  • ハイブリッド型開催(対面・オンライン)
    台湾・國立臺北藝術大學(臺北市北投區學園路1號)

科研及び立教大学SFR共同研究プロジェクトの研究活動として、毎年国際シンポジウム・国際論壇を開催してきた。今年度は科研基盤C(課題番号 22K001362,代表 細井尚子)「近現代日本・台湾の舞台性大衆娯楽の総合的研究と東アジア文化圏研究の国際的拠点拡充」の研究活動として、23年1月に国際シンポジウムを開催する。
主催は下記のように本学アジア地域研究所及び当該科研だが、代表者の細井が研究休暇で台湾に在住していること、また、現時点で新型コロナウイルス感染防止対策として台湾入境時に隔離・自主管理期間が設けられているため、共催の台湾・国立台北芸術大学にリアル参加の会場を設け、非台湾居住者はオンラインで参加することとなった。2020年度の国際研究集会以降設けている若手育成の機会を今回も設定し、本学及び台北芸術大学の大学院博士課程在籍者なども発表者として参加する。

発表者

基調講演

台湾・國立台灣大學音樂學研究所所長、教授
山内 文登(やまうち ふみたか) 氏

専門は東アジア音楽史、日韓音楽文化、植民主義、レコード工業史、流行音楽、声音研究。

大阪大学教授、本学兼任講師
輪島 裕介(わじま ゆうすけ) 氏

専門はポピュラー音楽学・民族音楽学。

本学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター助教
後藤 隆基(ごとう りゅうき)

専門は近現代日本演劇・文学・文化。

台湾・國立臺北藝術大學戲劇學院教授、本学2016年度招聘研究員
徐 亜湘(シュ ヤシアン) 氏

『戲劇學刊』主編、中華戲劇學會常務理事、臺灣民族音樂學會理事、華岡藝校、周凱劇場基金會取締役、文化部分級獎助補助戲曲組審查委員、中央文化資產審議委員。専門は台湾大衆演劇研究。

韓国・韓国外国語大学世界文化芸術経営研究所招聘研究員、韓国映画振興委員会海外通信員日本担当
髙 秉旭(コウ ビョンウク) 氏

専門は日韓近代劇研究。

本学大学院文学研究科超域文化学専攻博士課程
王 楽水(オウ ラクスイ) さん

演劇学・研究分野:日本近代の娯楽市場、興行研究

本学異文化コミュニケーション学部教授、アジア地域研究所所員
細井 尚子(ほそい なおこ)
台湾・國立臺北藝術大學戲劇學院副教授、本学アジア地域研究所特任研究員
林 于竝(リン ユビン) 氏

専門は日本演劇(近現代演劇)研究。

淑徳大学教授、本学兼任講師
中野 正昭(なかの まさあき) 氏

専門は日本近現代演劇、演劇世相史、大衆文化論。

台湾・國立臺北藝術大學傳統音樂學院教授、本学アジア地域研究所特任研究員
簡 秀珍(ジエン シウジエン) 氏

専門は台湾の北管、南管、歌仔戯研究。日本統治時代に川上音二郎によって台湾に伝えられた児童劇の台湾における受容・展開に関する研究、松旭斎天勝研究。また、児童劇、布袋戯の脚本家でもある。

台湾・臺南應用科技大學専案助理教授
李 思漢(リ スハン) 氏

専門は伝統演劇、中日比較演劇、日本伝統芸能。

台湾・國立臺北藝術大學戲劇學院博士課程
洪 唯薇(ホン ウェイウェイ) 氏

戯劇学・伝統演劇研究

台湾・國立臺北藝術大學戲劇學院副教授
張 啟豐(ジャン チフォン) 氏

専門は中国戯曲(伝統演劇)史、戯曲理論、台湾演劇研究。

韓国・延世大学公演藝術研究中心研究員、漢陽大學中文系講師
洪 栄林(ホン ヨンリム) 氏

専門は中国演劇、韓国演劇研究。

京都芸術大学准教授、本学兼任講師
宮 信明(みや のぶあき) 氏

専門は芸能史研究、伝統芸能研究。

台湾・國立臺北藝術大學戲劇學院博士課程、財團法人廖瓊枝歌仔戲文教基金會專案助理
程 筱媛(チョン シアオユエン) 氏

戯劇学・大衆演劇研究

台湾・東海大學日本語言文化學系兼任助理教授
白 春燕(バイ チュンイエン) 氏

専門は台湾文学、日本語教育。

中国・瀋陽音楽学院特別招聘教授
海 震(ハイ ジェン) 氏

専門は音楽学。中国の民謡、大衆演劇の歌唱、曲調なども研究対象とする。

詳細情報

名称

国際シンポジウム「2022 東アジア大衆演劇国際学術シンポジウム—グローカル化を巡って」(2022 東亞洲戲劇國際學術研討會—全球在地化的新思維)

内容

2023年1月7日(土)10:00~18:00/8日(日)10:30~18:00

【1月7日(土)】
基調講演「植民地期朝鮮・台湾のレコード産業—帝国的連環の視座から」
山内文登氏

輪島裕介 氏「笠置シヅ子と大阪」
後藤隆基「昭和初期の関西新派と梅野井秀男という女形」
徐亜湘 氏「改良文明劇の先駆者—上海大中華話劇場、皇后劇場及びその演劇公演の探求)」
高秉旭 氏「日本の新派劇から影響を受けた韓国の新派劇の始まりと形成過程—原作『金色夜叉』の『長恨夢』を中心に—」
王楽水 さん「東宝輸入ミュージカルの黎明期—1960年代の興行実態をめぐって—」
細井尚子「観劇行為から見るグローカル化現象に関する一考察」
林于竝 氏「1920年代日本演劇のグローカル化—小山内薫の翻訳劇を中心に」

【1月8日(日)】
中野正昭 氏「剣劇を再考する—誕生とジャンルの特性—」
簡秀珍 氏「天勝一座にみられる多元的共存—欧米巡演の影響と国境を越えた日本の芸術的人材の受容」
李思漢 氏「近代日本における京劇受容に関する一考察:帝劇女優劇を中心に」
洪唯薇 氏「舞台上の悲情城市-1940年代初頭の上海滬劇の演目美学の分析)」
張啟豐 氏「伝統的演劇から現代演劇へ:舞台の視覚/デザインの転換と両立)」
洪栄林 氏「劇団魔法陣の中国伝統演劇改編上演研究)」
宮信明 氏「大正期における東西落語界の交流」
程筱媛 氏「演じられた真実:1920年代上海時事劇『槍斃閻瑞生』」
白春燕 氏「「民」の出現:日本統治時代の台湾知識分子の歌仔戯に対する態度の変容」
海震 氏「古雅な「国劇」の構築:梅蘭芳時代劇の特徴と意義」

申し込み

  • 事前申し込み 必要
  • 参加費 無料

【申込締切】
1月5日(木)

以下のwebサイトよりお申し込みください。

主催

アジア地域研究所、科研基盤C(一般)「近現代日本・台湾の舞台性大衆娯楽の総合的研究と東アジア文化圏研究の国際的拠点拡充」(課題番号:22K00136、代表 細井尚子)

共催

台湾・國立臺北藝術大學、東亞大衆戲劇研究會(東アジア大衆演劇研究会)

備考

お問い合わせ

アジア地域研究所

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