第42回研究集会「あの遺跡、再びの共有と展開」

INFORMATION

  • 2022年9月17日(土)12:30~17:00、18日(日)9:30~16:00(予定)

  • ハイブリッド型開催(対面・オンライン)
    池袋キャンパス マキムホール(15号館)2階 M201教室

遺跡の発掘は、いつの時代も私たちに新たな資料と知見を提供し、そこからまた新しい議論が始まる機会を生み出してきました。日本の貿易陶磁研究においても、遺跡の発掘成果が大きな役割を果たしてきたといえます。特に1970年代ごろから始まった列島規模の大開発時代の調査を契機に、全国各地で広汎に多数の遺跡が発掘されるようになりました。その結果、古代から近代までの長い時代にわたる地理的、歴史的な位置づけが異なる遺跡が発掘対象となり、陶磁器を出土する時代の遺跡の発掘件数も急激に増加していきました。
こうした調査、研究の過程で、多くの陶磁器分析の視点や方法、論点などが提示され、本研究会でのテーマとしたものもありました。今、その契機となった重要な遺跡の成果を再確認、検証し、その後、どのように展開したか。「あの遺跡」と「あの問題」を再び共有するとともに、今後の課題と展望を一緒に議論できれば有意義なことと考えます。

発表者

国立歴史民俗博物館名誉教授
小野 正敏(おの まさとし) 氏

研究分野:専門は中世の考古学的研究。

元 平泉町役場教育委員会
八重樫 忠郎(やえがし ただお) 氏

研究分野:1985年から平泉遺跡群の調査を行っている。専門は中世考古学。

福岡市埋蔵文化財課主事
田上 勇一郎(たがみ ゆういちろう) 氏

研究分野:1995年より福岡市内遺跡の発掘調査、出土品の保存処理、博多遺跡群出土品重要文化財指定に向けての事前調査などを行う。

株式会社博通
松吉 里永子(まつよし りえこ) 氏

研究分野:2012年から鎌倉市内遺跡の調査を行なっている。専門は、中世考古学、土器(かわらけ)研究。

公益財団法人元興寺文化財研究所
瀬戸 哲也(せと てつや) 氏

研究分野:2002~2021年まで沖縄県教育委員会、同県立埋蔵文化財センターで文化財保護、発掘調査に従事。2021年より現職にて主に西日本で遺跡・文化財各種調査に従事。

南部町教育委員会
布施 和洋(ふせ かずひろ) 氏

研究分野:2009年4月から史跡聖寿寺館跡の発掘調査を担当。専門は中世城館研究。

堺市文化財課
續 伸一郎(つづき しんいちろう) 氏

研究分野:1983 年から堺市内の発掘調査に従事。専門は中世考古学、主に土器・陶磁器研究。

東京大学埋蔵文化財調査室准教授
堀内 秀樹(ほりうち ひでき) 氏

研究分野:近世考古学、都市考古学、近世の陶磁器流通・消費に関するテーマで研究を行う。

コメント

さきたま史跡の博物館学芸員
水口 由紀子(みずぐち ゆきこ) 氏

研究分野:専門は考古学から見た古代から中世移行期の研究。

九州大学大学院人文科学研究院准教授
荒木 和憲(あらき かずのり) 氏

研究分野:日本中世史、東アジア交流史。

国立歴史民俗博物館准教授
田中 大喜(たなか だいき) 氏

研究分野:地域総合調査にもとづく中世の武家領主支配の特質について研究を進めている。専門は日本中世史、中世武士団の研究。

伊豆の国市教育委員会
池谷 初恵(いけや はつえ) 氏

研究分野:1998年から伊豆の国市および伊豆・駿東地域の中世遺跡の調査を行っている。専門は中世考古学、陶磁器研究。

東北中世考古学会
工藤 清泰(くどう きよひと) 氏

研究分野:北日本を中心とした中世考古学研究

県立広島大学地域創生学部教授
鈴木 康之(すずき やすゆき) 氏

研究分野:中世考古学・物質文化論を専攻。中世港湾遺跡をめぐる流通・消費に関する調査・研究を行っている。

東京大学史料編纂所准教授
岡本 真(おかもと まこと) 氏

研究分野:2012年より現所属の編纂・出版事業に従事している。専門は日本中世後期~近世初期の対外関係史研究。

伊丹市都市活力部まち資源室文化振興課
赤松 和佳(あかまつ わか) 氏

研究分野:1995年から大手前女子大学、2018年からは伊丹市教育委員会で有岡城跡・伊丹郷町遺跡の調査を行っている。専門は近世考古学、陶磁器研究。

詳細情報

名称

第42回研究集会「あの遺跡、再びの共有と展開」

内容

・小野 正敏氏「基調報告 あの遺跡、再びの共有と展開(仮)」
・八重樫 忠郎氏「平泉遺跡群出土の貿易陶磁研究について」(2000年以降の平泉出土の貿易陶磁研究について)
コメント:水口 由紀子氏
・田上 勇一郎氏「鴻臚館・博多~古代・中世の国際貿易拠点~」(古代・中世における貿易陶磁の入り口「鴻臚館」と「博多」の発掘調査の現状)
コメント:荒木 和憲氏
・松吉 里永子氏「今小路西遺跡(御成小学校校内)の再検討」(鎌倉市内遺跡の編年基準資料として使われている今小路西遺跡(御成小学校校内)とそれ以降の市内遺跡の調査成果を比較し、再検討する。)
コメント:田中 大喜氏
・瀬戸 哲也氏「今帰仁グスクの発掘調査と琉球列島出土貿易陶磁研究」(沖縄県今帰仁グスクの調査成果より、琉球列島出土貿易陶磁研究の現況と課題を報告する。)
コメント:池谷 初恵氏

・布施 和洋氏「北の世界の貿易陶磁器-南部氏関連城館を中心に-」(三戸南部氏の中心居館聖寿寺館跡と周辺城館との出土陶磁器等の遺物や遺構の比較から、各城館の有意差を導き出し流通経路を推測する。)
コメント:工藤 清泰氏
・小野 正敏氏「戦国城下町一乗谷の陶磁器消費」
コメント:鈴木 康之氏
・續 伸一郎氏「堺環濠都市遺跡出土の貿易陶磁(2)—「南蛮貿易」期を中心として—」(堺環濠都市遺跡で発掘調査が開始されてから47年が経過した。中世後期を代表する都市として、貿易陶磁研究の初期段階から歩んできた。その軌跡を振り返ると共に最近の研究状況を紹介する。)
コメント:岡本 真氏
・堀内 秀樹氏「江戸遺跡出土貿易陶磁研究について」(江戸遺跡出土貿易陶磁研究とそのプロセス)
コメント:赤松 和佳氏

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 必要
  • 参加費 無料

以下のwebサイトよりお申し込みください。(申込締切9月3日)

主催

日本貿易陶磁研究会

共催

アジア地域研究所

お問い合わせ

日本貿易陶磁研究会

アジア地域研究所

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